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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 川西 哲史
【2005年8月30日[Tue]】

オーストラリアでは珍しい競争社会

先日パソコンがクラッシュした。
メーカーや修理屋に見積もりを取った。関西、東京、名古屋・・・
どこに聞いても復旧にはウン万円かかると言う。

そう言えば、オーストラリアの「物」は日本と比べてよく壊れる。
ドアノブは数年間で4回も交換した。日本ではありえない。

車の故障は日常茶飯事なので、車保持者は多少の知識を持っていた方がよい。
バッテリーケーブルなどは必需品だ。
ハーバーブリッジでバッテリーの上がった車を女性がバッテリーケーブルで補充
している姿は珍しいとも思わない。普段の生活の光景だ。
私の知人の車は走行中、急にヘッドライトが点いたり消えたりし始めた。
運悪く前を走っていたのがパトカーだった為、職務質問される羽目になった。
職務質問の最中もパッシングは続いていた。
このようなタイプの故障はオーストラリアでも珍しい。

車と同じくひどいのが、電化製品だ。
パソコン、エアコン、シーリングファン、ビデオ、テレビまでもが壊れた。
新型テレビの電源が突然入らなくなるなんて、日本では考えられない。

幸か不幸か、唯一の救いは市場競争が激しいせいで、修理代金が安いことだ。
私は、韓国系移民で個人開業していた修理専門店をよく利用させてもらった。
この人は、ダーリングハーバーが一望できる豪華マンションに住んでいた。
修理屋としてアジア系移民のスキルの高さは、ちょっとした噂となっている。

壊れやすいオーストラリアの「物」は、私にとって何かと困ることが多いが、
移民に ”オーストラリアンドリーム” を提供しているとも言えるだろう。

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