おだやかな海に、いくつもの島影が重なってかすむ「多島美」の魅力と、せとうちの海の幸。 多くの文人に愛され、数々の映画の舞台にもなったノスタルジックな港町、尾道でのんびりし、瀬戸内海の島さんぽを楽しみながら、渡った先は「伊予の国」愛媛。温泉、お城めぐり、古き良き街並みが残る小さな町歩きを満喫する旅です。 【1日目】 尾道泊 各地から尾道へ。しまなみ海道ドライブを楽しむため、レンタカーを借りるなら、広島空港(鉄道なら福山駅または新尾道駅)が便利です。 のどかな風景に癒される尾道市内を散策。どこかのんびりした空気が流れる町では、いつもより歩く速度がゆっくりになっていることに気づきます。 *坂が多い街を緩やかに歩く「尾道横歩き」散策路(2時間) *尾道の「猫を探して歩く」散歩道(3時間) *はじめての尾道を堪能する「ゆったり散策」(5時間) ……と、尾道観光協会のモデルコースも、体力や好みに合わせて多彩です。
歩き疲れたら、坂の上の絶景カフェでひと休み。「尾道ラーメン」や、お好み焼き「尾道焼」、海の幸が自慢の居酒屋さんなど、グルメ欲も満たしてくれる町なので、3連泊しても飽きることはありません。 【2~3日目】尾道泊 ぜひオススメしたいのが、「渡船(とせん)」でほんの5分たらず、尾道の目の前にある向島(むかいしま)へ渡っての、島さんぽ。大正5年創業という昔ながらのパン屋さんだけでなく、最近ではオシャレなカフェや食堂もオープンして、半日でも1日でも、ゆる~い時間を楽しめます。レンタサイクルでもOK ですが、高見山展望台から「これぞ瀬戸内!」という島々の絶景を見るなら、自転車はキツイので、やはり車(レンタカー)がよいと思います。(渡船には、車でも自転車でも、そのまま乗ることができます) もう1日は、レンタカーで「しまなみ海道」へ。「レモンの島」生口島や、「神の島」大三島をはじめ、小説「村上海賊の娘」好きなら、因島から大島にかけて、村上水軍をテーマにした島巡りもオススメです。 【4日目】道後温泉泊 朝、尾道を出発し、ドライブしながら「しまなみ海道」を駆け抜けて四国へ。 四国に一番近い「大島」に寄り道して「村上海賊ミュージアム」、日本有数の急流が体験できる「水軍潮流体験」、来島海峡一望の「亀老山展望公園」を訪れ、道の駅「よしうみいきいき館」で、海の幸を選んで七輪バーベキューのランチはいかが? 世界初の三連吊り橋「来島海峡大橋」を渡れば、いよいよ四国! 築城の名手・藤堂高虎が築いた日本100 名城のひとつ「今治城」に立ち寄ってから、松山市内でレンタカーを返却。日本最古の温泉といわれる道後温泉に3連泊して、ごゆるりと。 【5~6日目】道後温泉泊 松山市内の観光へは、温泉街から市電で15~20分。明治時代を再現したレトロなSL風の「坊ちゃん列車」に乗れば、楽しさ倍増です。日本100名城にも選定されている「松山城」は、日本三大平山城のひとつ。近代俳句の父・正岡子規の生家(記念館として復元)「子規堂」や、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公・秋山兄弟の生誕地&ミュージアムを見てまわった後は……。 愛媛といえば、みかん、伊予かんなどの柑橘類。搾りたてのジュースを楽しめるお店がたくさん。左党のあなたには、約150種のお酒が揃う「蔵元屋」さんで“角打ち”をオススメします。そうそう、道後温泉には地元の蔵元さんが作る地ビールもありますので、お風呂上がりにどうぞ♪ もう1日は、松山から電車に乗って「日帰り遠足」もいいですね。 *大洲(おおず) 松山から特急「宇和海」などで30分ほどの「伊予の小京都」と呼ばれる、伊予大洲藩6万石の城下町。坂本龍馬脱藩ゆかりの地、1966年に放送されたNHKの連続テレビ小説「おはなはん」のロケ地としても知られ、和紙や養蚕で栄えた商家や土蔵など、江戸から明治にかけての建物が並んでいます。また、大洲城では「日本初・完全復元の木造天守に宿泊」というお城に泊まるプランを計画中。30組限定、2名1泊100万円(!)の予定だそうです。 *内子(うちこ) こちらも松山から特急「宇和海」などで30分弱。漆喰の建物がずらりと軒を連ねるアンティークな町は、江戸~明治・大正時代にかけて、和紙と木蝋(もくろう=ハゼノキの実から作られるろうそく)で栄え、往時を偲ばせる白壁やなまこ壁の建物が建ち並びます。1916年(大正5年)に建てられた本格的な歌舞伎劇場(1985年に復元)である内子座は、木造2階建て、瓦葺きの入母屋造りで、回り舞台や花道、奈落などの当時の舞台設備を見ることができます。八日市・護国地区には、見学できる町家・住宅施設があり、通りを歩いているだけでも楽しい街並みで、古民家を利用した摘み草料理のお店や、カフェでほっこりするのも◎ <松山の楽しみ方&モデルコース> https://matsuyama-sightseeing.com/appeal/ *城下町を散策する *道後で癒しの時間を過ごす *絶品グルメに舌鼓 *内子と大洲への小旅行 https://matsuyama-sightseeing.com/course/course03/ 【7日目】 道後温泉街をのんびり歩いてランチをしてから、松山から空路(or 鉄道)で帰途に。
「せとうち紀行」 尾道~しまなみ海道~伊予の国
