ウェブトラベルさんは以前からお世話になっていて特に不安はありませんでした。 前回から福森さんにお世話になっています。 事前にいろいろと相談に乗って希望をかなえるべく考えてくださるだけでなく、 旅行中も現地で解決できない問題があると対応して下さったりするので とてもありがたい存在です。 旅行中は時差があり日本では時間外や休日だったりすると申し訳なく思います。 コロナ禍の規制下での特殊かつおそらく今だけの手続きですが、 きちんと調べて不測の事態にも対応していただきました。 規制も徐々に解除され、今後本格的に海外旅行もできるようになることを 祈っております。 今回もありがとうございました。 〈その後、Iさまより素晴らしい”アメリカ旅行記”をいただきましたので、追加掲載させていただきます♪〉 福森様、ラスベガスとグランドキャニオンの旅のご報告です。 コロナ規制は緩和されましたが、プーチンロシアによるウクライナ侵攻の影響もあるのか、 途中フライト運休があり、福森さんには代案を準備いただきました。 当初予定していた待期期間が不要になり、ご提案頂いたグランドキャニオンの観光に 行くことにしましたが、こちらも日本からの観光客が少なく、以前のようにツアー開催が 確約されずに直前までお手配のご苦労をおかけしました。 また、今だけであろうコロナ規制による煩雑な手続きについても調べていただき、 役所やアプリでの海外渡航用のワクチン接種証明書の準備や、MySOS、 VeriFLYといったアプリの準備を教えていただいたり、現地でのPCR検査の手配も していただきました。 水曜日出発でラスベガスへ。ロサンゼルス経由です。 LAXでの預け荷物の引取りと再預入れはスムーズでしたが、 LAXは広いばかりか案内板も不適切で非常に分かりにくく乗り換え場所への 移動に時間がかかりました。 マッカラン(ハリーリード)国際空港に到着し表示に従いUber乗り場からUberでLuxorへ。 Luxorのチェックインでは、予め頂いた予約の紙に英語その他言語で 「全て支払済みなので付加請求しないように。」と受付宛ての注意書きがある。 Sin Cityと呼ばれるラスベガスならではの対応だろうか、それにもかかわらず請求してきます。 部屋はピラミッド側。 窓が斜めになっており、広くてキングベッド。バスタブ・冷蔵庫はない。 通路の反対側は真下まで吹抜けで安全防止ガラスもなく覗くと怖い。 氷のディスペンサーは通路奥にある。 着いたのが夕方だったのでまず飲食店がある2階で食事を済ませて、ぶらぶらと外へ。 ラスベガスの中心の通りStrip沿いに北上する。 観光客も多く、夜も徒歩でも安全です。 灼熱の太陽はありませんが、夜でも暑い。 おもちゃのお城のような建物群があるExcalibur。 自由の女神の高層ビル群を模したNew York New York。 MGMや向かい側には巨大なギターのHard Rock Cafe。 チョコパッケージとキャラクターのいるM&M'sや巨大ボトルのCoca-Colaの店など、 一目見るだけで何のお店かわかり、夜はライティングされていて綺麗です。 Bellagio辺りが一番の人出。 噴水ショーは光で照らされる水の動きが音楽につれ変わります。 ホテル内には24時間見られるBotanical Gardenがあり、熱帯の植物や キリンやライオン、猿などの張り子が設えてあります。 通りの向かいはParis。エッフェル塔が照らされています。 Caesars Palaceは敷地が広くあちこちにギリシャ風の彫刻や泉があります。 Mirageでは丁度噴火ショーが始まりました。 炎と照明のコラボ。 向かいのVenetianは小型運河にゴンドラが泊まっています。 深夜を過ぎると流石に人は少なくなります。 Luxorに帰り就寝。 木曜日から4日間は音楽フェスに参加。 