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南米大自然

有名スポットももちろん素晴らしいのですが、まだあまり観光地化が進んでいない小さな町や村を訪れ、大自然とそこに暮らす人々の暮らしを垣間見るのも、南米旅行の楽しみです。
トラベルコンシェルジュ 深山哲夫

南米と日本の年末年始

こちらパラグアイでは12月25日クリスマスの午後です。
こちらでは祝日で人通りもなく、のんびりしたムードが漂っています。
昨晩、夜12時に街中から一斉に上がる花火は圧巻でした。

日本では、クリスマスが終わるとクリスマスツリーは撤去され、
お正月に向けて一気に雰囲気が切り替わりますが、
こちらでは、クリスマスの飾りはずっと残され、年が明けてもそのままです。
クリスマスの雰囲気のまま、夏本番に突入します。

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árbol de navidad y catedral metropolitana centro zócalo / christmas tree and metropolitan chatedral at mexico's city downtown Abraham P V 

南米ではクリスマスを大事にする一方、
正月は日本と比べると随分あっさりしています。
仕事が休みなのは大晦日午後と元旦だけで、
2日からは完全に通常モードです。
南米人に、日本ではクリスマスは休日ではなく、働くというと驚かれますが、
かわりに新年は3日まで休みだというと、納得します。

ところで、なぜ日本は新年は3日まで休みなのか、調べてみました。
Wikipediaの「正月三が日」によれば、明治6年に公布された法令で
1月1日~3日、6月28日~30日、12月29日~31日の3つの連休が定められたとあります。
その後に6月の連休は取り消されて、残りの二つが定着し、
結果として12月29日~1月3日の6連休が一般的になり、
今に至っているそうです。

正月三が日の歴史が明治時代まで遡ることは分かりましたが、
それ以前から存在していた習慣なのか、
それとも、明治の法令をきっかけにして生まれたのか、そこはよく分かりません。

一方、中国や韓国などでは新暦の1月1日よりも
年中行事では旧正月の方が重要だと聞きます。

いずれにしても、当たり前だと思っていた正月休みにも歴史があり、
国や宗教によって新年の考え方が違うのは、面白いですね。


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