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お花見といえば「桜」が真っ先に思い浮かびますが、同時に「混雑」「宴会」「喧噪」というキーワードも。 今年はあえて「桜の名所」ではないところへ足を運んでみるのも良さそうですね。 お住まいのエリア名と「桜並木」で検索してもいいのですが、やはり、旅の醍醐味といえば「非日常感」。 たとえば、残雪の後立山連峰をバックに延々と続く桜並木と、色とりどりのチューリップ。ここでしか見られない景色かもしれません。 しかも時期限定。曜日と時間帯さえ上手にずらせば、人もまばらなシャッターチャンスが！ 　この後は、遠くに見える桜並木の下を歩いてから、キトキトの魚をほおばる至福が待っています。
※「きときと」＝富山や石川など北陸地方の方言で「新鮮」「活きの良い」の意味

ご紹介した写真、何のお花だかお分かりになりますか？（少し画像が小さいかもしれませんが……） 実は「蕎麦の花」。観光・鑑賞用のお花畑でもなく、生花店への出荷用でもなく、純然たる作物の畑です。 規模が大きいこともありますが、圧巻ともいえる風景。 でも、そもそも花（の蜜）、その香りは、実を結び、子孫を残すための“魅力（魔力？）”ともいえるもの。
一輪挿しとなるような華やかさはないかもしれませんが、群生した色の連なりを見て心を解き放つことにより、本来の自然の営みと、「美味しい作物」の魅力・ありがたみを感じられるのかもしれません。 こういう風景を、旅の目的とするのも一興ではないでしょうか

春の訪れを告げる桜や藤に始まり、夏のハナショウブ、秋のコスモス、冬のサザンカ……と、季節を咲き継ぐ花が次々に楽しめる、まさに「花園」。 花の少ない冬でも、ニホンスイセンや椿、梅、日本らしさを感じられる花はもちろん、アイスチューリップといった、球根を冷凍貯蔵して開花時期をずらして花を咲かせるものなど、気持ちが華やぐ色彩も。 また、中には博多から船で10分の能古島にある「のこのしまアイランドパーク」（写真）のように、宿泊施設を備えたところもあり、立ち寄るだけではなく、旅の目的地としてもオススメです。