カナディアンロッキーを覆ういくつもの氷河は10万年以上前の氷河期の名残。
山間や麓には、氷河が解けてできた氷河湖がいくつもあります。
グレイシャーブルー(氷河の青)に輝く美しい氷河湖を、その目に焼き付けに行きませんか?
1882年、先住民族に「小さな魚の住む湖」と呼ばれていた氷河湖は、エメラルド色に輝いていたことから「エメラルドレイク」と名付けられました。
その後、英国ビクトリア女王の四女であるルイーズ王女が嫁いだアーガイル公爵がカナダ総督となったことをきっかけに「レイクルイーズ」と改名されました。
氷河が覆う山々に囲まれたレイククルーズの湖畔には、高級リゾートホテルとして知られる「シャトーレイクルイーズ」が建っています。
そのホテルから始まるハイキングコースを歩いていくと、途中で碧く輝くレイクルイーズを見下ろすことができます。その眺めは絶景!
“カナディアンロッキーの宝石”と呼ばれる理由がわかるはずです。
さらに先へ進むと、山上にある氷河湖「レイクアグネス」に到着します。
ホテルからレイクアグネスまでは約1時間30分。
少々距離はありますが、歩く価値ありです!
カナディアンロッキーで大人気の「コロンビア大氷原1日観光」では、雪上車に乗って氷河を進み、氷河の上に降り立つことができます。
直径160cmほどの大きなタイヤで氷の上をゆっくり走る雪上車はスリル満点!
コロンビア大氷原から流れ出す氷河の1つ「アサバスカ氷河」に降り立つと、目の前には325キロ平方メートルの大氷原が広がります。
周囲に聳え立つ山々。時折吹き下ろす冷たい風。それらすべてから大自然の息吹を感じることができます。
あたりに流れる氷河水は「若返りの水」と呼ばれており、1杯飲むと10年若返るといわれています。
この氷河水を飲めるのも氷河観光の醍醐味です。
カナディアンロッキーをゆっくり満喫したい方には、氷河湖の畔をのんびり歩いたり、さまざまな高山植物を眺めて楽しめる「ヨーホー国立公園」がおすすめです。
カナダの旧20ドル紙幣に描かれた氷河湖といえば、カナディアンロッキーのテンピークス(10の峰)に囲まれた「モレーンレイク」。
瓦礫のように石が積み上がった湖畔の丘を少し登ると、眼下には美しい藍色に輝く湖面が広がります。
その景色に涙する人は少なくありません。
「エメラルドレイク」はその名の通り、エメラルド色に輝く氷河湖。
夏の湖畔はたくさんの高山植物が生育しているので、植物好きの方は思う存分散策を楽しめます。