霧のパリ市内、35人を乗せたバスの中で「もしかしたらロンドン行きの飛行機、フライトキャンセルかも? そのときはこのバスでロンドンへ向かいますよ」そんな気がしながら車内で冗談をアナウンスしていましたら本当になりました。ルック・ホリデイ・JALパックの添乗員はパリ市内のホテルを探していました。私は万が一のため、待機させていたバスでドーバー海峡を渡り深夜ロンドンに到着。フェリーの中でお客様と免税のスコッチで盛り上がり感謝されました。後で聞くとその日はすべてのフライトが欠航になり、パリ市内のホテルも満室で大勢の方が空港で野宿状態だったそうです。バス・フェリー代の追加で大赤字のはずが、お客様からカンパを頂きなんとか黒字になりました。旅にはハプニングはつきものです。行く先々何本かの選択肢を考えながら添乗することにしていたのが よかったと思いました。35年間の添乗経験が懐かしく思います。皆様をご案内できることを楽しみしています。