カムチャツカ半島の最大都市ペトロパブロフスク市内から約2時間のところに、2つの山、アバチャ山とコリャーク山があります。 アバチャ山麓には、山頂を目指す登山者のために「ベースキャンプ」が設営されています。標高869m。晴れた夏の日には、見上げれば満点の星空、眼下には市内の夜景が広がっています。 ■アバチャ山の登山―経験者向け。所要11~12時間。 アバチャ山は標高2,678mで、富士山5合目レストハウスよりちょっと高いぐらいの標高です。登るにつれて向かいのコリャーク山が美しく見えます。山の美しさを鑑賞するには、山麓から仰ぎ見るでもなく、空から見下ろすでもなく、少し離れた距離にある山からほぼ水平に見るのが一番美しい、といわれます。その言葉が実感できる場所です。 ■ラクダ山の登山―ハイキング感覚でもOK。所要約4時間。 ハイキング感覚で登れます。山頂は標高1,067m、ベースキャンプから300mの標高差を登ります。のんびり歩くフラワーハイキングで、リスなどとも出会えます。日本では標高の高いところでないと見ることができない高山植物でも、ここカムチャツカでは、標高1,000mのトレッキングで、この高貴な美しさに対面できるのです。高山植物は氷河時代から厳しい環境のなかを生き残ってきた、きわめて大切な“宝物”です。厳しい自然の中でたくましく可憐に咲く花。大地のエキスを吸い取り、色合いも素晴らしい、6月から8月が花の見ごろです。9月には紅葉や秋の植物、キノコ・ベリー類が楽しめます。 7月から8月は成田からカムチャツカへの直行のチャーター便が運航される日もあります。直行便でなければ、ロシア東部のウラジオストックやハバロフスクからの乗り継ぎ便で行くことができます。経由地の都市も楽しみのひとつといえるでしょう。
カムチャツカ登山
カムチャツカ半島の最大都市ペトロパブロフスク市内から約2時間のところに、2つの山、アバチャ山とコリャーク山があります。
アバチャ山麓には、山頂を目指す登山者のために「ベースキャンプ」が設営されています。標高869m。晴れた夏の日には、見上げれば満点の星空、眼下には市内の夜景が広がっています。
■アバチャ山の登山―経験者向け。所要11~12時間。
アバチャ山は標高2,678mで、富士山5合目レストハウスよりちょっと高いぐらいの標高です。登るにつれて向かいのコリャーク山が美しく見えます。山の美しさを鑑賞するには、山麓から仰ぎ見るでもなく、空から見下ろすでもなく、少し離れた距離にある山からほぼ水平に見るのが一番美しい、といわれます。その言葉が実感できる場所です。
■ラクダ山の登山―ハイキング感覚でもOK。所要約4時間。
ハイキング感覚で登れます。山頂は標高1,067m、ベースキャンプから300mの標高差を登ります。のんびり歩くフラワーハイキングで、リスなどとも出会えます。日本では標高の高いところでないと見ることができない高山植物でも、ここカムチャツカでは、標高1,000mのトレッキングで、この高貴な美しさに対面できるのです。高山植物は氷河時代から厳しい環境のなかを生き残ってきた、きわめて大切な“宝物”です。厳しい自然の中でたくましく可憐に咲く花。大地のエキスを吸い取り、色合いも素晴らしい、6月から8月が花の見ごろです。9月には紅葉や秋の植物、キノコ・ベリー類が楽しめます。
7月から8月は成田からカムチャツカへの直行のチャーター便が運航される日もあります。直行便でなければ、ロシア東部のウラジオストックやハバロフスクからの乗り継ぎ便で行くことができます。経由地の都市も楽しみのひとつといえるでしょう。