ここ数年、アイスランドは世界中から旅行者が訪れる人気観光地になっています。
日本でも、少しずつブーム到来の兆し。
“アイスランド”といえば、世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」や夜になっても陽が沈まない「白夜」、そして天空の神秘とも称される「オーロラ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、その他にも隠れた魅力がたくさんあります。
定番の旅に飽きたら、次はアイスランドを旅してみませんか。
アイスランドの首都レイキャヴィクの東には、この国を訪れる多くの旅行者が一度は巡る定番の観光エリア「ゴールデンサークル」があります。
このエリアの注目スポットといえば、世界遺産の「シンクヴェトリル国立公園」。
ごつごつした溶岩の壁がそびえ立ち、大地の裂け目「ギャゥ」が幾重にも走る風光明媚な場所で、世界初の民主議会が開催された地としても知られています。
その他にも、英語の「geyser(ガイザー:間欠泉)」の語源ともいわれる「ゲイシール間欠泉」や今でも活発に噴き上げる「ストロックル間欠泉」、荒々しく水しぶきをあげる氷河の瀑布「グトルフォス(黄金の滝)」など、アイスランドを代表する自然を満喫できます。
世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」は、レイキャヴィクから日帰りで行けます。
泉質は、熱い湯が苦手な欧米人向けのややぬるめの硫黄泉。
水着着用で入浴するため、まるで温水プールのようです。
温泉に沈殿する白い泥「シリカ(silica)」は美肌効果があるといわれていることから、老若男女が顔や体に塗りたくっています。
ブルーラグーンブランドの化粧品も販売されており、施設内ではマッサージを受けることもできます。
一年中いつでも楽しめますが、おすすめは冬。
天候の条件が合えば、温泉に入りながらオーロラを眺めることができます。
冬にアイスランドに行かれる場合は、ぜひブルーラグーンでのオーロラ観測にトライしてみてください。
アクティビティ満載のアイスランドですが、せっかくなら南東部に広がる「ヴァトナヨークトル国立公園」で、ヨーロッパ最大級の氷河に触れてみてください。
この公園は体力やお好みに合わせて氷河の楽しみ方を選べます。
アクティブ派におすすめなのは、アイゼンをつけての氷河トレッキング。
専門ガイドと実際に氷河を踏みしめ、雄大な自然を間近に体感できます。
のんびり派におすすめなのは、アイスランドで最大の氷河湖「ヨークルサルロン」でのクルーズ。
氷河がぷかぷかと浮かぶ幻想的な風景を眺めながらクルーズを楽しめます。