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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 伊藤 久美
【2018年9月14日[Fri] ご出発】 海外

H様 / フィジー+キリバス

お世話になりました。Hです。
無事帰ってきました。
伊藤さんのおかげで、キリバスとフィジーという未知の国に行くことができました。
ありがとうございました。

キリバスやフィジーでは、とてもよい現地ガイドがついてくれたのでとても助かりました。
キリバスでは、地球温暖化の影響をみることがてきました。
やはり、海水面の上昇は起こっているようです。
水没した土地や井戸水の塩水化を実際に体験しました。
ヤシの木も塩害でかれてました。
また、開発の負の部分も見れました。

詳細は、旅行記にて。


=キリバス共和国&フィジー共和国 旅行記「準備編、キリバスの温暖化とゴミ問題、キリバスGT]より=

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ずっとどこに行こうか考えて、"赤道直下で大物釣りをしたい"
ということに思い至った。
大物釣りは、GT(ロウニンアジ)を狙う。キハダマグロも狙っている。
いろいろ考えて、"赤道直下で大物釣りをしたい"ということに思い至った。
なぜ、赤道かというと、出身が雪国なので
暖かい南の島が憧れがあるからである。

その行きついたものが赤道直下なのだ。
しかし、ほとんどの国が行きづらいのである。
まず、治安が悪い。首都から赤道直下までが遠い。
1位のナウルが一番赤道に近いのだが、この国は経済破綻をしているので治安に不安があったので、今回はパスした。
そこで目的地を2位のキリバスにした。

キリバスに決めたが実際にいける算段をつけることが大変であった。
まず、情報の少なさ。WEBで調べると旅行者が行かない国の2番目だったのだ。

次に、困ったことがキリバス旅行をアレンジしてくれる旅行代理店がないこと。
大手のJTBさんはやはりキリバスの商品がなく、
WEBで片っ端から調べると4社ほどキリバス旅行の実績があるところが見つかった。
しかし、過去にやっていて今はやっていないというのである。理由は、現地に行きづらいからとのこと。
フィジー共和国経由キリバスのタラワ(首都)に入るか。ハワイ経由でキリバスの東の端のクリスマス島に入るか。
どちらかしかないからだそうだ。

一旦あきらめかけたが、2018年初めの頃にいつも懇意にしてもらっている横浜の旅行会社から
フィジーへの直行便が2018年7月に復活すると情報をもらった。
そこでキリバスも行けるかと聞いたが、うちはキリバスはやっていないから無理と断られた。

そこでWEBで再度調査しキリバスをやってもいいよという旅行会社2社をみつけた。
両方ともキリバスは過去やったことがないようだったが、
オーダーメイドの旅行を提供する会社だったのでやってくれるとのこと。
見積をとるとほぼ一緒の金額で両社とも信用がおけた。しばらく両社を並行して使ってみた。

結局、ウェブトラベルさんにした。
実は、費用見積は3000円ほど高かったが、相談したときの対応が他社より柔らかかった。
情報提供量は若干他者の方が多かったが、できないことはできないときっぱりいう他者と、
出来るかどうかわかりませんがまずは調べてみますと
時間がかかるが調べてくれるウェブトラベルさんに好感が持てた。
きっぱり断る他社も悪くはないが、今回は行くところが秘境中の秘境なのでそのような柔軟な対応に安心感を感じた。

私は、ウェブトラベルさんの直接本社まで行って直接会って話をきいた。
その結果、その場で契約することに決めた。
本来はウェブのみで契約する形態の会社なのだが、
私は、昔安い旅行会社に手付を打ったところで倒産された苦い経験があるので直接会って会社を見て判断したかったからだ。

フィジー経由でキリバスに行くことと、現地のエクスカーションなどについて情報をもらった。

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キリバスとは赤道直下の海洋国で、地球温暖化の最前線である。
ツバル、キリバス、マーシャル諸島がその脅威にさらされている。
今回は、キリバスに行って状況を見てきた。
そこでは、温暖化による海面上昇と人々が生活することによって
発生するゴミによる汚染があった。それを紹介したい。

私が今回行ったのは、キリバス共和国の首都があるタラワ環礁である。
タラワ環礁はいくつかの島に分かれている。
さらにその環礁は、大まかに北タラワと南タラワに分かれている。
南タラワのバイキリ島が首都機能がある島である。ちなみに、南タラワの島々は道路でつながっている。

2018/09/21 (金)に現地エクスカーションでタラワ観光をしたときに、
ガイドに頼んで温暖化の影響が出ているところを見せてくれと頼んだ。
ガイドは、そういう場所はそれなりにあると言っていた。今回は、その一つをサービスで見せてくれることになった。

キリバスの幹線道路(基本道路は1本しかない)から敷地にはいると右手にラグーンのようなものが見えた。
ラグーンの前に低い堤防がありその手前が緑色の水たまりがあった。決して人工的な池ではないと思えた。
その先の堤防まで歩いてみる。コンクリート製の手作り風の堤防に登ると水たまりと砂地があった。
ガイドが"ここはもともとはココナッツがたくさん生えていた土地だった"と言った。
"今は、海水がくるのでココナッツは全部枯れてしまった"と言う。
また、この堤防は、この土地のオーナーが海水が溢れてくるので、自分たちで作ったものだと言う。

