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ユネスコ世界遺産に登録されているドロミテ渓谷には3,000m級の山が連なっており、山麓には、緑豊かな牧草地や針葉樹に包まれたエメラルド色に輝く湖、氷河の岩肌など、美しい山岳風景が広がります。 イタリア北東部の山岳地帯であるドロミテを代表する町がコルティナ・ダンペッツォ。 夏はトレッキング、冬はスキーを楽しめるリゾート地として知られており、世界中から旅人が集います。 一方、スイスとフランスの国境に近いアオスタ渓谷では、名峰に囲まれたクールマイヨール、チェルヴィニア、シャンポリュックといった街を拠点に、モンブランやマッターホルンを望みながらのハイキングが人気です。

ピエモンテ州ランゲ地方の銘酒で“イタリアワインの王様”と称される「バローロ」。 ワインファンから熱い注目を浴びる、トスカーナ州のボルゲリで造られる「スーパートスカーナ」。 トスカーナ州マレンマ地方の肥沃な大地の恩恵を受けて造られるD.O.C.G.「モレッリーノ・ディ・スカンサーノ」。 これらの高級ワインの産地は美しい葡萄畑が広がっており、日帰りウォーキングにおすすめの場所でもあります。 ワインの産地には、ワインにマッチする伝統料理を堪能できるレストランや家族経営の宿があるのでそちらも要チェックです。 イタリアを代表するワインの産地、ピエモンテ州とトスカーナ州には、白トリュフの産地として名高いアルバとサン・ミニアートもあります。

地中海の一部であるリグーリア海に面し、西はフランス国境から東はトスカーナ州まで大きく弧を描いて広がるリヴィエラ海岸。 後方には、アルプス山脈とアペニン山脈によってつくられた渓谷地帯が続き、漁業のほか、オイルの原料となるオリーブや花を栽培する農業が盛んな地域です。 リヴィエラ海岸に行った際には、ユネスコ世界遺産に登録されているチンクエテッレの漁村巡り、日帰りトレッキング、ポルト・ヴェーネレ港を発着する遊覧船を利用しながらの小さな島巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。