実はスイスには魅力的な街がたくさんあるのです。アルプスのハイキングとともに訪れたい、あるいはハイキングがなくても訪れたい、お薦めの街をご案内します。
ルツェルン
スイス中央部の美しい古都
スイスの中央部、ルツェルン湖のほとりに広がる中世の街ルツェルンは、その美しさが人々を魅了します。
街のシンボルであるカペル橋は、天井部分にルツェルンとスイスの歴史や守護聖人にまつわる伝説の絵が掛けられています。
1993年に火災で焼失しましたが、翌年再建されました。
水面にその姿を映し、日中の美しさはもとより、ライトアップされた夜はより幻想的な美しさを感じさせます。
旧市街は、石畳の街並みが続き、美しいフレスコ画が描かれた中世の建物が美術館のようです。
また、ピラトゥス山、リギ山など周辺の山へ日帰りで気軽に足を延ばすことができるのもうれしいところ。
登山列車、ロープウェイなどの乗り物だけで、2,000m級の山へあっという間に登れます。
モントルー
芸術家にも愛されるエレガントなリゾート地
スイス西部のレマン湖畔にあるモントルーは、世界中のセレブに愛されるリゾート地。
その温暖な気候からスイスのリヴィエラと呼ばれています。
レマン湖上にフランスとの国境があり、フランスの雰囲気も随所に感じられます。
エレガントなリゾートを満喫したい方にお薦めです。
モントルーは多くの芸術家や作家に愛された街でもあります。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」で話題のフレディ・マーキュリーもこの街を愛した一人です。
湖岸に立つこぶしを高く突き上げたフレディ・マーキュリーの像、カジノ・ド・モントルー内の特別記念館“Queen The Studio Experience Montreux”は必見です。
モントルーへは、景勝列車ゴールデンパスラインで入るのがお薦め。
1DAYエクスカーション・パッケージのチョコレート・トレインも人気です。
バーゼル
観光客に優しい国境の街
スイス北西部、フランス、ドイツとの国境にあり、TGVやICEなどの長距離列車が乗り入れるバーゼル。
乗換えに利用するだけではもったいない、時間をかけてゆっくり観光したい街です。
真っ赤な色が印象的な市庁舎や、活気あふれるマルクト広場など、中世の趣が随所に感じられる旧市街は必見です。
そして何といっても見逃せないのは、ライン川沿いの景観です。
旧市街の街並みと相まって、絵のような美しさ。
また、バーゼルは芸術の街でもあります。
特に世界最古の公共美術館といわれるバーゼル市立美術館は、19世紀から20世紀にかけて活躍した画家のヨーロッパ屈指のコレクションを誇っています。