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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 柳川 ともみ
【2013年4月2日[Tue]】 海外

ワンコと一緒の旅 その1

今回の青森旅は2頭の盲導犬と一緒だった
   更に青森で、現地に住んでる盲導犬とも合流
3頭のワンコに囲まれてももたん幸せ

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

あのぉ 
勘違いしてる人がいるみたいなんだけど

盲導犬は
ユーザーである目に障害のある人を
何処にでも連れて行ってくれる
ナビじゃないからね~
   


ユーザーを見つめる盲導犬


人間であるユーザーが行くべき方向を盲導犬に指示してるんだよ
  ナビだったら「羽田空港に行きたい」と言えば
  そこまでの行き方を、ナビが、示してくれるよね

盲導犬の場合は
   この道を右に行って、
    あの電車に乗って、どの駅で乗り換えて
      この改札口を出て・・・
 ってことをユーザーが自分の頭に入れておいて

     その情報を的確に実行するために 【的確な場所】と【的確な時間】に
     進め、曲がれ、階段のところに行け・・・ってことを
     ユーザーが盲導犬に伝えている
       盲導犬はその指示に従っているだけ

盲導犬はナビじゃないのだ ^-^


だからホテルに着いたときに
「じゃあ盲導犬を連れている人は各自お部屋にどうぞ」なんて
添乗員やホテルマンが言ったら恥ずかしいよ
  もしワンコが案内板見ながら201号室に連れて行ってくれたら、
  ね~ ^0^

**************** **************** **************** **************** ****************

つまり盲導犬は
【そこにあるものを認識するレセプターというユーザーの目】であって
【レセプターから取り入れた情報を分析し、どう行動すればよいか判断する
ユーザーの頭脳】ではない
  判断は、ユーザー自身がしなければならない

   でもこれって 介助者に求められる介助の鉄則 だよね~
   介助の基本は「できないこと・必要とされていることを手助けする」であって
   できることまで手助けすることじゃない

   盲導犬は、ユーザーの目以上の手伝いはしないんだ
   完璧なプロの介助だね

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

盲導犬を必要としている人に対して、実際にいる数は少ない
  どの県やどこの地方で特に足りないのか知らないけど
  今回青森で「盲導犬を初めて見ました~」って声を何度か聞いた

    町で、レストランで、電車で、飛行機の中で
    ほほえましく ^-^ あるいは 怪訝そうに ^0^  眺める人や
    「触っても良いですか?」って声を掛けてくる人も

nullはっきり言って チョーかわいい
  犬好きにはたまらない 

側に行って良い子良いコしてあげたいし
ペロペロされたら嬉しい ^0^





ユーザーと盲導犬
   ユーザーの盲導犬への愛情を感じるよね



    でもユーザーが握り締める「ハーネス」を盲導犬に着けているときはお仕事中
      触ったり、声を掛けたり
      口笛を吹いたり、まして餌をあげたり・・・すべて厳禁!
  
       ハーネスっていうのは
       胴輪に固い取っ手が付いているみたいな形で
       それを盲導犬に着けてユーザーは取っ手部分を握って歩く
       ユーザーは盲導犬の動きをハーネスを通して感じるから
       ハーネスは2人?の絆
         はずしている時は盲導犬は「今は休憩中」って理解して
         普通のワンコと同じように甘えて来たりする
           これがまたカワイイ


それから盲導犬はユーザーだけの指示で行動をするから
周りの人が余計なことを言ってもダメだよ
  
       でもさ もし誰かが
       「ここで右に曲がります」って言ったら
       盲導犬はその人の声に反応しちゃわないの?

         う~ん 絶対ないとは言えないけど
         通常ユーザーは英語で指示を出しているんだ
         「ライト、レフト、ゴー、ストップ・・・」
 
 だから、誰かが「右」って案内しても
 そのあとユーザーが「ライト」って指示を出したときに正しく行動するんだ



じゃあ確実に盲導犬を右に向けさせるために
ハーネスを掴んで右に引っ張れば?

これもやってはいけないことなんだ
  
  ハーネスはユーザーと盲導犬の絆だから
  誰かが触って動かしたら
  ユーザーも盲導犬も混乱しちゃう





見つめあうユーザーと盲導犬
  お互いの信頼関係があるからこそ盲導犬は活躍できる


盲導犬を連れている人見かけたら暖かく見守ってね
  もし何かお手伝いしたいと思ったら
  まずユーザーに「何かお手伝いが必要ですか」って聞いてみて
  

      時には「何も要らない」って言われるかもしれないけど
      それならそれで、良いんだよ ^-^
      何にも手伝わなくて構わない ^0^

  だって、介助は「できないこと・必要とされていることをする」んだもん
  
賢いワンコの盲導犬に負けないようになろうね ^0^
  ワンコと一緒の旅 その2
  ワンコと一緒の旅 その3

by ももたん
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