地中海の真ん中に位置する「マルタ島」は、近年、再び注目されております。
それは、首都ヴァレッタや巨石神殿群が世界遺産に登録されているだけでなく、他のヨーロッパ諸国より治安が良く、冬でも気候が温暖で、英語が100%通じるといった理由からです。
ヴァレッタ
聖ヨハネ騎士団の歴史探しへ
マルタ共和国の首都ヴァレッタは、聖ヨハネ騎士団長ジャン・ド・ヴァレットによって16世紀に築かれた要塞都市です。
東西約1㎞、南北800mほどの町は、マルタ・ストーンと呼ばれる特産の蜂蜜色の石灰岩の建物が300にも及び、町全体が世界遺産に登録されています。
マルタの政治・歴史・文化の中心地でもあり、歴代のヨハネ騎士団長の館として使用された「騎士団長の宮殿」、画家カラヴァッジョの傑作がある「聖ヨハネ大聖堂」、パノラマの素晴らしい「アッパー・バラッカ・ガーデン」は必見です。
マルサシュロック
日曜の朝はマーケットへ出かけましょう!
マルタ島南部に位置するマルサシュロックは、マルタ最大の漁村です。
カラフルなマルタ伝統の漁船ルッツが湾内に浮かび、日曜午前中に開かれるサンデーマーケットはたいへんな賑わいを見せます。
新鮮な魚介類だけでなく、野菜&果物、特産の蜂蜜やお菓子、雑貨や衣料品まで様々な屋台が並ぶので、何かステキなお土産も見つかるかも。
マーケットでのお買い物の後は、ぜひ海沿いのレストランでシーフード・ランチをご堪能ください。
イムディーナ
古都イムディーナを散策
マルタ島中央部、小高い丘の上にある城壁の町イムディーナ。
16世紀にはヴァレッタに先立って首都が置かれていました。
盛時には24もの貴族の館が建ち並んでいましたが、現在は「静寂の町」と称されるほど、ひっそりとした雰囲気です。
狭い小路を歩き続け、バスチョン広場に到着すると、周囲の平野が見渡せて素晴らしい眺望が。
17世紀の邸宅を改装したカフェ&レストラン「パラッツォ・デ・ピロ」のテラスからの、パノラマを眺めながらのアフタヌーンティーがお薦めです。
城壁外のパラッツォ・カステレッティでは、優雅な雰囲気の中でティータイムが楽しめます。