写真から分かると思うが、手前の黒いものは、ココナッツの根である。もう枯れてだいぶ時がたったようにみえた。
私は、"今生えている奥の木はマングローブか?"と聞くとガイドは"そうだ"と答えた。
"海水がどんどん入ってくるようになってどうしようもないから
海水に強いマングローブを植えて少しでも浸食を抑えようとしたらしい"と彼は言った。
遠くに枯れたココナッツの木が見えた。確かに温暖化による海面上昇は始まっているようだ。

宿へもどる車中で、昔は気温が30℃を超えることはなかったと聞いた。最近は基本30℃を超えるらしい。今日も32℃。
夜寝る前に、歯磨きし、塩辛い水で口をすすぎながら温暖化を考えた。

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温暖化の原因は私たちが輩出した二酸化炭素である。
間違いなく大半の二酸化炭素はキリバス人の出したものではない。
先進国の私たちが、自動車、発電、調理等の生活で出したものだ。
その負の影響を彼らキリバス人が受けている。"温暖化は待ったなし"だと思った。
日本でも他人事ではない。沖縄の西表のある地区では、はやり塩水の水たまりが出現することがある。
昔はそんなことはなかったと言う。2018年の日本では異常気象が多発している。
そろそろ本気で温暖化防止策(二酸化炭素など排出をやめる等)を実施するべきだ。
自分たちが居住可能な地球を残すために。そう思いながら寝た。

キリバスにはゴミ処理技術がない。狭い国土に穴を掘りそこにゴミを埋めるだけだ。
さらに、ゴミは海に捨てられることも多いようだ。
浜辺はゴミがたくさん打ち上げられていた。これも生活から出るものだ。人々の生活と汚染(含む温暖化)。
楽園の悲しい現実を見た気がした。
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翌日、釣り日の朝は緊張する。どんな船長かわからないからである。偏屈な船長は多い。

ロビーに行くと昨日空港からホテルまで送迎してくれた外国人ガイド"Babera"がいた。
別の客をホテルまで送ってきたのかと思っているとBaberaが寄ってきた。
私が、"誰かの送迎か?"と聞くと彼は"私たちと釣りに一緒に行く"と言う。さらに、"釣りは初めてで楽しみ"と言う。
"なんで船までついてくるんだよ"と思ったが、
彼の英語は聞き取りやすいから"まぁいいかぁ" と思う。

釣り場に着いたらしい。
まずは、浅瀬で釣り始めるとガイドが言う。"
なんで船長が言わんのか?"と思うが、釣りの準備をする。
私は、船首で嫁とガイドは船尾で釣り始めた。またクルーもなぜか船尾で釣りだした。

10分ほどキャストした11:18頃にルアーの着水したあたりに赤茶色の魚が見えた。
次の瞬間"グッ"と重みが私の竿に乗った。すかさず、合わせを3回入れる。
なんとか寄せてくるが船の下まで来た時に岩に潜られた。強烈な引き。
なんともできなくなりクルーに竿を渡すと釣りあげてくれた。

11:30頃、船尾でもまたもや"キャー!!"っという歓声。嫁が何かを掛けたようだ。
見ていると合わせも完璧に入れている。もしかすると初Getか!しばらく魚と戦っていたがクルーが手伝って魚をあげる。
10㎏ほどの本命のGT(ロウニンアジ)だ。歓声が沸く。やはり釣れている船は楽しい。
嫁の釣りの初物はGTだった。6年かけてやっと釣った。

その後も続々釣れる。キリバスの海のポテンシャルがすごい。魚影が非常に濃い。クルーもGTを釣る。
ガイドも初めての釣りで今度はGTをあげる。これはすごいことだ。
しかし、私はまだ本命のGTが来ない。うーん。なんだろう。。。。

12:30頃、私にもようやく本命のGTが来る。8㎏の小型のGT。やっと、釣れた
その後 13:17頃、もう一匹GTを私が釣る。これも8㎏。

そろそろ終わり頃の13:50頃に
突然、今までとは比較にならない大きな当たりがあった。すぐに合わせて、フッキング。
そのまま船まで寄せるが、船べりで魚が海底へ走る。
"あ!"っと思ったら、ルアーとショックリーダの結び目で糸が切れた。ドラグの調整をしくじっていた。
明らかに30kgクラスの引きだった。。。。"あーーーー"。みんな残念がる。。。

まぁ、今日は大量だし。疲れたし、クーラーボックスは魚でパンパンだし。みんな釣れたしで帰ろうとなった。
初めて釣れた嫁はうれしそうである。私もうれしかった。
実は、釣れない場合を考えてフィジーでも1日釣りを入れている。
そこでリベンジしなければと思いながら帰りの船に揺られながら考えた。

【ガイドがついてきた理由】
 帰りの船でわかったのだが、船長もクルーもキリバス語しかしゃべれなかったことがわかった。
 ガイドがそれを知っていたからついてきてくれたのだった。
 非常に助かった。感謝である。
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