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本橋様ご夫妻/スペイン8日間
担当コンシェルジュ : 溝口 伸
【2007年12月28日[Fri] ご出発】
本橋様ご夫妻/スペイン8日間
溝口様
無事スペインから帰って来ました、本橋です。遠かったですねー。
でも楽しかった、素晴らしかった、かなり疲れたけどね、
ユーロ高で予算オーバーしてしまった。飲みすぎか?
出発前日仕事が終わらず、三時間ほどの睡眠で機上の人となり、
乗り継ぎも上手く行き、待ち時間にバーでビールを飲む余裕もあったのに
いつの間にか頭がボーとして来て、大事な大事な「地球の歩き方」の本を
飛行機の中に忘れてしまった。
予備の本と溝口さんの用意してくださった地図や資料で何とか旅して来れたのです。
サンジョセップ市場
バルセロナ ガイドさんと
2日目、バルセロナ市内観光は日本人徳永さんに案内をお願いしました。
地下鉄、バス、タクシーなど乗り継いでガウディの建築物や公園などを散策。
彼女は息子と同じ歳でとても聡明で素敵なお嬢様。
遠い異国の地で親の援助も受けず、しっかり生活している彼女に敬服する。
それにしてもスペインのカップルはどーしてあんなにべたべたしてるの?
一言話してチュ! 返してチュ! 振り返ってチュ!
見慣れてない日本人は目のやり場に困った、思わず見てしまうから。
夜、夜行寝台列車でグラナダへ移動。
車中、名古屋からの新婚さんと一緒になり、話が弾む。
聞くと彼らの親と同年代らしく、すごいと褒められてちょっとうれしくなる。
人間いくつになっても人に褒められると気分が良いものだ。
息子には「無謀なことを」と一笑されてしまったのだが・・・
グラナダ アルハンブラ宮殿
3日目、約11時間かけて到着、
早朝車窓から見える風景は寒々とした広大な畑。
ただ、この列車は年寄りにはお勧めできない。
線路が古いのかやたらガタガタ揺れて
うるさくて眠れなかった。
この日は今回一番の目的、アルハンブラ宮殿だ。
言葉では言い表せないくらい素晴らしかった。
冬枯れしている草花の根が年月を感じさせ、
花の咲き乱れるさまを頭に描き、
古の時代に思いをはせた。
グラナダの町は観光用のミニバスが巡回しており、旅行者にとっては便利だ。
運転手さんも親切で、地図を指差しただけで充分通じる。
夕日のアルハンブラを見ようとサンニコラス広場へ向かうバスの中、
一人の日本人女性が話しかけてきた。
彼女はローマ在住で、イタリア人の夫と二人でアルハンブラを訪れていた。
ところが予約できなかったので、当日はもちろん、
明朝7時に来て並んでくださいと言われたそうだ。
朝7時なんてまだ真っ暗で、気温も2~3℃くらい
溝口さんに切符を手配してもらって良かったと改めて思った。
チケット交換もカード専用の機械があり、係員が丁寧に教えてくれたので、
無事GETできた。
サンニコラス広場では夕日に染まるアルハンブラを見るために人が集まっており、
レストランもすごい人。
陽気なスパニッシュやイタリアーノに囲まれておいしくビールをいただく。
イカやいわしのフライをつまみに至福の時を過ごす。
広場ではギターの音色が響き渡り、女性がフラメンコを踊りだす。
廻りを観光客が囲み、終わるとチップを投げ入れる。
なんとも哀愁を帯びたその音色に酔いしれる。
スペインに来たーという実感が沸いてきた。
夜はホテルで予約した洞窟フラメンコを見に行く。
今日は30日だったから55ユーロで済んだが、大晦日なら180ユーロだった!