会場はGoogle Map上はまだ工事中で昨年完成したばかりのResorts Worldです。 フェスは当初はロサンゼルスで開催されていましたが、 Las Vegasの巨大なホテル会場に移転してから、欧州バンドも含め参加バンドも 会場数も増え有名バンドも多数参加しています。 一部を除きホテル内の会場ですのでライブ鑑賞も移動も涼しく、休憩や食事にも 事欠きません。 フェスは深夜2時過ぎまでやってますので真剣に観ると休んでいる暇はありません。 感染に気を付けながらのライブ鑑賞です。 月曜日は出国前72時間以内のPCR検査へ。 同時に来たのは日本人ばかり5人位。やはり他の国は規制が緩和されてるんですね。 検査から30分も経たず陰性結果を印刷してくれてメールもしてくれました。 その後、初日は閉まっていたFashion Show MallやCristalでお土産を買ったり、 アイスを食べたりしました。 夜はUberで初日に行けなかったFreemont Experienceへ。 Stripに観光客を取られ起死回生を図り、アーケードに鮮やかな映像を写したり、 大道芸人があちこちでパフォーマンスをしていたり、広場には大きなステージが設えられ、 私も歌える洋楽を生バンドが演奏していたりします。 治安が悪いダウンタウンの一角で観光客も多く異彩を放っています。 移動したStratosphereのタワーからはLas Vegasの夜景が一望できます。 火・水はグランドキャニオン観光へ。 早朝Canyon Travelersの車に乗り込むと、他にミシガン在住の日本人ご一家3名と 20歳代の若い女性1人と運転手兼ガイドの岡田さんの計6名で出発です。 趣味は国立公園巡りという岡田さんは日本での職も経て日本語ガイドをされている方で、 アリゾナ州立大学留学等で得た米国や周辺地域の豊富な知識をお持ちで観光中は 地質や植相、民族の歴史を含めた興味深いお話を沢山してくださり、 それ聞いているだけでも映像付きの上質な情報番組のようで面白かったです。 (文中の説明は全て岡田さんの受け売りで誤りは聞き違えです。) Stripを離れると市民の生活圏。 住宅街はやはり緑が少なくなってきます。 コロナ禍とウクライナ侵攻による物価高で観光客が来なくなったラスベガスの方々は 失業等に苦しみ、ロサンゼルスからは物見遊山の観光客がStripで交通事故を起こしたり、 物価や家賃の安いラスベガスに人が移住してきたりして、ベガスの皆さんは思うところありなんだそうです。 人工物が少なくなり砂漠地帯へ。 次第に高台や高原が見えてきてベガスの標高610mからサウスリムの2,134mまで 単調な長い道を登っていく。 降雨の少ない荒野地帯は赤茶系の乾いた土に所々20cm位の草の塊が点在する。 まずはセリグマンへ。 東西交通の役割を新高速道路に奪われ荒廃した旧ルート66の復興運動家として 有名なAngelさんはご高齢で床屋は引退され、今はお嬢さんが土産店を経営されています。 Angelブランドの土産品は特に人気があるそうです。 岡田さんのルート66復興物語は、長い道中でも有名な歌や映画、ドキュメント、 有名日本人の来訪も含め、乗客を飽きさせません。 次に、安室奈美恵と田村淳が訪れて一躍有名になったセドナ。 荒野だった車窓の景色は隆起と浸食によって形成された石英砂岩の白灰茶赤と 横縞の入る特徴的な岩山が突き出た景色へ。 植相も標高が上がるにつれ背が高く樹木が見えるようになります。 コロラド高原の一部は玄武岩質の溶岩の外側だけ固まり、丁度シュークリームのように 中に空洞があるそうで、そこに豊富な水が蓄えられているため降水量が少ない地域でも 木々が生い茂るのだとか。 ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンの元となったThunder Mountainは 鉄の磁場が強く天然の避雷針となって雷を呼び寄せるのだそう。 車窓からは景勝地であるとともに男女別のヒーリングパワーを持つという ボルテックスのBell Rock。 Cathedral Rock, Airport Mesaなどが見えます。 スヌーピーの岩なんてのもあります。 傾斜地には価値数百万ドルという邸宅があちこちに見え、 マドンナやトム・クルーズの別荘もあったとか。 水は川から引いてるそう。 山道から急に町らしくなるアップタウンはインディアンメイドの物も含め、土産物店が 並ぶ街並みで景色も素晴らしい。 通勤者がいるのでこの地域には珍しく信号機が設置してあるとか。 町並みには占いの店やヒーリング関係や奇石等の品を置いている店も沢山ありました。 景観に溶け込むようにクリーム色、茶、渋い赤などと建物の外観にも規制があるとか。 昼はボックスランチ、アップタウンでは景観を楽しみお土産店を回ります。 ホテルに向かう途中眼下に見えるOak Creak Canyonには川岸に人々が見えます。 slide rockというウォータースライダーのように滑床で遊べる所もあるそう。 途中飛行場もあり、預言で有名なホピ族などもいたグランドキャニオンではUFO目撃ツアー、 星座鑑賞、パワー(が本当に出ているか)確認ツアー、トレッキング、飛行ツアー、キャンプ、 バギー等様々な観光があるとか。 途中エルクが草を食べていたり、雷で焼け落ち倒れたままの樹木などが散見される。 自然はできるだけそのままにされ、動物にエサをやると罰金を取られるそう。 高温で初めて発芽する松などもあり、山火事も消火せず、樹木の世代交代を促すのだとか。 人間による駆除により天敵の狼が消えエルクの食害で土地は荒廃し生態系が崩れたが、 カナダから狼を再導入しエルクの数量が減り、草原や森林、小動物が戻ったそうだ。 グランドキャニオンプラザホテルにチェックインして荷物を軽くしてから、夕陽鑑賞のヤバパイポイントへ。 既に人が沢山いる。 柵は一部のみで自己責任で断崖絶壁の端まで行けるが、谷底は深く切り立った崖なのでかなり怖い。 露になった地層は20億年位前のものから順次見られ地層学上も貴重なのだそう。 谷底の向こうにNorth Rimが見える。日の光によってただでさえカラフルな横縞の色が微妙に変化して美しい。 ホテルに戻り付近のステーキハウスで夕食後、ゆっくりバスタブにつかり就寝。 翌朝早朝にチェックアウト後、マーサーポイントで朝日鑑賞。 こちらも既に人がスタンバイしていた。 景観に合うように建てられたウォッチ・タワーはコロナ禍のせいで現在は入れない。 朝焼けに照らされるピンクの絶壁もなかなかです。 次はデザートビューポイント。 唯一砂漠地帯とコロラド川の両方が見える所だそうです。 そしてローワー・アンテロープ。 ここはナバホ族の管理する地域でツアーも彼らが管理し、ガイドも原住民の方です。 マスク要着用は、526部族あるアメリカ原住民の多くが貧困と肥満、糖尿病から コロナ罹患で重症化する率が高く、コロナ対策を厳重にしているからとのこと。 また動画禁止は以前著作権で裁判沙汰になったことがあるからとか。 アッパーと違いジープではなく徒歩で入り口まで行き、一方通行で約1時間半位歩きます。 梯子のような階段を上ったり下りたり、狭い洞窟のような隙間をすり抜けたり、 空からの太陽光線の辺り具体で微妙に縞々の色が違い削られて不規則な形とともに絶景です。 美しい写真を撮るには独特の設定があり、岡田さんに教えてもらいます。 また、ガイドの方がポイントで写真を撮ってくださったりもします。 砂岩で埃っぽく、ガイドが差し込む光に向けて土ぼこりを上げて反射させたり、ペットボトルで光を屈折させたりします。 