"私の旅のきっかけは、小学校の社会科の資料としてもらう地図帳。これをランダムにパッと開いて、載っている国、地名や標高や気候帯、時差などを頭に入れながら、土地の人々の暮らしぶりを想像するという遊びをよくしていました。そんな空想の延長が大人になり、旅行へと変わっていきました。
旅先で私が真剣になったのは、「食」…三度のメシです。 何を食べたか、いくらしたか、味付けは、盛り付けは…。小遣い帳の横にびっしりと、毎日食べたものを絵に描き残していました。
みなさまの楽しい旅に、ちょっとひと工夫、ワクワクする味わいをお付けして、ご案内できたらと願っています。"