【原生林のパワーに圧倒される屋久島】
標高1,000m以上の山が45座もあることから”洋上のアルプス”とも称えられる世界自然遺産の屋久島。島の中央部のほとんどが山岳部で、自然の景観や独特の植生に圧倒されます。年間降雨量は日本一で、この豊富な雨が深い森を育み、その数は600種と苔の宝庫。屋久島の魅力は縄文杉だけではありません。数少ない貴重な砂浜「いなか浜」は、日本一のウミガメ産卵地として知られ、ラムサール条約にも登録されている貴重な湿地です。苔に覆われた森と清流という原生的な景観を気軽に楽しめるのは、“もののけ姫”のモデルにもなった「白谷雲水峡」。「太鼓岩」まで上ると、よく晴れた日には屋久島最高峰の宮之浦岳はもちろん、遠くには開聞岳まで見渡すことができます。ゆったりと連泊し、太古の原生林を味わって頂く、そんな贅沢な旅をおススメいたします。

【自然界を代表するその姿に魅了される縄文杉】
樹齢1,000年を超えた杉は屋久杉とされ、中でも樹齢推定3,000年以上とも7,000年以上ともされるのが「縄文杉」。（樹齢については諸説あり）
幹回りが約16ｍもあり、一般的な杉の真っすぐな姿とは大きく異なりますが、台風の常襲地帯で強く生き続ける堂々とした容姿は圧巻です。
＜トレッキングルート＞
トロッコ道や険しい原生林の中を歩く長いコースですが、しっかりと整備されており、特に危険な箇所はありません。（安心のプライベートガイド付きでご案内）
・往復約22キロ　歩行時間10～11時間
・必要装備はレンタル可（別料金）
※必要な装備などについてもご相談下さい

【天孫降臨の地に鎮座する神社・霧島神宮】
＜重要文化財＞
霧島神宮の御由緒は神話の「天孫降臨」。天照大御神の命により、瓊々杵命（ににぎのみこと）は他の神々と、3種の神器、稲穂を持って現在の高千穂峰(たかちほのみね)に降り立ったとされています。その神様をお祀りしている大変由緒ある場所で、高千穂峰と火常峰（御鉢）の間にある高千穂河原に社殿を造られたのが始まりとされていますが、霧島山の噴火による消失と再建を繰り返し、500年以上前に現在の場所に移されました。南九州の杉の先祖とされる御神木の「杉」、国歌“君が代”の歌詞にも登場する神が宿っているとされる「さざれ石」などがあり、ぜひ立ち寄りたいパワースポットでもあります。坂本龍馬が日本初の新婚旅行で訪れた地としても知られています。

【歴史を感じながら自然に魅了される場所・霧島】
＜日本ジオパーク認定＞
日本で最初の国立公園に指定された霧島。霧の深い地域でもあり、遠方から眺めた時に“霧の中に浮かぶ島”のように見えることが地名の由来とされています。霧島山最高峰の韓国岳、2011年に約300年ぶりに噴火した新燃岳、霊峰高千穂峰などの山々や、遠くには錦江湾、桜島などを臨むことができ、日常を忘れるほどの魅力ある場所。数多くの自然を楽しむ遊歩道も整備されています。
つつじ科の花「ミヤマキリシマ」は、5月から6月にかけて見頃を迎えます。全国屈指の人気を誇る霧島温泉郷で、癒しのひと時はいかがでしょう。シラス台地で育ったサツマイモから作られた本格芋焼酎、闘鶏が盛んであったことから今に伝わる地鶏、鹿児島の絶品とされる黒豚など、霧島グルメも楽しめます。