地下にあり雨で増水し死者も出たそうでツアーの中止もあるということでした。 お昼はキムチも絶品の中華ビュッフェ。 その後ホースシューベントへ。 駐車場から絶壁までの道のりが行き倒れそうになるくらいの灼熱地獄で1リットルくらい水を飲みました。 ここもまた柵はほんの一部。 眼下には深い青の蛇行した川と奇岩のコラボレーションが現れます。 水面を行く船もあります。年間数人は落ちるそうです。危ない! その後、発電所も近くにあり船の停泊所もあるレイクパウエルを鑑賞して、ラスベガスに戻ります。 同乗者の方々もいい方ばかりで、一人旅の同乗の方がLAXで入管に詰問されたのは 円安不況で日本からの不法就労が増え強制送還になる人がいるから、とか、 在米邦人子女の日本での体験入学がコロナ禍で延期された話やら、 オバマケアが庶民の保険グレードを落とした等、雑談も含め岡田さんから貴重なお話を伺い、 とても楽しい旅でした。 やがて趣味の良くない金ぴかのTrumpホテルが見えてきました。 ここはカジノライセンスが取れなかったのが災い転じて福となりカジノを望まない方々に好まれ繁盛しているそう。 Luxorに戻り、翌早朝に空港へ。 空港のチェックイン時にVeriFLY登録が必要と言われ慌ててその場で操作するものの、 PCR検査結果のQRコードが読み取ってもらえず。 仕方なく有料で書面の写真をネットで送り審査してもらうなどのトラブルはあったものの、 余裕をもって搭乗しました。 LAXでも荷物の受け渡しがないので時間があり土産物を買うなどして乗り換え。 成田ではMySOSで接種証明や陰性証明等を登録し青色画面を見せると抗原検査もなくスムースに荷物を引取り出られました。 コロナ禍規制の手続きはありましたが、ゆったり休む時間も取れ、音楽フェスばかりか素晴らしい観光も楽しめました。 福森さん、お世話になりました。ありがとうございました。
Iさま/ラスベガス、グランドキャニオン10日間
ウェブトラベルさんは以前からお世話になっていて特に不安はありませんでした。
前回から福森さんにお世話になっています。
事前にいろいろと相談に乗って希望をかなえるべく考えてくださるだけでなく、
旅行中も現地で解決できない問題があると対応して下さったりするので
とてもありがたい存在です。
旅行中は時差があり日本では時間外や休日だったりすると申し訳なく思います。
コロナ禍の規制下での特殊かつおそらく今だけの手続きですが、
きちんと調べて不測の事態にも対応していただきました。
規制も徐々に解除され、今後本格的に海外旅行もできるようになることを
祈っております。
今回もありがとうございました。
〈その後、Iさまより素晴らしい”アメリカ旅行記”をいただきましたので、追加掲載させていただきます♪〉
福森様、ラスベガスとグランドキャニオンの旅のご報告です。
コロナ規制は緩和されましたが、プーチンロシアによるウクライナ侵攻の影響もあるのか、
途中フライト運休があり、福森さんには代案を準備いただきました。
当初予定していた待期期間が不要になり、ご提案頂いたグランドキャニオンの観光に
行くことにしましたが、こちらも日本からの観光客が少なく、以前のようにツアー開催が
確約されずに直前までお手配のご苦労をおかけしました。
また、今だけであろうコロナ規制による煩雑な手続きについても調べていただき、
役所やアプリでの海外渡航用のワクチン接種証明書の準備や、MySOS、
VeriFLYといったアプリの準備を教えていただいたり、現地でのPCR検査の手配も
していただきました。
水曜日出発でラスベガスへ。ロサンゼルス経由です。
LAXでの預け荷物の引取りと再預入れはスムーズでしたが、
LAXは広いばかりか案内板も不適切で非常に分かりにくく乗り換え場所への
移動に時間がかかりました。
