1. ホーム
  2. 女ひとり旅
  3. S様/こだわりのベニスとフィレンツェ旅 8日間

お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 菅澤 彰子
【2018年11月13日[Tue] ご出発】 海外

S様/こだわりのベニスとフィレンツェ旅 8日間


菅澤様

昨日無事に帰国しました。
この度は大変お世話になりました。おかげさまでヴェネチツィア、フィレンツェを堪能してきました。

あなたの十全なお手配と詳細なご説明のおかげで、なんのトラブルもなく、非常に快適な旅ができて感謝しています。ミュウの係員、ドライバーは指定通りにきてくれました。

ベニスの迎えの係員は日本語が話せる女性で親切で、船着場からホテルまでキャリーケースを引いてくれて助かりました。感じのいい方で、旅の初めに出会った方がいい方だと旅行が楽しくなります。

送りの係員の若い女性はギリギリにホテルに来て、船着場まで行ったら、ボートは来ているのに、船着場に建築資材を積んだ船が横付けになり、作業員が荷物の上げ下ろしをしていて時間がかかりそうでどうなるかと思いましたが、サンマルコの水上バスの発着所まで歩いていき、そこから乗れました。駅までまにあうかひやひやしましたが、発車の30分前には着いたので、悠々でした。

ホテルはフェニーチェ劇場の裏側の便利でいて静かなところで、こじんまりとして居心地がよく、バーにはいつでもコーヒーが飲めるし、Wi-Fiの提供と充電器用のプラグも借りられました。ホテルの人々もアットホームで、また泊まりたいところです。

ただ、バルバリゴ宮殿そのものは見つかったのですが、チケットオフィスもなく(ほかにもチケットを探しに来ている旅行者がいました)オペラなどのポスターもなく、オペラは見られませんでした。ただフェニーチェの内部を見学(有料)したら、翌日の「マクベス」の総稽古が見られたので得した感じでした。ホテルには音楽関係のアナウンスメントがあり、近くの教会での室内楽を聴くことができました。
ドゥカーレ宮殿の元獄房で囚人の書いた「マラテスタによる革命」「レーニン」などの筆写を見たのは興味深かったです。

3日間とも快晴で気持ちよく、運河クルーズでいろいろ地点を確認出来てよかったです。まる1日半で見たいところはすべて見て、ベニスにどっぷりとつかってきました。

フィレンツェの駅での待ち合わせに少し面喰いました。ベニスの駅と違って、たぶん最近取り付けたのでしょうが、乗降客以外はホームに入れないようになっていて、指定されたホームの出口よりの先頭には改札口ができていますので、そこで覗いてみたのですがドライバーが見つからず、意を決して改札を出たら端のほうにドライバーがいました。

ベルキエッリは最高です。勧めてくださってよかった!ロケーションはいいし、客室は広く快適だし(、スリッパもついている)、朝食が適度に豊富で、豪華な部屋ですね。着いてすぐにロビーで「3 tenours」のコンサートが教会であるのを知り、フロントで聞いたらチケットを予約してくれました。

結局フィレンツェカードは買わず(90ユーロ出さずとも、ウフィツィー、アカデミア、パラチーナの予約が簡単に取れて、安いし、バスは使わずにすむので)、十分な時間をとって、絵画、彫像をじっくりと見ました。永年見たかったオリジナルの絵と彫刻(ダヴィデの像など)を見るのは心震えるものがありますね。メディチ家礼拝堂も見学しました。ドゥオーモに入る時だけ行列でした(無料だからねえ)。3日間とも晴れていて、天気に恵まれました。

ホテルはよかったし、6泊8日で見るべきもの、行くべきものとそれ以上のことができて、本当に楽しい旅でした。
一人は自由で気楽なので疲れもなく、楽な旅行でした。行き届いたお手配ありがとうございました。

S.H.







菅澤 彰子 wrote:


S様

ご帰国早々、素敵なお便りをいただきまして、ありがとうございます!

とても充実して楽しまれてこられたようで、本当に嬉しく思っております。
さまざまな旅の場面が、臨場感をもって伝わってまいりました。

率直に申し上げて、わたくしのお客様中で、これまでの最年長でいらしたので、
特に気にかけながら、ご旅程を見守らせていただいておりました。

S様の全く年齢を感じさせないパワーには、本当に驚かされるばかりです。
80歳を過ぎても好奇心が旺盛で、まだまだ現役という感じですね。

旅にはその人の行き方が反映されると思うので、
とても個性的で、充実した人生を送られていらっしゃる方なのかと察しております。
自由って、本当にいいものですね。

素敵な人生の先輩との出会いに何かご縁を感じますし、本当に有難いと思っております。
心より感謝申し上げます。



追記:

S様が何か特殊なことをされていらっしゃる方であることは、察しておりました。
メールのやり取りの中で、何か超越したようなものが感じ取れました。

S様の年代の方で、しかも女性ひとりで海外旅行って、
なかなか、普通の感覚では実現できるものではないですよね。
やはりお若い時から培われた深い知識と教養、そして
ユニークなご経験がおありだからこそ、なのではないかと思います。

S様のご旅行に関して、今になって思えば良かったな、と思う点は、2つございます。

まず、ヴェネツィアの高潮(アックア・アルタ)のために、
一旦、ご旅行をキャンセルされかけましたね。
これは日本の報道が「洪水」と伝えていたことが影響していると思いますが、
アックア・アルタがどういうものであるのかをきちんとご理解いただいて、
そして最終的にご出発のご決断をされて、本当に良かったと思っています。

それと、フィレンツェのホテルですね。
「3つ星クラスでいい」とのご意向をいただいたときには、
内心、「本当にいいのでしょうか?」と思っておりました。
結果としては4つ星のベルキエッリにご宿泊されることになったのですが、
まさにS様にふさわしいホテルだったのではないかしら、と感じております。
アルノ川沿いで、優雅に気持ちよくご滞在いただけたようですね。
巡り巡って、何もかもが上手く運んで良かったです。

次のイタリア旅行への夢も膨らんでいらっしゃるようですね。
まだまだ意欲的で、本当に素晴らしいと思います。

素敵な大先輩とのご縁、感謝申し上げます。


菅澤 彰子(すげさわ あきこ/ イタリア在住)



このページのトップへ