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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 木内 みつ子
【2006年5月23日[Tue] ご出発】 海外

M.S.様/ヨーロッパ 8日間

こんにちは。

今年5月末にイタリア旅行のコーディネイトをしていただいた、M. S.です。
その節は、何から何までお世話になりました。
大変遅くなりましたが、旅行の感想と写真などをお送りしようと…。
書き始めるとこれがなかなか長くなりました。
どうか斜め読みでご笑覧くださいませ。
写真もお送りします。

短い時間でしたが、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、3都市それぞれの個性を楽しむことができました。


-----ローマ-----

ローマでは、車のスピードにおののき、意外と多い落書きに驚き、フォロ・ロマーノ、コロッセオに大感動!
コロッセオの近くでは猫がのんびりと歩いていたりして、観光客も野良猫も暴走する車も近代的な建物も含めてローマなんだな~と、何か懐の深さみたいなものを感じました。
初日~2日目とあって、かなり緊張していたのですが、町の人も割と親切でスリにも遭遇せず、少しずつ緊張の糸もほぐれました。
美術館で見た「最後の晩餐」や数々の宗教画、壁画、彫像、そしてなんといってもシスティーナ礼拝堂のミケランジェロ作品の荘厳さは、たぶん一生忘れません…。
ローマでの食事は、バールで食べたパニーノとカプチーノ以外は噂通りあまり美味ではなかった(!)のですが、あちこちに天然水の吹き出し口があり、そこから汲んで飲んだ水が本当においしくて、かなり意外でした。


◇ローマのお店をご紹介◇

◎店名不明(リストランテ):ホテルから3ブロックほど歩いた、大通りに面したオープンテラスのリストランテで夕食。
ピッツァ・マルガリータとパスタ。野菜を希望したら、ゆでただけのスピナチが出てきました。味は…。

◎Tavola Calda(バール):パニーノとカプチーノで朝食。パニーノの種類がとても豊富&美味。

◎テルミニ駅地下のスーパー:お土産。パスタの種類が異常に豊富で、安かったです。オリーブのペーストや、数種類のチーズなども購入。


-----フィレンツェ-----

ホテルがサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の近くだったので、朝に夕に鐘の音が聞こえてきて、とってもいい雰囲気でした。
それにしてもあの大聖堂!何でしょう、あの装飾の数々は一体?!時間がなくて中には入れなかったのですが、外見だけでもかなりのお腹いっぱいぶりです。
いろんなところを散歩したのですが、店の軒先に彫像があったり、ダンテの生家が普通にあったり、古いマリア像がいたるところにあったりして、連綿と続く歴史を体感できる街。建物の佇まいも趣き深くて、街のどこを切り取っても絵になるってすごい。
調べておいたお目当ての店も探し当て、お土産もたくさん買って、ご満悦。TCを現金に換えようと銀行に入ったら、玄関の開閉が厳重(2重のドア)でびっくり。橋の上では車とバイクの接触事故に遭遇して、なおびっくり。
ウフィツィ美術館には、なんとか行列に並んで入りました。「ヴィーナス誕生」・「春」の本物を見ちゃいました。ここに所蔵されているとは正直知らなかったので、とにかく感激しました。窓から見えるフィレンツェの町並みも堪能。

ピサもすごかった!ほんとに聖堂や塔が全部傾いているんですね~。いまにも倒れてきそうなのに倒れない塔を凝視しすぎて、自分がちゃんと立っているのかもよくわからなくなってきちゃいましたが、毎日見ていると慣れてくるのかしら・・・と考えたりして。

ちなみに食事は、もう、星三つです!パスタもジェラートもテイクアウトのデリもちゃんとしたディナーもみんな美味☆そして大量。食べまくり、写真も撮りまくりました。

フィレンツェのリストランテ

◇フィレンツェのお店をご紹介◇

◎Queen Victoria(ジェラテリア):「モラ」味のシングルがこぶし2つ分位の大きさで、お腹いっぱい。美味です。

◎Caffe Firenza(バール):15~6種のジェラートあり。店内に席があるが恐ろしく狭い。パニーノは普通の味。

◎Caffetteria Bartolini(ウフィッツイ美術館屋上のカフェ):景色が良く、人を怖がらない小鳥たちがかわいいです。

◎店名不明(リストランテ):シニョーリア広場にある、オープンテラスのリストランテで昼食。店員が妙な日本語で話しかけてきた。
野菜のグリル、カプレーゼ、バジルペーストや魚介トマトソースのパスタ。魚介が柔らかで美味でした。

◎Ristrante il Paiolo(リストランテ):夕食。イタリア語のメニューを、店員さんが英語で丁寧に説明してくれました。
魚介とズッキーニを使ったプリモ、ウサギのパイ包み、牛肉のソテーなど。美味。

◎Snack Self Service Marchetti(デリ):夕食。疲労で外食する気になれず、デリでテイクアウト。店員がみんな優しくてひょうきんだったので思わずパスタ2種、サラダ、野菜のグリル等大量購入。かなり薄味で、添付の塩コショウ、オリーブオイルで調味。

