【赤い蕎麦の花】
可憐でどこか優しい淡い紅色の花をつける「高嶺ルビー」は、ヒマラヤから来た蕎麦の品種。9月中旬～10月半ばにかけて一斉に花が咲きます。東京ドームほどの広さの畑が一面ピンクに染まるさまは、本当に見事！ 赤蕎麦は食用として栽培されていますが、まだまだ市場に出回る量は少ないとか。果たして、打ち終えたお蕎麦の色は何色？なのでしょう。気になりますね。
そして赤蕎麦の近くには、素敵な色に出合えるかもしれない場所がもう１つ。箕輪町の農家の方が地区の遊休農地を利用し、鑑賞用に栽培を始めた「青い朝顔・ヘブンリーブルー」。手造りの花畑のため、年により規模や花の量は異なるそうですが、8月下旬～９月下旬が開花の時期。タイミングが合えば、癒しのピンクと、心洗われる青、２つとも楽しめるかもしれませんね。

【奈良井宿】
伊那と木曽をつなぐ権兵衛峠も、2006年に開通したトンネルのおかげで往来が楽になりました。中山道六十九次、江戸・京いずれから数えても34番目の奈良井宿は、宿場町としては最長の南北1km、東西200m。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された町並みは、何処をとってもフォトジェニック。まち歩きに疲れたら、風情ある茶屋で五平餅やお焼き＆甘味でエネルギーを補給して、さて、もうひと歩きといきましょう。

【諏訪大社四社巡り＋α】
4つの宮から成る諏訪大社は、樹齢150年を超えたモミの大木16本を山から切り出し、各宮に4柱ずつ立てるという、7年に1度の神事でも有名な神社です。2022年はその御柱が執り行われた年なので、四社を巡ってパワーチャージしましょう。
春宮近く「おんばしら館」の見学もお忘れなく。「おんばしら館」そばの「万治の石仏」も必見です。ずんぐりむっくりの体と面長で愛嬌あるお顔を見れば、気持ちも癒され活力につながりそうです。