【五能線】
青森県川部駅と秋田県東能代駅を結ぶ、全長147kmのローカル線。奇岩がおもしろい日本海の景色と、手つかずの自然が残る世界遺産の白神山地を臨める風光明媚な路線として、近年人気を集めています。
特に全席指定席であるリゾート観光列車しらかみが人気を博しており、広い窓から車窓の景色を楽しめるだけでなく、車内にいながらにして津軽三味線などの津軽文化に触れたり、ご当地の特産品を購入できたりと盛りだくさん。ブナをはじめ、秋田杉、青森ヒバなど、名産である木材を使った温かい内装の列車が迎えてくれます。

【白神山地】
1993年に日本で初めてユネスコ世界自然遺産に登録された白神山地。東アジア最大級と言われるブナの原生林は、東京ドーム2万8千個分もの広さを誇り、手つかずの自然が残る神秘的な世界は、ジブリ映画『もののけ姫』の舞台としても知られています。
今回はビジターセンターから車無しでもアクセスできる、白神山地内でも人気の「十二湖周辺エリア」をご紹介しています。

【角館（かくのだて）】　
「みちのくの小京都」と呼ばれる角館。町が作られたのは400年前の江戸時代初期で、芦名（あしな）氏、佐竹氏と藩主が変わる中、城下町として発展していきました。
玉川と桧木内川沿いに栄え、三方が山々に囲まれているため、江戸時代の風情をそのまま残しています。歴史ある武家屋敷が多数残っており、季節ごとに周囲の自然と調和のとれた静かな美しさを見せてくれます。

【猊鼻渓（げいびけい）】
日本百景のひとつである猊鼻渓は、砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷で、両岸には高さおよそ100mの断崖がそびえた風光明媚な場所です。舟下りでは船頭が竿一本で巧みに舟を操り唄う「げいび追分」を聞きながら雄大な景色をゆったり楽しみましょう。

【平泉】
2011年にユネスコ世界文化遺産に登録された、平安時代の古都平泉。仏教の中でも、特に浄土思想の考え方に基づいて造られた、中尊寺金色堂や毛越寺などの寺院・庭園などが、一群として良好に保存されているのは必見です。この地に理想世界を創り出そうとした奥州藤原氏の栄華をたどってみませんか。