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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 柳川 ともみ
【2013年4月28日[Sun]】 海外

ワンコと一緒の旅 その3

物事を【見て】判断している【見える人】は、見えないことに不安を感じる
  見えなくなることも とっても不安
 
    もし見えなくなったら
    ごはん食べられるだろうか、着替えができるだろうか、
    外に出られるだろうか、趣味ができるだろうか、
    何より、
    生きていかれるのだろうか・・・

     見えること、つまり目の大切を十分に理解しているのは
     もしかしたら 見えない人 より 見える人 かも知れない

それなのに【見えない人にとっての目である盲導犬】について
見える人の理解が少ない気がする

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ももたんのブログには悲しい出来事は書かないことにしている
  イヤだったことや辛い目にあったことは記事にしたくない
  世の中や他人を批判することも書かない
  楽しかったこと、嬉しかったこといっぱぁいのブログにしたい

だから今回の記事を書くのには勇気がいる・・・

でも、
多くの人に考えるきっかけを提供するのも ももたんの役目だと思うから、、、
書く。
  ミンナにもしっかり読んで、とにかく考えて欲しい
  
  そして賛成でも反対でも、何で同感か、何に対して反対か
  自分なりの意見を持って欲しいと思ってる

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盲導犬と一緒の青森旅は、手配の段階でトラブルがあった
 それは盲導犬の立ち入り・同行拒否

最終的にはOKになったけどあるホテルでは・・・

  ホテルマン 「盲導犬同伴って、犬は何処に置いとくんですか?」
  ももたん 「もちろん、お客様と一緒にお部屋の中です」

  ホテルマン 「ペットはお断りです」
  ももたん 「盲導犬はペットじゃありませんよ、補助犬法をご存知でしょう?」

折り返し電話しますと言った後、10分ほどでかかって来た電話は
「どうぞお越しください」って返事だった ^-^ ほッ


      このホテルは個人経営のホテルじゃなくて
      いわゆるチェーンホテル、日本全国に何ヶ所も同じ名前のホテルがある

      ももたんちの近くにもあるんだけど
      そこのホテルの入り口には【盲導犬同伴可】ってステッカーが貼ってある

      だからグループ全体で盲導犬拒否をしているんじゃなく
      もしかしたら ももたんと電話応対をした人が補助犬法のことを知らなくて
      個人的に判断しちゃったのかもしれない

  だって、折り返しかかってきた電話はすぐだったし、
  声の感じからすると、
  最初に話した人より年配(先輩とか上司?)って雰囲気の人からだったモン ^0^


実際に泊まった時に、ホテルから
「こういうことに気をつけてくれ」とか「これはしないで欲しい」って類の
要望とかお願いはなかった
     もちろん、クレームも ^0^ ^0^
  それは、ユーザーが
  訓練を受けた盲導犬とはいえ動物である犬を
  人間社会の中で人間と同等に共存させるためにいろいろ配慮していることを
  実際に見て、理解してもらえたんだと思う

出だしでつまずいたけど、終り良ければ
    ユーザーがどんな配慮してるかはワンコと一緒の旅 その2 を見てね

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残念だけど
消極的な拒否で盲導犬と一緒に行くことを断られた場所もあった

「何月何日、何時着の電車で行きます、盲導犬2頭がいます」って連絡したら
「ここは重要文化財の建物で、靴を脱いで上がっていただきます
 ですから盲導犬は土間までとなりますのでご了承ください」とのお返事

   日本の家屋は、そういう構造だもんね
     これは仕方がない
     ユーザーは、見える人にガイドしてもらって見学して
     その間盲導犬は ももたんが預かって待機・・・
        つまり、ここぞとばかりに普段触れない盲導犬を撫で撫でし放題 ^0^