正統派のフラメンコで迫力は満点、一番前の席で見ごたえ充分。
特にカスタネットを売りつけられることも無く、大満足する。
ミハス ドライバーと
4日目、午前中グラナダ市内、カテドラルなどを見学、
昼食用にハンバーガーをTakeOutして
ホテルに戻って食べる。
午後、マラガに向けて出発、チャーターした車の
運転手さんに交渉して、ミハスまで足を伸ばすことにした。
彼は母国はメキシコと言っていたが、
私にはアメリカ人に見えた。
私のなんちゃって英語と身振り手振りでも通じたもんね、
ちょっと自慢。
今一番人気の町ミハス、ホント綺麗。美しい町並み。
30分もあれば一回りできてしまう。
土産物屋のおじさんに乗せられてか革のジャケットをお買上げ、
このおじさん調子良すぎ。
夜、マラガに戻ってホテルの向かいにあるスーパーで土産の買出しをする。
夕食と思ったら31日でお店は早じまい。
中心部へ出る元気もなく、仕方なくホテルでハンバーガーを食べる。
大晦日の夜だよーっと叫ぶ主人をなだめて、ベットに入った。
午前0時近くに花火の音が鳴り響き、やっぱり港の方へ行くべきだったと後悔する。
5日目、AVEでマドリードへ移動。
元旦ということもあり、列車内は若い人たちや家族連れで大賑わい。
主人は朝からワインを飲んで夢見心地。
私は午後からのトレド観光のための下準備、地下鉄の路線図から到着駅、
乗り換え駅などこまめに書き写し、一目でわかるように用意した。
地下鉄は切符の買い方がわからなかったので、自販機の前で買いに来た人に
頼んで買ってもらった。2ユーロ握り締めてね。
下車する時にドアのボタンを押しても開かなくてあせったら
電車がオーバーランしていた。
地下鉄で思い出したが、駅構内が空き缶やゴミだらけで汚く、
これは賃上げを要求している構内清掃職員のストライキの為とわかり、
納得と同時にこの国の抱えている政治・経済の問題も垣間見たような気がした。
トレド
午後のトレドはこれもまた素晴らしかったが、
元旦は全て閉まっており
中に入って見学できないのが残念。
観光はJTBのツアーバスに混載。
30人ほどの日本人と一緒になる。
久々に前後日本人に囲まれて
なんとなくほっとした時間を過ごす。
夜、ガイドさんに教わった食事の店へ行き、
お目当てだったシーフードやパエリア、
マッシュルームなどを食す。満足満足。
セゴビア水道橋
6日目、とうとう最後の日、朝起きたら外は雨。
今日はセゴビア・ローマ水道の見学。
待ち合わせ場所に行くと、昨日と違ってガイドを含めて
たったの4人。
公共の交通を使って移動、これもまたおもしろい。
現地に着く頃には雨も上がりゆっくり散策。
参加された男性は一人で旅行に来ていた。
東京の方、私たちの様子を見てかなり驚かれた様子。
確かにこんな中年の二人旅はお目にかからないかも・・・
午後、彼を誘って溝口さんオススメのパエリア専門店へ。
だって一人じゃ食べられないもの。二人前からしか注文できないから。
手持ち金が少なくなり、カードで現金を引き出す。
ところが使い方がさっぱりわからない。
ATMに来ていた身なりの良さそうなカップルに片言の英語と身振り手振りで
カードを見せてお願いする。
何とか200ユーロ引き出し、ホッと安心。
彼女らにお礼にと手持ちのチョコレートを差し出すと驚いて
「ジャパニーズチョコレート?」と喜んで受け取って
「So happy,happy new year」と笑顔で別れた。
今考えるとホテルで替えておくべきだったと思う。
元旦は全て美術館等は休館だったため、二日はどこも長蛇の列。
プラド美術館も一時間半並んでやっと入場。世界の名画に酔いしれる。
その後は王妃芸術センターで「ゲルニカ」鑑賞、その大きさと絵が表す意味を
理解してまたまた感動。
夕食は昨日と同じ店へ行き、シーフードを食す。
隣の席のおじさんがカニ・エビの食べ方がやたら上手。
あっという間に殻の山。その後レモンをしぼって手を洗っている。
関心して見ていると話しかけてきた。
彼はコロンビアから一人で観光にやってきたという。
