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南米大自然

有名スポットももちろん素晴らしいのですが、まだあまり観光地化が進んでいない小さな町や村を訪れ、大自然とそこに暮らす人々の暮らしを垣間見るのも、南米旅行の楽しみです。
トラベルコンシェルジュ 深山哲夫

パイロン・デル・ディアブロの滝

エクアドルのバーニョス周辺で見逃せない、もう一つの滝が
パイロン・デル・ディアブロの滝です。
先に紹介したマント・デ・ラ・ノビアの滝からは5kmほどの距離です。
バーニョスからバスでも行けます。

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この滝は車道からやや離れており、駐車場から、
徒歩で森の中の遊歩道をどんどん下っていきます。
こんなに下って、帰りが大変だなと思う頃、
レストハウスがあり、そこでチケットを買って入場します。
滝で濡れた服を乾かしている先客がいて、ちょっと不安になります。

パイロン・デル・ディアブロは切り立った崖の間にあり、
その地形上、道は崖に沿って付けられていて、
滝を見るには、接近して水しぶきの洗礼を受けないといけません。

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まず展望台があり、そこへは水しぶきが注ぐ、急な階段を下りていきます。
展望台から間近に見上げる滝は迫力です。
さらに近くで見るためには、大人は屈まないと通れない、
低くて狭いトンネルを抜けていきます。

このトンネルを抜けると展望テラスがあり、
もう1回トンネルを抜けると、滝の裏まではもうすぐです。
短い階段を上ると滝裏へ行けます。
滝裏は激しいシャワーが注ぎます。



決して、イグアスのように大きな滝ではないのですが、
すぐ間近に見るので迫力は満点です。
水しぶきを浴びながら階段を上り下りしたり、
狭いトンネルをくぐったりと、冒険系が好きな方にはお勧めです。

必ず濡れるので、雨具や乾きやすい服など、
濡れてもよい服装がお勧めです。
足元も、できれば防水のトレッキングシューズがベストです。
なるべく軽装で、濡れると困るカメラや機器類は持たないほうが無難です。

この滝は私有地にあり、滝を境に所有者が分かれているそうです。
中で自由に行き来できない作りになっていて、
滝を両方から見たい場合には、
それぞれで入場券を買って入場する必要があります。
私は片側しか見ていないのですが、反対側には高い吊り橋などがあり、
また違った景色が楽しめるようです。

他にも、バーニョス近郊にはトレッキングやサイクリングルートもあり、
1日のアクティビティの後にはもちろん、温泉も楽しめます。


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