ところがその後に、
「盲導犬をつなぐ場所はありませんし
入り口はひとつだけなので入り口付近での待機はご遠慮ください」

「もしお車でお越しなら盲導犬は車の中に待機させてお客様のみでご入場ください」

「ご訪問のご予定が決まりましたら、ご連絡くださいませ」


あれれ
  いつ行くかも、車じゃないことも最初に言ったのに!!
  来るなとは言ってはいないけど、消極的な拒否って感じがするんだなぁ・・・

やっぱり【犬は犬】なんだろうか
って思いながらも、ももたんだんだんご立腹

例えば同じように車椅子を使う人も、
車椅子で畳に上がるのはダメと言われるかもれない
  車椅子で畳の上を歩くと、畳がボロボロになっちゃうからね^0^
  
     靴を脱いで上がる部屋でも板の間なら
     「雑巾で汚れを落としてならOK」って言ってもらえるかもしれない

       車椅子のまま部屋に上がれないとしても
       車椅子を置いて部屋に上がって誰かに支えてもらいながら見学するなら
       「車椅子はたたんで土間に置いて良いですよ」って言ってもらえるだろう
   
まさか、
車椅子はお車の中に置いて、お客様だけでご入場下さい
ってことはないよね~
   歩くのが出来ないとか大変だから車椅子使っているのに、
   車椅子無しじゃ行かれないもんね~


ココで質問
盲導犬と車椅子
どちらも体が不自由の人のために、その不自由な部分を補う福祉用具でしょ
  車椅子が歩けない人にとっても足であるように
  盲導犬は、見えない人にとっての目

何故、車椅子はOKで、盲導犬はダメなの?
  
見える人は、
見えることのありがたさ・見えなくなったときの恐怖を十分わかっているのに
どうしてその目を取り上げようとするの?


    そんなことを悩んで不思議がっているうちに
    ももたん 怒り心頭! 大爆発!!
      そもそも人間への尊厳と、文化財の保護と、一体どっちが大切なんじゃ~

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もちろん人間の尊厳のためには何事も犠牲にして良いとは思っていない
花も木も、小さな虫たちも鳥も、
家も大地も、自然も地球も、全て大切にしていく必要がある
  人間も、障害があるからの理由で
  無い人より全てを優遇されるとしたら、それもおかしい

要はバランス!!

例えば土間までしか入れない盲導犬
文化財の建造物を見学したいユーザー(観光客)
そんな時
「盲導犬は事務所で預かりますよ」 とか 「10分ぐらいなら私が見てますよ」って
スタッフの方が言ってくださったら
たとえ見学が充分に出来なかったとしても
   場合によっては自ら部屋に上がらないことを選んだとしても
「私のために気を配ってくれた」
その気持ちだけでハッピーになれるもんだ


そんなコトを ももたんはカンタンに言うけど
事務所の人だって暇じゃないよ
 他のお客様がいっぱい来てたり、それ以外のモロモロの事情で
 盲導犬を預かれる余裕がない時だってある

   そうだよね
   だから、【絶対】の【確約】じゃなくていいんだ
     結果的に、何にも手伝えない時だってあるだろう
     でも少なくとも
     その時出来るベストの対応を実行しようとしてくれる気持ちが欲しいんだ

かっこよく言うと ホスピタリティー

       一番残念なのは、
       盲導犬のこともユーザーがどんなに気を配っているかも知らないうちに
       先入観だけで「お断り」されちゃう事
       サービス業界サイドのサービス精神が全然感じられない事
         最初からお断りするんじゃなくて
         きちんと知って、理解して、
         その上で
         「こんなお手伝いなら出来ますけど、これは・・・」ってことなら
         残念な結果も気持ちよく?受け入れられる

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この話を車椅子ユーザーのももたんのダンナにしたら
「車椅子だって昔はそんな待遇受けてたよ、
  一人じゃ電車に乗せてもらえなかったんだから」 って。
  (1973年まで、法律で「車椅子利用者の単独乗車はダメ」ってことになっていた)

車椅子はやっと最近【市民権】を得たというのがダンナの意見

   車椅子ユーザーの市民権は、
   2000年に介護保険の制度が出来て、町で車椅子を使う人が急激に増えて、
   交通バリアフリー法やハートビル法などの法制度が整って、
   そういういろんな下地が出来てきた結果だもんね
     社会情勢や法律の歴史を知りたい人はココをクリック 
だから
盲導犬の市民権も、もう少しすれば得られるようになるのかな ^0^

by ももたん
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ワンコと一緒の旅 その1
ワンコと一緒の旅 その2


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