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南米大自然

有名スポットももちろん素晴らしいのですが、まだあまり観光地化が進んでいない小さな町や村を訪れ、大自然とそこに暮らす人々の暮らしを垣間見るのも、南米旅行の楽しみです。
トラベルコンシェルジュ 深山哲夫

ボリビア政府、アメリカ人とイスラエル人観光客のビザを免除

ボリビア政府は2019年12月、
これまでアメリカ人とイスラエル人観光客に課していたビザを免除すると発表しました。
かつては両国民ともビザは免除されていたのですが、
2007年と2014年に当時の政府が、短期の観光でもビザ取得を求めることを決めました。
今年に政権が交代し、この方針が見直されたものです。

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ウユニ塩湖 20110429 - Uyuni - 042 furlin

日本国籍の方は、従来より短期の観光はビザが免除されており、変更はありません。
ですが、例えば日本人とアメリカ人のカップルがウユニ塩湖へ行きたい!という場合、
今までは日本人はパスポートだけでよいのに、アメリカ人はビザが必要で、ビザ代も安くありませんでした。
今回の変更で、そういった問題がなくなり、一緒の旅行もしやすくなります。

海外でバックパッカー経験のある方はご存じかもしれませんが、
イスラエル人は国外をよく旅行しています。
私も南米を自転車で長期旅行していた十ウン年前、
チリの田舎でたまたま泊まった宿が、イスラエル人バックパッカー御用達の宿でした。
大勢いた他のお客は全員イスラエル人で、共用キッチンや食堂でも
彼らの言葉が全然分からず、南米なのに別世界で驚いたことがあります。

その後にも何人か出会ったイスラエル人と話して知ったのは、
かの国では兵役義務があり、兵役が終わってから大学に進学するまでの間に、
世界へ長旅に出る若者が多いのだということでした。
世界でも珍しく女性にも兵役を課している国としても知られ、
女性の旅人も多かった気がします。

いずれにしても、今回の変更でボリビアの観光客が増え、
より一層、国際的な観光国として発展していくとよいと思います。


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