いろいろ話したが半分くらいしか理解できなかったけれど楽しかった。
7日目、今日は帰るだけ。もう終わってしまったと少し淋しく感じる。
マドリッドの空港で朝食をとると隣の席に中国人らしき若い女性が二人。
話しかけると台湾人とわかり、話がはずむ。実は私、中国語の方が得意。
一人はパリで留学している学生だった。
台北にきたら連絡してと電話番号を渡され慌ててこちらも日本に来たらねと
連絡先を渡す。いつかまた会えるかも・・・
帰りの飛行機の中、他のツアーの日本人客と話すと皆同様に「いいわねー」と驚く。
そして必ず「言葉がお出来になるのね」と言われる。
とんでもない、何も出来ない、言えない、あるのは度胸だけ。
主人と顔を見合わせて苦笑いをする。
あっという間の8日間。
途中疲れ果てての休憩は教会の中、静かで椅子もあり広いし安全、居眠りOK。
なんたって神様が見ていてくださる。
無謀とも思える日程を全てクリアーした。
やれば出来るじゃん! と自分を誉める。
でもさすがに疲れ、帰ってから二日ほど寝込んでしまった。
旅行中ビールばかり飲んでいた主人も緊張から解放され、安心したとたんに
風邪を引いてしまった。
横顔を見ながら「あなたがいたから行けたのよ」と心の中で主人に感謝する。
もう若くはないなぁと実感・・・
溝口さん、あなたの奥様はすごい!
体力気力知力充分、そして若さ。羨ましい。
溝口さんのバックアップあってこその旅行でした。
私たちに勇気と喜びと感動を与えてくださって本当にありがとう。感謝してます。
また今年一年頑張って、働いて体力つけてお金貯めて、来年も行けるように努力しますね。
そのときはまたお願いします。
-
本橋 博隆・幸恵
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溝口 伸 wrote:
こんにちは。
いつもは、ドンちゃんの様子を見に「添乗員Blog」を見ている者です。(書き込みとかはしてませんが。。。)
本橋さん(奥様なのかな?)の文章はとても読みやすく、分かりやすく、臨場感あふれる感じで、とても心に伝わってきました。
ステキな旅をされたようで、本当に良かったですね^^
ステキなお話に、引き込まれるように最後まで見てしまいました。(笑)
私も近々再婚をして、スペイン旅行へ行こうと計画を立てているので、とても興味深いものでした。
旅で大事なのは、人と人との触れ合いですよね。
改めて、そのことを教えられたような気がします。
そして、最後の文面で私は泣いてしまいました。
ご主人を見て、「あなたがいたから行けたのよ」という言葉、とても重みがあるものでした。
私も本橋さんのように、いつか思えるような夫婦になりたいな、と思います。
感動を分けて下さって、ありがとうございます。
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本橋様ご夫妻/スペイン8日間
無事スペインから帰って来ました、本橋です。遠かったですねー。
でも楽しかった、素晴らしかった、かなり疲れたけどね、
ユーロ高で予算オーバーしてしまった。飲みすぎか?
出発前日仕事が終わらず、三時間ほどの睡眠で機上の人となり、
乗り継ぎも上手く行き、待ち時間にバーでビールを飲む余裕もあったのに
いつの間にか頭がボーとして来て、大事な大事な「地球の歩き方」の本を
飛行機の中に忘れてしまった。
予備の本と溝口さんの用意してくださった地図や資料で何とか旅して来れたのです。
サンジョセップ市場
バルセロナ ガイドさんと
2日目、バルセロナ市内観光は日本人徳永さんに案内をお願いしました。
地下鉄、バス、タクシーなど乗り継いでガウディの建築物や公園などを散策。
彼女は息子と同じ歳でとても聡明で素敵なお嬢様。
遠い異国の地で親の援助も受けず、しっかり生活している彼女に敬服する。
それにしてもスペインのカップルはどーしてあんなにべたべたしてるの?
一言話してチュ! 返してチュ! 振り返ってチュ!