◎Coin(サングラス):「1年の保証付」とのことだったのですが、日本に支店がない。かわいい店員さんに、こわれたらまたフィレンツェに来てね、と言われました。

◎Olio&Convivium(お惣菜、お土産):料理が店内で食べられて、テイクアウトも可。ジャムや白トリュフ風味のオリーブオイルなどを、お土産用に購入。

◎店名不明(食材店):ドゥオモの脇にある食材のお店でお土産を。日本人の女性がお店を仕切っていました。乾燥パスタやリゾットの真空パック、ウサギのパテ、アチェートバルサミコの8年ものなどを購入。
※隣にあった皮革小物屋さんは閉店セール中とのことで、全て半額。気に入った牛革の鞄を購入。


-----ミラノ-----

さすがに疲れ気味でしたが、奮起してドゥオモに行ったところ、なんと外壁工事の真っ最中で、正面にはでかでかとカバーが!!ショック…。それでも、施された彫刻、尖塔に立つ人物彫像の数々はやはり圧巻。口が開きっぱなしでした。
500年という、気が遠くなるような歳月をかけただけのことはありますね。まさにキングオブ大聖堂!

3年ぶりに会う友人は、ミラノより少し北に位置する「レニャーノ」在住です。
レニャーノに到着後、一押しのレストランに連れて行ってもらってランチ。そのレストランは「ミラノに来たからにはミラノ風リゾットが食べたい」という旦那のあきれたリクエストに応え、メニューにはないのにリゾットを作ってくれました。いいひとたちだなぁ…。パスタや魚料理もとっても美味しかった。

訪れた日は、ちょうど町の伝統行事「山車の祭り:Sagra dela Carroccio」の日でした。1100年ごろの衣装を身にまとった街の人々と山車の行列をした後、各地区対抗の競馬が行われる、というものです。
山車の練り歩きが終わり、いよいよ競馬スタート!のはずが、応援合戦のあまりの白熱振り(こきおろし大会が勃発!)に、馬が興奮したり、出走前に転倒したりで棄権者が続出。これを聞いた客がさらにヒートアップして、各地区一触即発…ということで収拾がつかなくなり、警備に来ていた警察もお手上げで、なんと今年の競馬は中止されてしまったのでした。
イタリア的だなーと思ったのは、その間全くといっていいほど場内アナウンスがされなかったこと。自宅で祭りのTV中継を見ている家族に、電話で状況を確認したりして、とにかく大混乱でした。結局3時間以上待たされたうえの中止だったのですが、日本だったらちょっとありえないですよね。

Sagra dela Carroccio  Sagra dela Carroccio

ディナーは、知人がシェフをつとめているという丘の上に建つホテルレストランで。
味はもちろん大大満足なのですが、量が半端じゃない。次から次へと出てくる美味しいお料理に、私たちの胃腸もさすがに音を上げ、メインイベントの牛肉のグリルはベルトの穴を緩めても入りきらず、泣く泣く残してしまいました。くやしい…。
食べることに夢中で、写真も撮れませんでした。でもそれもいい思い出。
腹ごなしにレストラン近くを散策したときに見えた夜景も、忘れられない思い出のひとつです。


◇ミラノのお店をご紹介◇

◎Ristrante Charleston(リストランテ):夕食。石釜で焼いたピッツァ・チャールストンが美味。
プロシュートをスライスする人が決まっているらしく、偉そうなその男性の手際をじっと見つめていたら、緊張したのかちゃんと切れなくて、本人は照れ笑いしていました。

◎Albergo Ristrante Maggioni(リストランテ):夕食。タコとポテトのマリネやプロシュート等の前菜、ウサギ肉のサラダ仕立て、牛肉のグリル…。どれも美味、そして大量でした。

◎店名不明(リストランテ):レニャーノの街の中にあるリストランテで昼食。メニューが変わっていて、前菜が「第1幕」、セコンドピアットが「第2幕」などと書かれていました。
ミラノ風リゾット(特注)、ミラノ風カツレツ、魚介のパスタ等。美味!

◎店名不明(カフェ):レニャーノの街のカフェでカプチーノなどを。
暑いのにアイスコーヒーがなく、なんとかならないかと交渉したら、エスプレッソと氷が出てきました。自分で冷たくして飲め、ということらしく、友人はいたく気に入っていました。


それにしてもイタリア、ほんっとにいいところでした☆
天気もよく、文句なしの旅行でした。
(少々けんかもしましたが、それはもちろんイタリアのせいではありません)
もっといろいろ行ってみたいという、欲も出てきました。
木内さんのアドバイスやコーディネイトが、ばしっと決まっていたので、ヨーロッパ初心者の私達でも安心して旅を終えることができました。本当にありがとうございました。
また機会があれば、是非宜しくお願いいたします。
(友人からは「次来るなら絶対夏がいいよ!」と言われているので…)
どうかこれからもご活躍なさってください&風邪などを召しませんように・・・。
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