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南米大自然

有名スポットももちろん素晴らしいのですが、まだあまり観光地化が進んでいない小さな町や村を訪れ、大自然とそこに暮らす人々の暮らしを垣間見るのも、南米旅行の楽しみです。
トラベルコンシェルジュ 深山哲夫

外国人の買い物天国になったブエノスアイレス

アルゼンチンでは最近、通貨ペソの価値が下がったことで、
ドルやユーロを持つ外国人旅行者にとっては物価安になり、
この夏は外国人の買い物客で賑わっています。

昔からアルゼンチンは伝統的に皮革産業が盛んで、
よい革製品が安いという定評があります。
アルゼンチンのメディアの記事によれば、
ブエノスアイレスではこの夏の旅行シーズン、
靴、カバン、財布、服などを求める外国人でにぎわい、
各店の売り上げも好調とのことです。

記事では例として、かつては300USD相当の値段がついていた、
あるデザイナーの靴が、今はペソ安の影響で実質ほぼ半額になり、
購買力のある外国人にとっては、バーゲン状態だと伝えています。

ブエノスアイレスの高級ショッピングモールでは、
外国人客の増加は11月から始まり、1月がピークだったと言います。
ブエノスアイレスを訪れた外国人観光客の数は2019年、
約300万人の記録を達成しました。

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アルゼンチンの買い物は、デザインが洗練され、
おしゃれな品が手頃な値段というのがポイントです。

古い話ですが、2000年代前半に南米を長旅中に、
ブエノスアイレスの宿で日本人の長期旅行者と出会いました。
ここで旅を終え、もうすぐ帰国するという彼は、
日本で就職活動をするためのスーツや靴、カバンなど一式を
ここブエノスアイレスで揃えて帰ると話していました。
彼曰く、日本よりも安くてよい品が手に入るとのことでした。
他の女性旅行者も、ここでバッグや服などをたくさん買って
日本へ帰ると話していたのを思い出します。

ただ、現地ではインフレでペソ建ての物価は上昇していますので
今の状態がいつまでも続くとは限りません。
ペソで収入を得ている現地の人にとっては、ペソ安は大変なので、
手放しで喜べないところではあります。


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