見慣れてない日本人は目のやり場に困った、思わず見てしまうから。
夜、夜行寝台列車でグラナダへ移動。
車中、名古屋からの新婚さんと一緒になり、話が弾む。
聞くと彼らの親と同年代らしく、すごいと褒められてちょっとうれしくなる。
人間いくつになっても人に褒められると気分が良いものだ。
息子には「無謀なことを」と一笑されてしまったのだが・・・
グラナダ アルハンブラ宮殿3日目、約11時間かけて到着、
早朝車窓から見える風景は寒々とした広大な畑。
ただ、この列車は年寄りにはお勧めできない。
線路が古いのかやたらガタガタ揺れて
うるさくて眠れなかった。
この日は今回一番の目的、アルハンブラ宮殿だ。
言葉では言い表せないくらい素晴らしかった。
冬枯れしている草花の根が年月を感じさせ、
花の咲き乱れるさまを頭に描き、
古の時代に思いをはせた。
グラナダの町は観光用のミニバスが巡回しており、旅行者にとっては便利だ。
運転手さんも親切で、地図を指差しただけで充分通じる。
夕日のアルハンブラを見ようとサンニコラス広場へ向かうバスの中、
一人の日本人女性が話しかけてきた。
彼女はローマ在住で、イタリア人の夫と二人でアルハンブラを訪れていた。
ところが予約できなかったので、当日はもちろん、
明朝7時に来て並んでくださいと言われたそうだ。
朝7時なんてまだ真っ暗で、気温も2~3℃くらい
溝口さんに切符を手配してもらって良かったと改めて思った。
チケット交換もカード専用の機械があり、係員が丁寧に教えてくれたので、
無事GETできた。
サンニコラス広場では夕日に染まるアルハンブラを見るために人が集まっており、
レストランもすごい人。
陽気なスパニッシュやイタリアーノに囲まれておいしくビールをいただく。
イカやいわしのフライをつまみに至福の時を過ごす。
広場ではギターの音色が響き渡り、女性がフラメンコを踊りだす。
廻りを観光客が囲み、終わるとチップを投げ入れる。
なんとも哀愁を帯びたその音色に酔いしれる。
スペインに来たーという実感が沸いてきた。
夜はホテルで予約した洞窟フラメンコを見に行く。
今日は30日だったから55ユーロで済んだが、大晦日なら180ユーロだった!
正統派のフラメンコで迫力は満点、一番前の席で見ごたえ充分。
特にカスタネットを売りつけられることも無く、大満足する。
ミハス ドライバーと4日目、午前中グラナダ市内、カテドラルなどを見学、
昼食用にハンバーガーをTakeOutして
ホテルに戻って食べる。
午後、マラガに向けて出発、チャーターした車の
運転手さんに交渉して、ミハスまで足を伸ばすことにした。
彼は母国はメキシコと言っていたが、
私にはアメリカ人に見えた。
私のなんちゃって英語と身振り手振りでも通じたもんね、
ちょっと自慢。
今一番人気の町ミハス、ホント綺麗。美しい町並み。
30分もあれば一回りできてしまう。
土産物屋のおじさんに乗せられてか革のジャケットをお買上げ、
このおじさん調子良すぎ。
夜、マラガに戻ってホテルの向かいにあるスーパーで土産の買出しをする。
夕食と思ったら31日でお店は早じまい。
中心部へ出る元気もなく、仕方なくホテルでハンバーガーを食べる。
大晦日の夜だよーっと叫ぶ主人をなだめて、ベットに入った。
午前0時近くに花火の音が鳴り響き、やっぱり港の方へ行くべきだったと後悔する。
5日目、AVEでマドリードへ移動。
元旦ということもあり、列車内は若い人たちや家族連れで大賑わい。
主人は朝からワインを飲んで夢見心地。
私は午後からのトレド観光のための下準備、地下鉄の路線図から到着駅、
乗り換え駅などこまめに書き写し、一目でわかるように用意した。
地下鉄は切符の買い方がわからなかったので、自販機の前で買いに来た人に
頼んで買ってもらった。2ユーロ握り締めてね。
下車する時にドアのボタンを押しても開かなくてあせったら
電車がオーバーランしていた。
地下鉄で思い出したが、駅構内が空き缶やゴミだらけで汚く、
これは賃上げを要求している構内清掃職員のストライキの為とわかり、
