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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 山岸 玲子
【2004年8月11日[Wed]】 海外

旅行中のトラブル

<犯罪やトラブル>

現地で大きな事件や交通事故、犯罪等のトラブルに巻き込まれ、自分だけでは対処できない場合、ローマの日本大使館か、ミラノの総領事館に相談して下さい。

イタリアでの主な犯罪は、スリ、置引、詐欺、支払時や両替時のごまかし、ぼったくり等で、命に危険が及ぶような犯罪は稀ではございますが、ご旅行前に、在イタリア日本大使館のホームページの「主な犯罪手口と防犯対策」の項目http://www.it.emb-japan.go.jp/nihongo/ryoujijouhou/anzen.htm
をご覧いただき、現地で犯罪やトラブルに巻き込まれないよう、十分ご注意下さい。

空港、駅、列車内、バス内、観光名所など、不特定多数の人が多く集まる場所では、スリ、置引にご注意下さい。貴重品の入ったバッグ、ブランド名が入った紙袋などを、安易に地面や座席に置いたりしないで下さい。

たとえほんの一瞬置いただけでも、持っていかれてしまうことがあります。どうしても地面に置く必要があるときは、足の間にはさむなどして、盗られにくいようにして下さい。

<盗難、紛失>

警察(QUESTURA クエストゥーラ)にて、盗難又は紛失証明書の申請をして下さい。日本人がよく行く大都市ならば、日本語の申請書式が用意されている場合もあります。これらの証明書は、パスポートやトラベラーズ・チェックの再発行、旅行保険の保険金請求時に必要です。

主要都市の警察署
ローマ: 住所 Via Genova 3 電話 06-6795044
フィレンツェ: 住所 Via Zara 2 電話 055-49771
ミラノ: 住所 Via Fatebenefratelli 11 電話 02-62261内線327
ヴェネチア: 住所 Sestiere di Santa Croce 500 電話041-2715586 
(夜20時以降の緊急連絡先 041-2715511)

<パスポートの紛失、盗難>

パスポートがないと、旅行を続行することも帰国することもできません。警察にて盗難又は紛失証明書をもらったあと、ローマの日本大使館か、ミラノの総領事部にて、パスポートの再発行又は渡航証明書を申請して下さい。連絡先は最終日程表の最後に記載してあります。

万一に備え、パスポートのコピー、規定のサイズの写真2枚をあらかじめ用意しておくと、手続きがスムーズです。

パスポートの紛失、盗難を恐れて、オリジナルをホテルのセーフティボックスに入れ、コピーの方を持って観光に出かける方もいらっしゃいますが、首からぶら下げて衣服の下に身に付けるなどして、コピーではなくオリジナルを携帯して下さい。

ショップで免税手続きをするときや、サッカースタジアム、見学予約してある美術館などへの入場時、現地ツアーへの参加時、カードで支払する時(店によっては、カード払いの客に本人確認の意味で身分証明書(パスポート)の呈示を求める場合があります)など、パスポート呈示が必要なところでは、コピーでは受け付けてくれない場合があります。

<クレジットカードや国際キャッシュカードの紛失、盗難>
他人に悪用されないよう、紛失、盗難が分かった時点で、早めにカード会社や銀行の緊急連絡先に電話をしてカードを無効にしてもらいます。万一に備え、クレジットカードの場合は、カード番号、有効期限、カード会社の緊急連絡先、キャッシュカードの場合は口座番号、銀行の緊急連絡先を控えておくと手続きがスムーズです。

また警察にも紛失又は盗難届けを出して下さい。保険金請求をするときに紛失又は盗難証明書が必要です。クレジットカードや国際キャッシュカードは複数枚用意しておき、それぞれ別々に携帯しておくと、1枚を失くしても別のカードが利用できます。

<病気、怪我>

イタリアの薬局で、医師の処方箋のいらない風邪薬、胃薬、頭痛薬などが売られてはいますが、日本から普段飲みなれたものを持参した方が無難です。

市販薬でも改善しないほど症状が重い場合や、医者にかかる必要のあるケガの場合は、ご加入の保険会社に連絡して提携している医師や病院を紹介してもらうか、ホテルのフロントで英語を話せる医者(ミラノやローマでは、日本語を話す医者もいるかもしれません)を紹介してもらって下さい。
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