マッカラン(ハリーリード)国際空港に到着し表示に従いUber乗り場からUberでLuxorへ。
Luxorのチェックインでは、予め頂いた予約の紙に英語その他言語で
「全て支払済みなので付加請求しないように。」と受付宛ての注意書きがある。
Sin Cityと呼ばれるラスベガスならではの対応だろうか、それにもかかわらず請求してきます。
部屋はピラミッド側。
窓が斜めになっており、広くてキングベッド。バスタブ・冷蔵庫はない。
通路の反対側は真下まで吹抜けで安全防止ガラスもなく覗くと怖い。
氷のディスペンサーは通路奥にある。
着いたのが夕方だったのでまず飲食店がある2階で食事を済ませて、ぶらぶらと外へ。
ラスベガスの中心の通りStrip沿いに北上する。
観光客も多く、夜も徒歩でも安全です。
灼熱の太陽はありませんが、夜でも暑い。
おもちゃのお城のような建物群があるExcalibur。
自由の女神の高層ビル群を模したNew York New York。
MGMや向かい側には巨大なギターのHard Rock Cafe。
チョコパッケージとキャラクターのいるM&M'sや巨大ボトルのCoca-Colaの店など、
一目見るだけで何のお店かわかり、夜はライティングされていて綺麗です。
Bellagio辺りが一番の人出。
噴水ショーは光で照らされる水の動きが音楽につれ変わります。
ホテル内には24時間見られるBotanical Gardenがあり、熱帯の植物や
キリンやライオン、猿などの張り子が設えてあります。
通りの向かいはParis。エッフェル塔が照らされています。
Caesars Palaceは敷地が広くあちこちにギリシャ風の彫刻や泉があります。
Mirageでは丁度噴火ショーが始まりました。
炎と照明のコラボ。
向かいのVenetianは小型運河にゴンドラが泊まっています。
深夜を過ぎると流石に人は少なくなります。
Luxorに帰り就寝。
木曜日から4日間は音楽フェスに参加。
会場はGoogle Map上はまだ工事中で昨年完成したばかりのResorts Worldです。
フェスは当初はロサンゼルスで開催されていましたが、
Las Vegasの巨大なホテル会場に移転してから、欧州バンドも含め参加バンドも
会場数も増え有名バンドも多数参加しています。
一部を除きホテル内の会場ですのでライブ鑑賞も移動も涼しく、休憩や食事にも
事欠きません。
フェスは深夜2時過ぎまでやってますので真剣に観ると休んでいる暇はありません。
感染に気を付けながらのライブ鑑賞です。
月曜日は出国前72時間以内のPCR検査へ。
同時に来たのは日本人ばかり5人位。やはり他の国は規制が緩和されてるんですね。
検査から30分も経たず陰性結果を印刷してくれてメールもしてくれました。
その後、初日は閉まっていたFashion Show MallやCristalでお土産を買ったり、
アイスを食べたりしました。
夜はUberで初日に行けなかったFreemont Experienceへ。
Stripに観光客を取られ起死回生を図り、アーケードに鮮やかな映像を写したり、
大道芸人があちこちでパフォーマンスをしていたり、広場には大きなステージが設えられ、
私も歌える洋楽を生バンドが演奏していたりします。
治安が悪いダウンタウンの一角で観光客も多く異彩を放っています。
移動したStratosphereのタワーからはLas Vegasの夜景が一望できます。
火・水はグランドキャニオン観光へ。
早朝Canyon Travelersの車に乗り込むと、他にミシガン在住の日本人ご一家3名と
20歳代の若い女性1人と運転手兼ガイドの岡田さんの計6名で出発です。
趣味は国立公園巡りという岡田さんは日本での職も経て日本語ガイドをされている方で、
アリゾナ州立大学留学等で得た米国や周辺地域の豊富な知識をお持ちで観光中は
