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南米大自然

有名スポットももちろん素晴らしいのですが、まだあまり観光地化が進んでいない小さな町や村を訪れ、大自然とそこに暮らす人々の暮らしを垣間見るのも、南米旅行の楽しみです。
トラベルコンシェルジュ 深山哲夫

パラグアイ川のオオオニバスが開花

3月になり、パラグアイ川ではオオオニバス(Yacare Yrupe)が開花し始めています。
オオオニバスはパラグアイ川とパラナ川流域に見られる植物で、
その開花は例年9月に始まり、2~3月頃にピークを迎えます。
水に浮かぶ円形の大きな花が特徴で、大きいものでは直径が3mほどになります。

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オオオニバスの見どころは、首都アスンシオン近郊のリンピオ市ピケテクエ地区にあります。
2年前の2018年には大量のオオオニバスが開花し、大勢の観光客が訪れました。
今年はまだ開花が少ないとのことですが、それでも大勢の人々が訪れているそうです。
開花状況は川の水量などの自然条件の影響を受け、その年によって変わります。
きれいなオオオニバスを見るには朝方か夕方が良いようです。

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オオオニバスを見るには、ピケテクエの船着場から手漕ぎボートに乗って、群生しているポイントへ向かいます。
地元の漁師がこの時期、観光客のために船を出していて、説明しながら周囲をぐるりと廻ってくれます。
短い船旅ですが、水上に出ると水の音だけが聞こえ、ゆったりした時間が流れます。

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近くには、川の中に浮かぶ、こじんまりとしたお城もあり、こちらも一緒に観光できます。

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*画像はいずれも2018年2月撮影


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