納得と同時にこの国の抱えている政治・経済の問題も垣間見たような気がした。
トレド
午後のトレドはこれもまた素晴らしかったが、
元旦は全て閉まっており
中に入って見学できないのが残念。
観光はJTBのツアーバスに混載。
30人ほどの日本人と一緒になる。
久々に前後日本人に囲まれて
なんとなくほっとした時間を過ごす。
夜、ガイドさんに教わった食事の店へ行き、
お目当てだったシーフードやパエリア、
マッシュルームなどを食す。満足満足。
セゴビア水道橋6日目、とうとう最後の日、朝起きたら外は雨。
今日はセゴビア・ローマ水道の見学。
待ち合わせ場所に行くと、昨日と違ってガイドを含めて
たったの4人。
公共の交通を使って移動、これもまたおもしろい。
現地に着く頃には雨も上がりゆっくり散策。
参加された男性は一人で旅行に来ていた。
東京の方、私たちの様子を見てかなり驚かれた様子。
確かにこんな中年の二人旅はお目にかからないかも・・・
午後、彼を誘って溝口さんオススメのパエリア専門店へ。
だって一人じゃ食べられないもの。二人前からしか注文できないから。
手持ち金が少なくなり、カードで現金を引き出す。
ところが使い方がさっぱりわからない。
ATMに来ていた身なりの良さそうなカップルに片言の英語と身振り手振りで
カードを見せてお願いする。
何とか200ユーロ引き出し、ホッと安心。
彼女らにお礼にと手持ちのチョコレートを差し出すと驚いて
「ジャパニーズチョコレート?」と喜んで受け取って
「So happy,happy new year」と笑顔で別れた。
今考えるとホテルで替えておくべきだったと思う。
元旦は全て美術館等は休館だったため、二日はどこも長蛇の列。
プラド美術館も一時間半並んでやっと入場。世界の名画に酔いしれる。
その後は王妃芸術センターで「ゲルニカ」鑑賞、その大きさと絵が表す意味を
理解してまたまた感動。
夕食は昨日と同じ店へ行き、シーフードを食す。
隣の席のおじさんがカニ・エビの食べ方がやたら上手。
あっという間に殻の山。その後レモンをしぼって手を洗っている。
関心して見ていると話しかけてきた。
彼はコロンビアから一人で観光にやってきたという。
いろいろ話したが半分くらいしか理解できなかったけれど楽しかった。
7日目、今日は帰るだけ。もう終わってしまったと少し淋しく感じる。
マドリッドの空港で朝食をとると隣の席に中国人らしき若い女性が二人。
話しかけると台湾人とわかり、話がはずむ。実は私、中国語の方が得意。
一人はパリで留学している学生だった。
台北にきたら連絡してと電話番号を渡され慌ててこちらも日本に来たらねと
連絡先を渡す。いつかまた会えるかも・・・
帰りの飛行機の中、他のツアーの日本人客と話すと皆同様に「いいわねー」と驚く。
そして必ず「言葉がお出来になるのね」と言われる。
とんでもない、何も出来ない、言えない、あるのは度胸だけ。
主人と顔を見合わせて苦笑いをする。
あっという間の8日間。
途中疲れ果てての休憩は教会の中、静かで椅子もあり広いし安全、居眠りOK。
なんたって神様が見ていてくださる。
無謀とも思える日程を全てクリアーした。
やれば出来るじゃん! と自分を誉める。
でもさすがに疲れ、帰ってから二日ほど寝込んでしまった。
旅行中ビールばかり飲んでいた主人も緊張から解放され、安心したとたんに
風邪を引いてしまった。
横顔を見ながら「あなたがいたから行けたのよ」と心の中で主人に感謝する。
もう若くはないなぁと実感・・・
溝口さん、あなたの奥様はすごい!
体力気力知力充分、そして若さ。羨ましい。
溝口さんのバックアップあってこその旅行でした。
私たちに勇気と喜びと感動を与えてくださって本当にありがとう。感謝してます。
また今年一年頑張って、働いて体力つけてお金貯めて、来年も行けるように努力しますね。
そのときはまたお願いします。
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本橋 博隆・幸恵