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E様/ウィーン・ザルツブルク&ちょっぴりミュンヘン
担当コンシェルジュ :
羽生 明子
【2015年9月12日[Sat] ご出発】
E様/ウィーン・ザルツブルク&ちょっぴりミュンヘン
羽生様
この度は本当にいろいろとご心配をおかけいたしました。
アムステルダムから成田は全く予定通り。揺れもほとんどなく無事到着しました。
さてさて、振り返ると、一番のトラブルでもあったけれど収穫でもあったのは、
まさしくこの国境を越えられなかった件だったと思いました(息子も同意見)。
シリアの難民の人達の状況、それをもちろん大変なことではありながら、
淡々と受け入れている(ように見える)オーストリア。
「あなた方は安全です」というポスター、フリーの食料、屋根のある場所の提供、
緊急の医療センター。警官が普通にシリアの人達と話しているのを見て、
本音もあり建前もあり、それでも隣接した諸国と上手くやってきたヨーロッパならではのやり方、
日本との空気の違いを感じました。
国境に集まる彼らの様子を見、「この中には優秀な人材も多くいるのだろう」と思うと、
彼らのと将来と受け入れるEUが上手くいくことを願うばかりです。
難民流入の問題に隠れてしまいましたが、もちろん、予定通り見たいものは見てきましたよ!
私は、美術史博物館、ベルデヴェーレのコレクションを回り、目的のブリューゲル、クリムト、シーレを堪能。
シュテファン寺院のある繁華街まで20数年ぶりのウィーンをぶらぶら歩き。
ザルツブルクではホーエンザルツブルグ城塞へ上がり街を堪能しましたし、
慌ただしい中でのミュンヘンでもアルテピナコテークに抜かりなく足を延ばしました。
鉄道オタクな息子はセメリンク鉄道へ。急な坂を相当登ったりしたとか。
ザルツブルクで彼は自転車を借りて遠出。所謂旧市街、新市街の裏側の様子も見てきたとのことでした。
ミュンヘンについてからもまた電車に乗ってどこかに出かけ、6,7キロも歩いたとか。
「話好きなおじさんに話しかけられていろいろ聞いた。“昔このあたりはもっと風情があった”とかもね。
“どっから来たんだ”と聞くから日本と答えたら“そうか、ヤーパンか。
俺んちのバイクはヤマハで車はホンダだ”と言ってたよ」と彼なりの奇妙な?楽しみ方をしたようです。
期待以上に良かった小さなことは(笑)、以下の通りです。
・プリンツオイゲンの朝食(シンプルだけど丁寧な味)
・メランジェ(コーヒー文化の違いか)
・ザルツブルクのホテルスタッフ(中でも一人が特に一生懸命で親切だった)
・ザルツブルク新市街のイタリアンレストラン「La Cucina」
(気に入って2回行った、スタッフがすごく感じが良い。
突き出し?で出てくるサラミ、オリーブ、パルミジャーノ、パンがすごく美味しい。
ドイツのパスタはやや垢抜けない味だけどその他が良くて満足)
・ミュンヘンのエデンホテル・ヴォルフ(部屋も朝食もローケーションも)
・ザルツブルクのタクシーのお姐さん(まさに、姐御って感じで運転も上手かった)
・KLMの(特に行きの)乗務員(機内設備や食事は普通でしたが、コミュニケーション能力の高さが印象的。
皆、中年の女性ばかりなのですが、さすが人生経験を積んでいると思わせるちょっとした気配りが印象に残りました)
今回、羽生様にもご迷惑をおかけし、「こういう時は来るべきではなかったか」と思ったりもしましたが、
先にも書きました通り、学ぶことも感じた事も多かったのが本当のところです。
息子との二人旅というと耳には奇妙なものですが、
お互いに干渉せず食事の時だけ1日の感想を言い合うような感じでした。
(彼は美術史専攻なんですが・・・肝心なところを見たのかどうかは言及しないことにしています(笑))
来年は成人なのでそろそろ2人旅は卒業か・・相手を夫に変えようか思案中です。
そうそう、切符の裏書は時間がなくて依頼しませんでした。
タクシー代は授業料といったところですか。
また、引き続きよろしくお願いいたします。
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羽生 明子
wrote:
E様 お帰りなさい!