地質や植相、民族の歴史を含めた興味深いお話を沢山してくださり、
それ聞いているだけでも映像付きの上質な情報番組のようで面白かったです。
(文中の説明は全て岡田さんの受け売りで誤りは聞き違えです。)
Stripを離れると市民の生活圏。
住宅街はやはり緑が少なくなってきます。
コロナ禍とウクライナ侵攻による物価高で観光客が来なくなったラスベガスの方々は
失業等に苦しみ、ロサンゼルスからは物見遊山の観光客がStripで交通事故を起こしたり、
物価や家賃の安いラスベガスに人が移住してきたりして、ベガスの皆さんは思うところありなんだそうです。
人工物が少なくなり砂漠地帯へ。
次第に高台や高原が見えてきてベガスの標高610mからサウスリムの2,134mまで
単調な長い道を登っていく。
降雨の少ない荒野地帯は赤茶系の乾いた土に所々20cm位の草の塊が点在する。
まずはセリグマンへ。
東西交通の役割を新高速道路に奪われ荒廃した旧ルート66の復興運動家として
有名なAngelさんはご高齢で床屋は引退され、今はお嬢さんが土産店を経営されています。
Angelブランドの土産品は特に人気があるそうです。
岡田さんのルート66復興物語は、長い道中でも有名な歌や映画、ドキュメント、
有名日本人の来訪も含め、乗客を飽きさせません。
次に、安室奈美恵と田村淳が訪れて一躍有名になったセドナ。
荒野だった車窓の景色は隆起と浸食によって形成された石英砂岩の白灰茶赤と
横縞の入る特徴的な岩山が突き出た景色へ。
植相も標高が上がるにつれ背が高く樹木が見えるようになります。
コロラド高原の一部は玄武岩質の溶岩の外側だけ固まり、丁度シュークリームのように
中に空洞があるそうで、そこに豊富な水が蓄えられているため降水量が少ない地域でも
木々が生い茂るのだとか。
ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンの元となったThunder Mountainは
鉄の磁場が強く天然の避雷針となって雷を呼び寄せるのだそう。
車窓からは景勝地であるとともに男女別のヒーリングパワーを持つという
ボルテックスのBell Rock。
Cathedral Rock, Airport Mesaなどが見えます。
スヌーピーの岩なんてのもあります。
傾斜地には価値数百万ドルという邸宅があちこちに見え、
マドンナやトム・クルーズの別荘もあったとか。
水は川から引いてるそう。
山道から急に町らしくなるアップタウンはインディアンメイドの物も含め、土産物店が
並ぶ街並みで景色も素晴らしい。
通勤者がいるのでこの地域には珍しく信号機が設置してあるとか。
町並みには占いの店やヒーリング関係や奇石等の品を置いている店も沢山ありました。
景観に溶け込むようにクリーム色、茶、渋い赤などと建物の外観にも規制があるとか。
昼はボックスランチ、アップタウンでは景観を楽しみお土産店を回ります。
ホテルに向かう途中眼下に見えるOak Creak Canyonには川岸に人々が見えます。
slide rockというウォータースライダーのように滑床で遊べる所もあるそう。
途中飛行場もあり、預言で有名なホピ族などもいたグランドキャニオンではUFO目撃ツアー、
星座鑑賞、パワー(が本当に出ているか)確認ツアー、トレッキング、飛行ツアー、キャンプ、
バギー等様々な観光があるとか。
途中エルクが草を食べていたり、雷で焼け落ち倒れたままの樹木などが散見される。
自然はできるだけそのままにされ、動物にエサをやると罰金を取られるそう。
高温で初めて発芽する松などもあり、山火事も消火せず、樹木の世代交代を促すのだとか。
人間による駆除により天敵の狼が消えエルクの食害で土地は荒廃し生態系が崩れたが、
