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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 木内 みつ子
【2011年7月8日[Fri] ご出発】 海外

M様ご夫妻/ドロミテ山麓とヴェネツィア9日間

木内様

 今回の旅行でも大変お世話になりました。
サヴォイア・ヨランダの事については、人によって受け止め方が様々だと
思いますが、家内の落胆ぶりは、傍で見ていても少しばかり可愛そうでした。 
これまで木内さんの選んだホテルに期待はずれが無かっただけに、
ヨランダに対する想いがかなり大きかったようです。
 木内さんのおっしゃる通り、ホテルに求めるものや期待というのは
旅行する土地や目的によって様々です。 
ですからホテルの応対はもう少していねいであった方が、客側の受け止め方も
異なると思います。
また日本人はあまり自己主張しませんし(最近はそうでない人達も多くなりましたが)、
人種への偏見もあって西洋人よりも割を食っているのではないか?と思いがちです。 
こんな事は多分、ホテル側の人達には理解出来ないでしょうね。

 しかし結果的には、その後ヴェネチアの町を歩き回るのにスプレンディド・
ヴェニスは大変便利な立地で、内装も白を基調に清潔な部屋であり、
最初から選んだホテルであったなら満足のいくものでした。

 以下簡単にいくつかご報告します。

1.ヴェローナ空港からボルツアーノへの移動では、木内さんに調べて頂いた
  時刻表が大変役に立ちました。
  ポルタ・ヌオーバ駅では不得手な英語でのやり取りよりも、時刻表にO印を
  付けて切符売り場で見せればすぐに判ってくれました。

2.ボルツアーノからコルチナ・ダンペッツオへは、最初鉄道とバスの乗り継ぎを
  予定していましたが、現地へ行ってからタクシー利用に変更しました。 
  重い荷物を引きずって乗り換えをし、その上観光ができるか? またドッピアゴ
  からのバスの本数が少ない為、コルチナ入りが夕方遅くなる、などの理由で
  変えたのですが、結果オーライでした。 
  陽気なイタリア人の運転手さんで、途中観光付きで240ユーロ。
  (観光なしの直行は230ユーロ) 
  ドッピアーゴ湖、ミズリーナ湖をゆっくり見て回れました。

3.ボルツアーノがあんなに素晴らしい所だとは!
  やはりそんな発見も旅の楽しみですね。
  街の端から端まで歩いても30分位か、という小さな町で、
  中心には小さな教会と広場。
  その周辺に飲食店をはじめ、ショッピングアーケード。
  街のはずれには川が流れ、
  それに沿ってゆったりと幅の広い遊歩道と自転車路。 
  川辺に降りれば一面緑の広々とした公園、広場、原っぱ・・・。
  たった2泊だけだったのが悔やまれます。
   現地でオイデンツアーというプライベートツアー会社を共同経営している
  澤山桂子さんが、この土地に魅せられて住み着いてしまった、と言うのが
  良く理解できます。
  ここで英語を話せるドライバー件ガイドの一日ツアーを予約・利用
  しましたが、これは大正解でした。
  アルペ・デイ・シウジ、オルテイゼイ、ポルドイ峠、カレッツァ湖など
  バスでは一日に1ヶ所か2ヶ所しか回れない所ばかりですから。
  ツアーを終えてホテル前に戻ると、澤山さんがわざわざ挨拶に見えました。
  家内も日本語で色々お聞きできて大変喜んでました。
   ホテル・ラウリンは駅から数分、街の中心へも数分(小さな街ですから)、
  しかも公園の隣にあって周りを緑に囲まれ、室内はさっぱりとした清潔な
  ホテルでとても気持ちよく過ごせました。

4.コルチナ・ダンペッツオはがらりと変わって古くからの観光と登山の町。
  ホテル・ラ・ポステはまさに町の中心にあり、古くからの由緒が有りそうな、
  一方でジェットバスの浴槽があって、これは一日の疲れを取るのに
  大変有効でした。
  ただこのホテルに限ってか他もそうなのか分りませんが、朝食が
  コンチネンタルで、パンとケーキとコーヒー・ジュースの飲み物だけでした。
  若い人には物足りないかも知れません。
  卵・チーズ・焼き野菜くらいがあるといいですね。

5.ヴェネツィアの街は相変わらず観光客で一杯! 
  中でも特筆すべきは中国人(あるいは台湾か)と韓国人の増加が
  時代の反映でしょうか? 
  今回は時間の関係でムラーノ島をゆっくりと散策できなかったのが
  心残りでした。
  3島巡りツアーの中でムラーノ島だけが硝子工房の見学のみで、
  島内歩きの時間が無かったのです。

6.最後に家内も書いていましたが、ホテルからヴェネツィア、マルコ・ポーロ空港
  までの専用TAXI(ボートと車)はとても快適でした。
  ホテル前からTAXIボート乗って大運河へ入り、リアルト橋のしたを通って
  ローマ広場へ、は初めての体験でした。
  空港ではチケットカウンターに長蛇の列でしたが、ガイドのオジさんが
  空港の職員にうまく話を付けて、すぐにチケットの発券ができました。

 今回も改めて思ったことですが、やはり団体ツアーとは違った、
時間の合理性だけでない旅行が思い出になりました。
そして木内さんにも是非一度、このドロミテ地方の旅行をお勧めします。

色々とお世話になり有難うございました。

S.M.

木内 みつ子 wrote:

M様ご夫妻様

ご帰国早々の奥様からのご報告に続いて、ご多忙の中をこんなに
たくさんのご報告を書いて下さいまして、感激しております。

今回お声を掛けて頂いた時、ご旅行先がドロミテとベニスということを伺って、
実は、とても悩みました。
ベニスに関しては、隅々迄熟知していると自負しておりますが、
ドロミテにはまだ実際に訪れたことがなかったからです。
散々考えた末、いろいろとお調べし、勉強しながら、精一杯お手伝い
させて頂くことにいたしました。
蓋を開けてみますと、ドロミテに関してはM様がご自身で全てお調べになり
今回の素晴らしいご旅行を実現されました。
そして、逆にたくさんの貴重な情報を頂き、大変ありがたく
思っております。

今回のご旅行中に、ベニスのホテルにおいて、クーラーの故障で
お部屋の使用が出来なくなり、他のホテルに変更になるという事態が
発生してしまったことは、本当に残念なことでした。
早朝の誰も居ないホテル前の海の景色が見られることを
とても楽しみにしてらっしゃった奥様は、どんなにか
落胆なさったことかと思います。
また、お二人でいろいろ計画されていたことが、ホテルの位置が
変わってしまった為に、変更や断念されたりも多々あったことと思います。
その際のホテル側の対応がもっと良ければ、せめてご納得されるような
丁寧な説明がなされていたなら、同じ結果であってももっとご気分よく
過ごして頂けたのではないかと思っております。

M様のお陰でドロミテ関連のたくさんの情報に目を通す機会を
得ることが出来、どんどんドロミテに惹かれていきました。
更に、この度頂いたご報告で、次の旅行はドロミテを第一候補にと、
我が家では盛り上がっております。

このご報告は、ドロミテ旅行の経験が無い私に、参考までにと
お書き下さったとのこと。
それを伺って、どれほどありがたく思い、嬉しかったことでしょう。
M様ご夫妻様のお優しいお心と一緒に、頂いたこのお便りを
大切に私の宝箱の中に納めさせて頂きます。
ありがとうございました。
心よりお礼を申し上げます。
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