アルゼンチン・ブエノスアイレス市は、市内を走る地下鉄B線の全車両を、新型車に置き換えるとを発表しました。
B線では、1990年代に当時の営団地下鉄(現・東京メトロ)から譲渡された、1950~60年代製の丸ノ内線の中古車両が現役で使用されていますが、新型車の導入により、姿を消すことになります。
B線は、市内中心部の「五月広場」付近から、街のシンボルである「オベリスク」や、劇場街として知られる「コリエンテス大通り」などを経て、郊外に至る約12㎞の路線で、1日およそ18万人が利用します。
元・丸ノ内線の車両は、現地では「Mitsubishi」と呼ばれ、長年、市民の足を支えてきました。
東京で30年以上に渡り、丸ノ内線の「顔」として活躍していた赤い電車は、ご存知の方も多いかもしれません。
B線では外観は塗り替えられて改装されていますが、シート配列や手すり、窓枠などは営団時代のままで、車内のプレートなどに日本語も残されており、昭和~平成初期の日本の鉄道の懐かしい雰囲気が感じられます。
この度、発表された計画では、B線に174両(29編成)の新型車を導入し、従来の車両と置き換えます。
新型車は監視カメラやLED照明、車内情報システム、空調などを備え、より快適で安全な移動が提供される予定です。
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La Ciudad renovará la flota completa en la Línea B del Subte | Buenos Aires Ciudad - Gobierno de la Ciudad Autónoma de Buenos Aires