【中津街道】
中津街道は、周防灘沿岸に走って小倉と中津を結ぶ。北部九州における主要道の一つであるこの道は、小倉で長崎街道、秋月街道などの街道と集結し、赤間関への渡海地・大里から中国路とつながっている。また、中津から南は、宇佐、府内、宮崎へと東九州を貫く日向街道の一部である。小倉から苅田、大橋、椎田、松江（しょうえ）、八屋、中津とつづく道である。
この道は、貝原益軒と菱屋平七の二人も歩き、貝原益軒は『豊国紀行』、菱屋平七は『筑紫紀行』に記している。

【別府温泉・地獄めぐり】
「別府の地獄」として国の名勝に指定されている次の4つの地獄は必見です。
・海地獄…別府の地獄のなかでも最大で、温泉成分に“硫酸鉄”を多く含むため綺麗なコバルトブルーの色をしています。
・血の池地獄…地下の高温で自然に化学反応を起こして生まれた酸化鉄や酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まっています。
・龍巻地獄…別府市の天然記念物にも指定される間欠泉があり、豪快に噴き出しています。
・白池地獄…噴出時は透明な湯が、池に落ちた際に温度と圧力の低下により青白い色となっています。

【国東半島石仏めぐり】
国東半島の中央にある両子山から放射状に広がる谷を六つの里に分け、この地に開かれた天台宗寺院全体のの総称「六郷満山」。九州ではいち早く仏教が栄えた地域であり、厳しい地形での修行を好む山岳宗教との融合を経て、独特の六郷満山文化を花開かせました。
現存する九州最古の木造建築物として国宝でもある“富貴寺”、鬼が築いたと伝えられる100段もの石段を登ると2体の雄大な磨崖仏が現れる“熊野磨崖仏”、1300年の歴史を持つ六郷満山の総持院であり、子授けの寺としても広く知られる“両子寺”など、巡ってみましょう。
六郷満山峯入行のコースをベースに、自然だけでなく、何世紀にも渡る伝統的な農業が形づくった文化や景観も楽しめるトレイルもありますので、ご希望によりアレンジいたします！