オーダーメイド旅行ならウェブトラベルにおまかせください!
ホーム
海外旅行
国内旅行
ご利用ガイド・よくある質問
トラベルコンシェルジュ
お客様からのお便り
こだわる人の旅
会社概要
ホーム
コンシェルジュブログ
ベートーベンのまぶたの奥には、、、
コンシェルジュ :
中島 美弥子
【2005年7月17日[Sun]】
ベートーベンのまぶたの奥には、、、
ドイツ ロマンチック街道。
最初にこの街道名を聞いたのはいつのことだろう。
まだドイツや欧州、いや海外がずっと遠い時代だった。
旅心がくすぐられ、外国への憧れも増し、頭の中では、
童話やおとぎ話しにでてくる場面がぐるぐると展開した。
ドイツに行けは、そこを通れば、 おとぎ話しの世界が
見られると信じていた。
始めて訪れたのは、お客様を連れての添乗だった。
でも、正直がっかりした。
ずっとずっと夢を見るようなロマンチックな世界が
街道沿いに延々と続くものと、勝手に思い込んでいた。
確かに、ローテンブルグなどの街道沿いにある町は、
愛らしい町並みが残り、中世の世界にタイムスリップ、
夢見心地になれる。
でも、バスで走り抜ける街道そのものは、ただの道。
交通量も多い、ただの道。
景色は、果てしなく続く田園風景。
いつしか、まぶたも重くなる。
もともと、ロマンチック=ローマ風=昔風という意味から
名付けられたとある本で読んだ。
古代ローマ帝国時代、ローマ人が北上して作った道も
基礎になっているとか。
それを勝手に解釈し、素敵なおとぎ話しの世界が残っていると
想像していた自分も悪いが、
田園風景が延々と続くなんて、、、つまらない、退屈、、
それが第1印象だった。
ところが、何度が訪れるうちに、四季おりおりの顔をもつ田園、
に魅惑されていった。
春には、菜の花畑が一面に広がり、黄色いじゅうたんがひきつめられ、
夏には、緑も深々とし、色づいた麦の穂が肌色となり、各種の花も加わり
にぎやかになる。
秋には、もちろん紅葉で色とりどり、秋の愁いを演出し、
冬は、雪景色、あたり一面真っ白な広野へと変身する。
いや、ロマンチックだ。
自然がかもし出す、ロマンチックな風景なのだ。
ベートーベンの 交響曲第6番 『田園』
この曲がとても好きだ。
こちらに住む知人から教えて頂いた。
軽快なテンポで、心地よさ、小川のせせらぎ、鳥の鳴き声、雷雨と嵐
など、自然 を奏でる大作だ。
目を閉じて、この曲を聞くと、このロマンチック街道の田園風景が
脳裏に浮かぶ。
ドイツのボンで生まれたベートーベンは、16才で故郷を離れ、
オーストリア、ウィーンに移り住む。
耳が徐々に聞こえなくなり、絶望感に悩まされ自殺まで考えていた中、
自然にふれ、その中から希望を見出し、この作品ができあがった。
音楽家としての運命を呪う中、どうしてこんな明るい曲が
作れたのだろうか。
やはり自然のエネルギーが彼に生きる力を与えたのだろうか。
『田園』という副題も、ベートーベン自身が、名付けたという。
この交響曲 『田園』は、ウィーン郊外のハイリゲンシュタットで
作られた。
でも、きっときっと、おそらくベートーベンのまぶたの奥には
故郷ドイツの豊かな田園風景がしっかり焼き付けられていたに違いない。
そして、今、、ベートーベンが目にしたであろう景色が、
田園風景が200年の時を経て、実際この目で見られるのだから、
やっぱりそれはとってもロマンチックな事なんだと、
強く確信している。
ブログ一覧に戻る
ブログ一覧
地域別ブログ一覧
コンシェルジュ別
ブログ一覧
海外旅行プラン無料お見積りはこちら
国内旅行プラン無料お見積りはこちら
ベートーベンのまぶたの奥には、、、
最初にこの街道名を聞いたのはいつのことだろう。
まだドイツや欧州、いや海外がずっと遠い時代だった。
旅心がくすぐられ、外国への憧れも増し、頭の中では、
童話やおとぎ話しにでてくる場面がぐるぐると展開した。
ドイツに行けは、そこを通れば、 おとぎ話しの世界が
見られると信じていた。
始めて訪れたのは、お客様を連れての添乗だった。
でも、正直がっかりした。
ずっとずっと夢を見るようなロマンチックな世界が
街道沿いに延々と続くものと、勝手に思い込んでいた。
確かに、ローテンブルグなどの街道沿いにある町は、
愛らしい町並みが残り、中世の世界にタイムスリップ、
夢見心地になれる。
でも、バスで走り抜ける街道そのものは、ただの道。
交通量も多い、ただの道。
景色は、果てしなく続く田園風景。
いつしか、まぶたも重くなる。
もともと、ロマンチック=ローマ風=昔風という意味から
名付けられたとある本で読んだ。
古代ローマ帝国時代、ローマ人が北上して作った道も
基礎になっているとか。
それを勝手に解釈し、素敵なおとぎ話しの世界が残っていると
想像していた自分も悪いが、
田園風景が延々と続くなんて、、、つまらない、退屈、、
それが第1印象だった。
ところが、何度が訪れるうちに、四季おりおりの顔をもつ田園、
に魅惑されていった。
春には、菜の花畑が一面に広がり、黄色いじゅうたんがひきつめられ、
夏には、緑も深々とし、色づいた麦の穂が肌色となり、各種の花も加わり
にぎやかになる。
秋には、もちろん紅葉で色とりどり、秋の愁いを演出し、
冬は、雪景色、あたり一面真っ白な広野へと変身する。
いや、ロマンチックだ。
自然がかもし出す、ロマンチックな風景なのだ。
ベートーベンの 交響曲第6番 『田園』
この曲がとても好きだ。
こちらに住む知人から教えて頂いた。
軽快なテンポで、心地よさ、小川のせせらぎ、鳥の鳴き声、雷雨と嵐
など、自然 を奏でる大作だ。
目を閉じて、この曲を聞くと、このロマンチック街道の田園風景が
脳裏に浮かぶ。
ドイツのボンで生まれたベートーベンは、16才で故郷を離れ、
オーストリア、ウィーンに移り住む。
耳が徐々に聞こえなくなり、絶望感に悩まされ自殺まで考えていた中、
自然にふれ、その中から希望を見出し、この作品ができあがった。
音楽家としての運命を呪う中、どうしてこんな明るい曲が
作れたのだろうか。
やはり自然のエネルギーが彼に生きる力を与えたのだろうか。
『田園』という副題も、ベートーベン自身が、名付けたという。
この交響曲 『田園』は、ウィーン郊外のハイリゲンシュタットで
作られた。
でも、きっときっと、おそらくベートーベンのまぶたの奥には
故郷ドイツの豊かな田園風景がしっかり焼き付けられていたに違いない。
そして、今、、ベートーベンが目にしたであろう景色が、
田園風景が200年の時を経て、実際この目で見られるのだから、
やっぱりそれはとってもロマンチックな事なんだと、
強く確信している。