昨日のご帰国、なにかとお忙しいなか
早速の旅の報告を頂きありがとうございました。
旅の様子が手に取るようにわかり
1つ1つ情景など思い浮かべながら読ませていただきました。
やはり、今回の旅で一番の難関は、難民流入問題の渦中におかれたということ・・・
そして、その影響を直撃で受けることになってしまったということだと思います。。
逆に、普段の観光だけではなかなか見えてこないヨーロッパが抱えている大きな問題の1つを
まさに体験、体感することができた・・・という点では、
貴重な経験であったかもしれませんね。
突然、国境を越える列車運休となってしまったなか、
無事にミュンヘンに到着していただくことができ
今、こうして帰国報告をいただけたということ、
それもE様の気転とご協力があってこそのことと思っております。
本当にありがとうございました。
タクシーの運転手さんも女性のしっかりした方のようで良かったですね。
大変な思いをして到着したミュンヘンのホテルもリラックスして頂けた様で安心致しました。
そして、今回も、それぞれの場所や土地で、親子気ままにお互いの趣味で滞在を楽しんでいただけた様子、
息子さんと旅が出来るなんて、素敵なことですね。
(弊社のお客様でも意外に多いですよ・・)
こちらこそ、引き続き・・・(次のご旅行も・・・)
ぜひぜひ宜しくお願い致します。
その日を楽しみにお待ちしております。
改めまして、この度もご用命を頂き有難うございました。
ウェブトラベル トラベルコンシェルジュ
羽生明子
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E様/ウィーン・ザルツブルク&ちょっぴりミュンヘン
この度は本当にいろいろとご心配をおかけいたしました。
アムステルダムから成田は全く予定通り。揺れもほとんどなく無事到着しました。
さてさて、振り返ると、一番のトラブルでもあったけれど収穫でもあったのは、
まさしくこの国境を越えられなかった件だったと思いました(息子も同意見)。
シリアの難民の人達の状況、それをもちろん大変なことではありながら、
淡々と受け入れている(ように見える)オーストリア。
「あなた方は安全です」というポスター、フリーの食料、屋根のある場所の提供、
緊急の医療センター。警官が普通にシリアの人達と話しているのを見て、
本音もあり建前もあり、それでも隣接した諸国と上手くやってきたヨーロッパならではのやり方、
日本との空気の違いを感じました。
国境に集まる彼らの様子を見、「この中には優秀な人材も多くいるのだろう」と思うと、
彼らのと将来と受け入れるEUが上手くいくことを願うばかりです。
難民流入の問題に隠れてしまいましたが、もちろん、予定通り見たいものは見てきましたよ!
私は、美術史博物館、ベルデヴェーレのコレクションを回り、目的のブリューゲル、クリムト、シーレを堪能。
シュテファン寺院のある繁華街まで20数年ぶりのウィーンをぶらぶら歩き。
ザルツブルクではホーエンザルツブルグ城塞へ上がり街を堪能しましたし、
慌ただしい中でのミュンヘンでもアルテピナコテークに抜かりなく足を延ばしました。
鉄道オタクな息子はセメリンク鉄道へ。急な坂を相当登ったりしたとか。
ザルツブルクで彼は自転車を借りて遠出。所謂旧市街、新市街の裏側の様子も見てきたとのことでした。
ミュンヘンについてからもまた電車に乗ってどこかに出かけ、6,7キロも歩いたとか。
「話好きなおじさんに話しかけられていろいろ聞いた。“昔このあたりはもっと風情があった”とかもね。
“どっから来たんだ”と聞くから日本と答えたら“そうか、ヤーパンか。
俺んちのバイクはヤマハで車はホンダだ”と言ってたよ」と彼なりの奇妙な?楽しみ方をしたようです。
期待以上に良かった小さなことは(笑)、以下の通りです。
・プリンツオイゲンの朝食(シンプルだけど丁寧な味)
・メランジェ(コーヒー文化の違いか)
・ザルツブルクのホテルスタッフ(中でも一人が特に一生懸命で親切だった)
・ザルツブルク新市街のイタリアンレストラン「La Cucina」
(気に入って2回行った、スタッフがすごく感じが良い。
突き出し?で出てくるサラミ、オリーブ、パルミジャーノ、パンがすごく美味しい。
ドイツのパスタはやや垢抜けない味だけどその他が良くて満足)
・ミュンヘンのエデンホテル・ヴォルフ(部屋も朝食もローケーションも)
・ザルツブルクのタクシーのお姐さん(まさに、姐御って感じで運転も上手かった)
・KLMの(特に行きの)乗務員(機内設備や食事は普通でしたが、コミュニケーション能力の高さが印象的。
皆、中年の女性ばかりなのですが、さすが人生経験を積んでいると思わせるちょっとした気配りが印象に残りました)
今回、羽生様にもご迷惑をおかけし、「こういう時は来るべきではなかったか」と思ったりもしましたが、
先にも書きました通り、学ぶことも感じた事も多かったのが本当のところです。
息子との二人旅というと耳には奇妙なものですが、
お互いに干渉せず食事の時だけ1日の感想を言い合うような感じでした。
(彼は美術史専攻なんですが・・・肝心なところを見たのかどうかは言及しないことにしています(笑))
来年は成人なのでそろそろ2人旅は卒業か・・相手を夫に変えようか思案中です。
そうそう、切符の裏書は時間がなくて依頼しませんでした。
タクシー代は授業料といったところですか。
また、引き続きよろしくお願いいたします。