さてさて、アグリツーリズモ体験ですが、オーナーのミケーラさんや娘さんのエレーナさんがとても感じの良い方で、4日間自分の家のように気持ちよく過ごせました。
CA DE MEMIは、アグリと言っても、そこでいろいろな体験をするというより、そこを拠点にサイクリングやトレッキング、観光を楽しむ宿という感じでした。
今回は8日間という短い期間でしたが、田中さんが見つけてくださったアグリのおかげで、オーストリアから来た高校の先生ご夫妻や、CA DE MEMI のお仲間、トレッキングが趣味のイタリア人ご夫妻など、たくさんの人と知り合い、いろんなことをお話しし、またミケーレさんの温かいおもてなしが心にしみる忘れられない旅となりました。人とふれあえる旅って本当にすてきですね。
I様/イタリアの暮らしを知る旅 8日間
今朝、無事に帰ってきました。
今回もまた、田中さんのきめ細やかな配慮とアドバイスのおかげで本当に心に残る旅になりました。
まずスキポール空港ですが、とても広くて見どころもあり、田中さんが教えて下さった美術館(とっても小さな、でも本物が見られます!)や、チューリップの球根のお店、体を伸ばして休める椅子などあり、のんびり過ごせました。
さてさて、アグリツーリズモ体験ですが、オーナーのミケーラさんや娘さんのエレーナさんがとても感じの良い方で、4日間自分の家のように気持ちよく過ごせました。
CA DE MEMIは、アグリと言っても、そこでいろいろな体験をするというより、そこを拠点にサイクリングやトレッキング、観光を楽しむ宿という感じでした。
到着した日は、近くの広場でイタリアンポップスのコンサートがあったので、予約していた夕食はビュッフェスタイルに変更になり、10ユーロでした。
アグリのお庭にテーブルがセットされ、プロセッコやワインなどが飲み放題、ブルスケッタやチーズなどの軽い食事をしながら、集まってきたお客さんたちが自由におしゃべりを楽しんでいました。
エレーナさんが、お友達や仲間に私を紹介してくださって、同じテーブルで、お料理の話、歴史の話、バカンスの話、星占いの話など、とりとめもないにぎやかなおしゃべりの仲間に加えてもらいました。(といっても、あまりに早口のイタリア語に半分くらいはついていけませんでしたが・・・・)
9時からは歩いて5分ほどの広場に皆で移動し、11時過ぎまでコンサートを楽しみました。お仲間になった歯医者さんをしているマダムから、「次回CA DE MEMIに来るときは、ドロミテを案内するから連絡してね。」とすてきなお誘いもいただき、来て早々しあわせなひとときを過ごすことができました。
次の日は、ピオンビーノの街を探検しました。ピオンビーノの街にも、パッラーディオのヴィラが残っていて、土曜日の午後だけ入ることが出来るそうです。また、立派な教会もあり、スーパーマーケットやジェラテリアもあって、観光地ではありませんが、静かなおだやかな街でした。午後は、お庭の湧き水の音を聞きながら、お昼寝をしました。
そして、いよいよ3日目はドキドキのアジアーゴ行きです。
バッサーノ・デル・グラッパで、アジアゴ行きのバスまで1時間ほどあったので、朝の街を散策しました。コペルト橋にもほとんど人がおらず、静かな美しい景色を楽しむことが出来ました。
アジアーゴまでは、1時間半ほどのバスの旅ですが、一面に広がる牧草を食んでいる牛の群れや、眼下に広がる平野の眺め、そしてチロル地方のようなかわいらしい家などを車窓から見ることができます。
アジアーゴの街は、避暑地としても人気があるようで、メインストリートはまるで軽井沢のようでした。ただ、1時からはほとんどのお店が閉まり、人通りも途絶えます。緑のじゅうたんと木立ちが広がる場所では、あちこちでピクニックをしている人たちがいました。日中でも22度とさわやかな山の空気を味わうことができました。
4日目は、アクイレイアです。
ピオンビーノの駅からは、アクイレイアの最寄りの駅、チェルビニャーノまでの乗車券は買えず、途中のメストレで買いなおすように言われました。(駅員さんはおらず、駅のバールの愛想のないおばさまが切符を売っていました。)
おどろいたのは、普通電車もアクイレイア往復のバスもすべてばっちり時間通りだったことです!!
ほとんど無駄なく行って帰ってくることができました。
心待ちにしていた教会のモザイクは、あまりのすばらしさにため息がでました。
田中さんが紹介してくださらなかったら、一生出会うことができなかったと思うと、感無量でした。地下のバジリカや鐘楼は有料ですが、教会は無料なので、人が少ないときを見計らって何度もモザイクを見に行きました。また、鐘楼からは、遠くアドリア海を見ることができ、またどこまでも広がる豊かな緑の畑が目を楽しませてくれ、風も気持ちよかったです。アクイレイアは、観光客も少なく、今回尋ねたところの中では、いちおし!の場所です。
結局、4日間とも夕食は予約しました。いろいろなところに出かけて帰ってきたときに、おいしいご飯が待っているというのは、安心でうれしいものですよね。
もちろん、ヴェネト地方のオリジナル料理もあり、毎日夕食も楽しみでした。
最後の日は、アグリで知り合ったイタリア人のご夫妻から「ぜひ、ヴィチェンツァに行っておいで」と勧められたので、フェッラッラー行きを変更し、メストレのホテルに荷物を置いた後、列車の予約をとりました。
実はこの日は朝から雷が鳴り、雨も激しくて、気温も18度と大変な天気でした。でも、ヴィチェンツァに着くと小雨になり、無事街を見ることが出来ました。
オリンピコ劇場に、天正遣欧少年使節団がオペラを楽しんでいる絵があると聞いていたので、係の人に尋ねて写真に収めることもできました。約400年前に日本人がこの劇場に来たのか~と、とても感慨深く見学しました。
今回は8日間という短い期間でしたが、田中さんが見つけてくださったアグリのおかげで、オーストリアから来た高校の先生ご夫妻や、CA DE MEMI のお仲間、トレッキングが趣味のイタリア人ご夫妻など、たくさんの人と知り合い、いろんなことをお話しし、またミケーレさんの温かいおもてなしが心にしみる忘れられない旅となりました。人とふれあえる旅って本当にすてきですね。
こんな機会を与えてくださった田中さんに、感謝、感謝です。
そして、あまりにもへたくそな英語とイタリア語に嫌気がさしたので、もっとちゃんと勉強して、もっといろんなことを話したい・・・と、また新たな目標を見つけられた旅でもありました。
田中さんには、今回も「家庭的なアグリに泊まりたい!」「アジアーゴというところに行ってみたい!」などの私のわがままに誠実にかつ丁寧に対応してくださり、本当にありがとうございました。
ガイドブックに載っていない、自分だけのすてきな旅を楽しみたい人には、ぜひぜひウェブトラベルをお勧めしたいです。
さあ、今度はどこに行こうかな・・・。田中さん、またぜひよろしくお願いいたします。
長くなりましたが、本当にありがとうございました。
またのご縁を楽しみにしています。