おだやかな海に、いくつもの島影が重なってかすむ「多島美」の魅力と、せとうちの海の幸。
多くの文人に愛され、数々の映画の舞台にもなったノスタルジックな港町、尾道でのんびりし、瀬戸内海の島さんぽを楽しみながら、渡った先は「伊予の国」愛媛。温泉、お城めぐり、古き良き街並みが残る小さな町歩きを満喫する旅です。
【1日目】 尾道泊
各地から尾道へ。しまなみ海道ドライブを楽しむため、レンタカーを借りるなら、広島空港(鉄道なら福山駅または新尾道駅)が便利です。
のどかな風景に癒される尾道市内を散策。どこかのんびりした空気が流れる町では、いつもより歩く速度がゆっくりになっていることに気づきます。
*坂が多い街を緩やかに歩く「尾道横歩き」散策路(2時間)
*尾道の「猫を探して歩く」散歩道(3時間)
*はじめての尾道を堪能する「ゆったり散策」(5時間)
……と、尾道観光協会のモデルコースも、体力や好みに合わせて多彩です。
歩き疲れたら、坂の上の絶景カフェでひと休み。「尾道ラーメン」や、お好み焼き「尾道焼」、海の幸が自慢の居酒屋さんなど、グルメ欲も満たしてくれる町なので、3連泊しても飽きることはありません。
【2~3日目】尾道泊
ぜひオススメしたいのが、「渡船(とせん)」でほんの5分たらず、尾道の目の前にある向島(むかいしま)へ渡っての、島さんぽ。大正5年創業という昔ながらのパン屋さんだけでなく、最近ではオシャレなカフェや食堂もオープンして、半日でも1日でも、ゆる~い時間を楽しめます。レンタサイクルでもOK ですが、高見山展望台から「これぞ瀬戸内!」という島々の絶景を見るなら、自転車はキツイので、やはり車(レンタカー)がよいと思います。(渡船には、車でも自転車でも、そのまま乗ることができます)
もう1日は、レンタカーで「しまなみ海道」へ。「レモンの島」生口島や、「神の島」大三島をはじめ、小説「村上海賊の娘」好きなら、因島から大島にかけて、村上水軍をテーマにした島巡りもオススメです。
【4日目】道後温泉泊
朝、尾道を出発し、ドライブしながら「しまなみ海道」を駆け抜けて四国へ。
四国に一番近い「大島」に寄り道して「村上海賊ミュージアム」、日本有数の急流が体験できる「水軍潮流体験」、来島海峡一望の「亀老山展望公園」を訪れ、道の駅「よしうみいきいき館」で、海の幸を選んで七輪バーベキューのランチはいかが?
世界初の三連吊り橋「来島海峡大橋」を渡れば、いよいよ四国! 築城の名手・藤堂高虎が築いた日本100 名城のひとつ「今治城」に立ち寄ってから、松山市内でレンタカーを返却。日本最古の温泉といわれる道後温泉に3連泊して、ごゆるりと。
【5~6日目】道後温泉泊
松山市内の観光へは、温泉街から市電で15~20分。明治時代を再現したレトロなSL風の「坊ちゃん列車」に乗れば、楽しさ倍増です。日本100名城にも選定されている「松山城」は、日本三大平山城のひとつ。近代俳句の父・正岡子規の生家(記念館として復元)「子規堂」や、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の主人公・秋山兄弟の生誕地&ミュージアムを見てまわった後は……。
愛媛といえば、みかん、伊予かんなどの柑橘類。搾りたてのジュースを楽しめるお店がたくさん。左党のあなたには、約150種のお酒が揃う「蔵元屋」さんで“角打ち”をオススメします。そうそう、道後温泉には地元の蔵元さんが作る地ビールもありますので、お風呂上がりにどうぞ♪
もう1日は、松山から電車に乗って「日帰り遠足」もいいですね。
*大洲(おおず)
松山から特急「宇和海」などで30分ほどの「伊予の小京都」と呼ばれる、伊予大洲藩6万石の城下町。坂本龍馬脱藩ゆかりの地、1966年に放送されたNHKの連続テレビ小説「おはなはん」のロケ地としても知られ、和紙や養蚕で栄えた商家や土蔵など、江戸から明治にかけての建物が並んでいます。また、大洲城では「日本初・完全復元の木造天守に宿泊」というお城に泊まるプランを計画中。30組限定、2名1泊100万円(!)の予定だそうです。
*内子(うちこ)
こちらも松山から特急「宇和海」などで30分弱。漆喰の建物がずらりと軒を連ねるアンティークな町は、江戸~明治・大正時代にかけて、和紙と木蝋(もくろう=ハゼノキの実から作られるろうそく)で栄え、往時を偲ばせる白壁やなまこ壁の建物が建ち並びます。1916年(大正5年)に建てられた本格的な歌舞伎劇場(1985年に復元)である内子座は、木造2階建て、瓦葺きの入母屋造りで、回り舞台や花道、奈落などの当時の舞台設備を見ることができます。八日市・護国地区には、見学できる町家・住宅施設があり、通りを歩いているだけでも楽しい街並みで、古民家を利用した摘み草料理のお店や、カフェでほっこりするのも◎
<松山の楽しみ方&モデルコース> https://matsuyama-sightseeing.com/appeal/
*城下町を散策する
*道後で癒しの時間を過ごす
*絶品グルメに舌鼓
*内子と大洲への小旅行 https://matsuyama-sightseeing.com/course/course03/
【7日目】
道後温泉街をのんびり歩いてランチをしてから、松山から空路(or 鉄道)で帰途に。