カナダから狼を再導入しエルクの数量が減り、草原や森林、小動物が戻ったそうだ。
グランドキャニオンプラザホテルにチェックインして荷物を軽くしてから、夕陽鑑賞のヤバパイポイントへ。
既に人が沢山いる。
柵は一部のみで自己責任で断崖絶壁の端まで行けるが、谷底は深く切り立った崖なのでかなり怖い。
露になった地層は20億年位前のものから順次見られ地層学上も貴重なのだそう。
谷底の向こうにNorth Rimが見える。日の光によってただでさえカラフルな横縞の色が微妙に変化して美しい。
ホテルに戻り付近のステーキハウスで夕食後、ゆっくりバスタブにつかり就寝。
翌朝早朝にチェックアウト後、マーサーポイントで朝日鑑賞。
こちらも既に人がスタンバイしていた。
景観に合うように建てられたウォッチ・タワーはコロナ禍のせいで現在は入れない。
朝焼けに照らされるピンクの絶壁もなかなかです。
次はデザートビューポイント。
唯一砂漠地帯とコロラド川の両方が見える所だそうです。
そしてローワー・アンテロープ。
ここはナバホ族の管理する地域でツアーも彼らが管理し、ガイドも原住民の方です。
マスク要着用は、526部族あるアメリカ原住民の多くが貧困と肥満、糖尿病から
コロナ罹患で重症化する率が高く、コロナ対策を厳重にしているからとのこと。
また動画禁止は以前著作権で裁判沙汰になったことがあるからとか。
アッパーと違いジープではなく徒歩で入り口まで行き、一方通行で約1時間半位歩きます。
梯子のような階段を上ったり下りたり、狭い洞窟のような隙間をすり抜けたり、
空からの太陽光線の辺り具体で微妙に縞々の色が違い削られて不規則な形とともに絶景です。
美しい写真を撮るには独特の設定があり、岡田さんに教えてもらいます。
また、ガイドの方がポイントで写真を撮ってくださったりもします。
砂岩で埃っぽく、ガイドが差し込む光に向けて土ぼこりを上げて反射させたり、ペットボトルで光を屈折させたりします。
地下にあり雨で増水し死者も出たそうでツアーの中止もあるということでした。
お昼はキムチも絶品の中華ビュッフェ。
その後ホースシューベントへ。
駐車場から絶壁までの道のりが行き倒れそうになるくらいの灼熱地獄で1リットルくらい水を飲みました。
ここもまた柵はほんの一部。
眼下には深い青の蛇行した川と奇岩のコラボレーションが現れます。
水面を行く船もあります。年間数人は落ちるそうです。危ない!
その後、発電所も近くにあり船の停泊所もあるレイクパウエルを鑑賞して、ラスベガスに戻ります。
同乗者の方々もいい方ばかりで、一人旅の同乗の方がLAXで入管に詰問されたのは
円安不況で日本からの不法就労が増え強制送還になる人がいるから、とか、
在米邦人子女の日本での体験入学がコロナ禍で延期された話やら、
オバマケアが庶民の保険グレードを落とした等、雑談も含め岡田さんから貴重なお話を伺い、
とても楽しい旅でした。
やがて趣味の良くない金ぴかのTrumpホテルが見えてきました。
ここはカジノライセンスが取れなかったのが災い転じて福となりカジノを望まない方々に好まれ繁盛しているそう。
Luxorに戻り、翌早朝に空港へ。
空港のチェックイン時にVeriFLY登録が必要と言われ慌ててその場で操作するものの、
PCR検査結果のQRコードが読み取ってもらえず。
仕方なく有料で書面の写真をネットで送り審査してもらうなどのトラブルはあったものの、
余裕をもって搭乗しました。
LAXでも荷物の受け渡しがないので時間があり土産物を買うなどして乗り換え。
成田ではMySOSで接種証明や陰性証明等を登録し青色画面を見せると抗原検査もなくスムースに荷物を引取り出られました。
コロナ禍規制の手続きはありましたが、ゆったり休む時間も取れ、音楽フェスばかりか素晴らしい観光も楽しめました。
福森さん、お世話になりました。ありがとうございました。