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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 溝口 伸
【2009年12月28日[Mon] ご出発】 海外

本橋 幸恵様/シチリア旅行

無事シチリアから戻りました、本槁です。

紹介して下さったシチリア島は本当に素晴らしかったです。
冬に出掛けるには最高ですね、暖かくて街歩きも楽しい、イタリア本土より
田舎の分、人情味溢れ人は皆親切、マフィアのイメージの強いシチリアですが
全く違って遺跡も多く見所沢山でした。
今回パレルモ3泊、タオルミーナ3泊とゆったりとした行程を組んで頂いたので
身体も楽でした。

シラクーサ ドゥオーモ シラクーサ 円形闘技場

12月28日成田からローマ乗り継ぎパレルモ、ホテル到着夜11時、
何とホテルはクアットロカンテイのすぐ隣で廻りが凄い。

29日、朝日本人ガイドとモンレアーレ半日観光、お茶しながらシチリア事情、
イタリア男性の話など聞かせてもらう、
その後予定に無かったモンデッロまで足を伸ばしてくれた。
午後2時過ぎ昼食は溝口さんオススメの市場のそばのレストランへ、
ひょんな事からシチリア人男性と同席になり楽しく食事、会話帳指差しながら
コミニュケーションを取る。
昼食後一休みとホテルに戻りしばし休憩、目が覚めるとなんと3時間も経っている、
夕食探しに夜の街へ歩き始めた。
街の中は人でいっぱい、レストランもいっぱい、やっと空席を見つけて食事を取る。
無事ホテルに戻り1日め終了

30日、観光の予定を立てる、ノルマン王宮ーパラティナー礼拝堂ーバッラロ市場
ーパレルモ中央駅-市内バスで新市街へーバスでホテルのあるクアッテロカンティまで、
途中スーパーマーケットで買い物し、夕食にありつくために早めに外出する。

31日、朝9時アグリジェンドへ
アグリジェント

タオルミーナ 遊覧船
車をチャーターしての移動、片言の英語で
地図を広げルート説明を受ける、
途中トイレ休憩、地元のお菓子を食する。
アグリジェンドは
ギリシャの遺跡が当時の姿そのままに残っている、
1時間ほどかけて遺跡を観光し、
国立考古学博物館まで足をのばす。
その後ドライバーさんオススメのレストランで昼食、
シチリアに来てから一番美味しい食事を頂く。
そこでは米国女性教師と出会い話が弾む。
その後タオルミーナへ、
碧い海とちょっと雪をかぶったエトナ山、
オレンジがたわわに実ってる風景、
何て綺麗な街でしょう!
夕方到着したホテルに荷物を置いて早速街歩きへ、
大晦日ということもあり街は人で溢れてる、
皆おしゃれして綺麗、仲間や家族と賑やかに
年越しを迎えるのね、テラスでお茶して、
レストランで食事してホテルに戻ったのは深夜、
花火が打ち上げられ、広場は大盛り上がり、
皆元気だねえ・・

1月1日、朝からギリシャ劇場見学、広場に戻りタクシーでカステルモーラへ、
眺望が素晴らしい、戻って今度はロープーウエィでマッツアーロ海岸に下る。
観光時期じゃないので、人もまばら、でもきれいな海、グランブルーの世界に浸って
いたらいきなり船が現れなにか叫んでる、海岸で遊んでいた欧州人家族たちが何やら
交渉している、私も早速近寄り耳を傾けると、海岸線を1時間程かけて巡る観光船だった。
一緒に如何と英語で話しかけられOKと返事する。船が動き出すと海の中はとても綺麗、
小さなクラゲや魚もいっぱい、あそこがグランブルーの映画の中でパスタを食べてた
レストランだよと指差したり、海の向こうはアフリカだから皆でレッツゴーと叫んだりして、
20ユーロだったがタオルミーナの街を海から眺められ、船頭さんの楽しい歌声や話に、
子供たちのはしゃぐ姿にとても楽しいひとときを過ごした。
夜、教会で無料のコンサートがありオーケストラの響きに酔いしれる。

1月2日、車をチャーターしてラグーサ観光へ、そこは溝口さんオススメの古代都市。
イタリア語しか話せないドライバーでトラブル発生、持参していたラグーサ、
イブラの地図を見せ到着地の確認をしたところ、全く通じない。
あわてて溝口さんにヘルプTELをする。何とか位置確認が出来、街めぐりを始めた。
街は観光客も少なく静かでバロック建築で飾られた町並みを楽しむ。途中バルで軽く食事、
ジェラードも美味しい、街の人は皆親切でやさしい。
夕方、タオルミーナへ戻り最後の夜を楽しむことに。
レストランを捜しに通りからはずれた小道に魚貝を並べたお店発見、ウニもある、
エビも蛸もお魚も。お店の方が出てきてオープンは7時からだからと予約して帰る。
時間までメインストリートでお買い物を楽しむ。
その日の夕食は最後の夜にふさわしい豪華な食事になった。
食後ホテルに戻る途中、どこからか聞こえてくるリズムの音、覗き込んでみると
階段状になっているお店にギターとパーカッション、せっかくだからと入りビート音を楽しむ。
陽気なアメリカ女性がリズムに乗って踊りだし、皆(お客)を誘い出す。
「お母さん、行けー」という主人の声に押されて私も飛び出し踊りだす。
「どこから来たのー日本?-ねエー彼女は明日帰るんだってー今夜はラストナイトよー
楽しみましょうね」って、多分言っていたと思う。
途中リクエストを募ったので、ジャポーンと叫んだら、サクラ、サクラを少しだけ演奏してくれた。
ワンステージ終了して、一緒に踊っていた女性がギターで弾き語りを始める、
曲名は『ベサメムーチョ』えっ、プロじゃないの?と思わせる程哀愁のある歌声、上手い、
思わず拍手、最後の最後に素敵な時間を持てて本当に楽しかった。私たちが席を立って帰るときに
皆が、「サヨナラ」と言ってくれた。


今回溝口さんに薦められてシチリア島を旅してきましたが、本当に素敵なところでした。
オススメして頂けなかったら多分その地を踏むことも無かったでしょう。
私自身昨年11月に身体に腫瘍が見付かり、自分の命を真近に感じたこともあり、
行けるうちに体力のあるうちにと思い切って旅行を決断しました。

パレルモ レストラン今までの人生を振り返り、
歴史の流れの中で翻弄されながらも
逞しく生き抜いて来てるシチリアの人々に出会って、
私も頑張って強く生きていかなくてはと思いました。

溝口さんとの出会いに感謝し、
今までめぐり会った全ての人々に『ありがとう』と
叫びたくなった旅でした。
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