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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 伊奈 典子
【2018年9月21日[Fri] ご出発】 海外

S様/九ふん・金瓜石と、高雄の友人に会いに行く旅

こんばんは。いつもお世話になっております、Sです。

9月の九イ分、1年ぶりでしたが、またも天気に恵まれまして。
しかも今回は2泊させていただきましたので、九イ分だけでなく以前から気になっていた周辺の観光地も攻略できました。
「ここは大阪か!!」と言うほどに食い倒れてきましたので、
そのご報告です。

昨年と同様、今回も同行のYと20日の午後11時40分過ぎに羽田へ移動。
21日早朝、ピーチで雨の羽田空港を出発、予定通り桃園空港へ到着。
空港で無料のシャワーを浴びて束の間サッパリした後、
國光客運のバスで台北駅へ移動しました。
涼しい秋の風が吹き始めた東京とは打って変わって30度超えの台湾。
シャワーを浴びたのにすぐに汗だくになりました。

台北駅のフードコートで軽く食べてから、MRTで忠孝復興駅へ移動。
迷わず「阿宗麺線」に行って、また食べます。
金瓜石行のバス停の前にはフライドチキンのチェーン店「TKK」があるので、
そこでもフライドチキンをかじって、ようやく1062番のバスに乗りました。
九イ分老街のバス停で降りると、通りを挟んでチャイナドレスレンタルの店が...
去年、瑞芳へ戻るバスの中で見た日本語の広告「九イ分でチャイナドレスを」の店は、ここでしたか。

セブンイレブン脇の老街入口は観光客で一杯だったので、
坂道の車道を少し登って「龍門客桟」を目指しました。
台湾らしい派手な墓地の横を抜けて、アップダウンを繰り返し、またもや汗だくになって、やっと到着。
簡単な日本語を操るお姉さんに、流れるようにチェックインしていただきました。
通された部屋は、食堂のある本館(?)の303号室、ダブルのツイン。
家族向けの部屋なんですね。広々と使えてありがたいです。
二人とも食べまくってきているので、広いベッドにごろんと横になり、
夕食まで居眠りしてしまいました(九イ分まで来といて贅沢な...)。

日が暮れかけて夕食を食べに行きます。
前回、友人Yが「大当たりだった、また食べたい」と言うので、
老街と階段のぶつかるところにある「小師父」に入りました。
Yお目当ての筍を含む各種料理をオーダー。
すっかり満足して、腹ごなしに九イ分の夜景を眺めながら
ファミリーマートまで散歩、茶裏王を買い込んで宿に戻りました。

22日朝。日本では7時半まで寝てた勘定になりますが、時差のおかげでまだ6時半。
朝食は8時半からなので、7時に出かけると1時間半撮影タイムを楽しめます。
Yを叩き起こし、今回の痛いミッションを遂行しに繰り出しました。
時折観光客を見かけますが、ほぼ無人の階段を撮影することができます。
もちろんあの「阿妹茶楼」も...
Yにスマートフォンを託し、甚平の私は建物の前に立って、
アカペラで歌い始めました。
そう、「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」を...
別にYouTuberでもなんでもありませんが、前回この風景の中に佇んだ時に、
次回ここに来たら絶対歌って帰る!と決めていました(笑)。
動画になったこの痛い思い出、墓まで持って行くことになるのでしょう。

宿に戻り朝食をいただきます。
饅頭2個(野菜と豚肉)、バナナと葡萄、簡素ながら台湾らしい朝食です。
今日は全力で観光です。
まず、バスで金瓜石へ行きました。
金瓜石行のバス、4回目にして初めて終点まで行きます。
バス停の広場がそのまま新北市立黄金博物館の入口。
問答無用、これは入るしかありません。ある意味潔い作りです。
鉱員住宅の日本家屋や庭園が公開されていました。
我々日本人には「瓦屋根だな」「錦鯉がいるな」程度のものですが、
台湾の人達には興味深いんでしょうね。
そのかわり、美術館・資料館好きとしては、本坑址や地面に残るトロッコの軌道、
資料館の展示物と上映されている取材映像はとても楽しめました。

昼前、再びバスに乗り瑞芳へ行きます。
これまでは九イ分帰りに電車に乗る場所、でしかありませんでしたが、
グルメスポットがあると聞いて攻略することにしました。
通りを歩いていると、店の並ぶ一角に出ました。
牛肉麺の看板が見えたので「珍厨房」に入りました。
牛肉麺や魯肉飯を食べた後、更に歩いて「瑞芳 美食廣場」へ。
そこでは豆花をいただきました。

日が傾いてきたので、3たびバスに乗り港町・基隆へ移動。
「すき家」「はま寿司」の看板を見て日本の地方都市の感覚を味わいながら夜市へ繰り出します。
まずは天婦羅。
中身が練り物なので、味と食感はさつま揚げや竹輪天に近いと思いました。
スターフルーツのジュースを飲みながら歩いていると、平仮名の「たいこまんじゅう」に遭遇。
大判焼き・今川焼き・回転焼きetc呼び方がいくつもあるアレですね。
腹に溜まりそうなチーズハムを購入。
更にインパクト大な豚の丸焼きをでーんと置いている屋台。
思わず豚肉の料理を注文してしまいました。
そんなこんなで、なかなかにお腹一杯です。
バスで九イ分に戻り、満足して寝ました。

23日は台北まで出て、高鉄で高雄へ移動、高雄の友人O君のお宅で中秋節恒例と聞くご家族全員の焼き肉パーティーに参加させていただきました。
24日は東港と興達港へ連れて行ってもらい、魚介類を堪能しました。
25日の深夜、ピーチで羽田に戻りました。

帰宅して体重を量ったら3キロ増えていました。
それでもまた懲りずに、台湾へ食べ歩きに行きたくなります。
つくづく不思議な国だなぁ、と思います。
もっとも、友人達は口をそろえて、それだけ食べまくって
3キロ増加で済んでいる私の体質の方が不思議だと言いますが...

伊奈様、次回もまた、よろしくお願いしますね。

伊奈 典子 wrote:

S様

無事、台湾よりおかえりなさいませ。

台風の多かった9月ですが、S様の行かれた3週目だけは、日本、台湾共に好天が続きましたが、そんな中、九ふん、金瓜石、高雄を満喫されて、本当に何よりでした。

台湾はちょうど中秋節のお休みで、名月を祝う会があちこちで開かれていたと思いますが、高雄でも親しい皆さんと、中秋をお祝いされたのですね。

今回は、グルメを色々楽しまれたという事で、お写真も有難うございました。今にも、湯気が立って、食欲をそそりますね・・

3キロ、体重が増えられたという事で、これだけ魅力的なグルメを前にすると、なかなか食べずにはいられません。その上に、高雄でもおそらく、「もっと食べて下さい」の嵐だったと思いますので、3キロで収まったのは幸いだったかもしれませんね。

今年7月、O様は訪日をお楽しみになられましたが、お顔つきも精悍な感じになられ、ご帰国後も、意欲的な毎日を過ごされていることが想像できました。

次回、この10月末から3月ほどの日本ご滞在をご予定頂いておりますが、是非、色々な経験、そして吸収されることをお祈りしています。

この度もご参加、誠に有難うございました。

次回もこちらこそ宜しくお願い致します。

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伊奈 典子
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