1. ホーム
  2. 海外旅行
  3. ヨーロッパ旅行
  4. フランス旅行
  5. お客様からのお便り
  6. H様/南仏古代中世の旅(南仏とピレネー8日間)

お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 羽生 明子
【2016年5月26日[Thu] ご出発】 海外

H様/南仏古代中世の旅(南仏とピレネー8日間)

羽生さま

無事、帰国いたしました。
ご心配いただき有難うございます。
ご存じのとうりストだらけでしたが、いずれも間引き運転でしたので、
何とか日程はずれないで終えることができました。
送迎車も待っていてくれOKでした。

ピッグの宇宙観測所の体験はすばらしいものでした。
天気は一日何度も変わり、曇ったり雹が降ったりしましたが、ケーブルカーでは360度のパノラマで
ピレネーの壮大な峰々を眼下に見下ろすことができました。

観測所のスタッフはホスピタリティーにあふれ、日本の映像機材(NEC)を使っているのに、
日本語が話せなくてすみませんと愛想よく謝ってくれました。
フランスの気象・宇宙観測、通信機能の全てがここでオペレーションされているそうです。
日本人のツアー客20名ほどが2時間立ち寄りましたが、宿泊客は私たちだけでした。
ホテルもピレネーが総合的に最高でした。
立地、部屋の明るさ・広さ、インテリア、水回り、食事、サービス
(スタイリッシュなバーで美味しいカクテルのウエルカムドリンク)、従業員のマナー、眺望等。

ここには観光客はグループとして参加することになっており、
私たちはフランス人のグループに組み込まれました。
この人達には観測所での滞在スケジュール(ガイダンス、コーヒーブレイクタイム、映像鑑賞、
夕食時間など)が事前に知らされていましたが、
私たちには全くこのような情報がなく、観測所のスタッフが気を利かせて
呼びにきてくれたりして、ようやく滞在の流れが分かった次第です。

ともあれ何より特筆すべきは、きらめく星座群で、
手を伸ばせばすぐにでも捉まえられそうな頭上に、競うように輝やいているのです。、

私たちが普段見る星の大きさが、一カラットのダイヤとすれば、こは50~60カラット、
北斗七星は100カラットにもなるでしょうか。
こぼれ落ちてくるのではこないかと思う大きさでした。
羽生さんにお手数をおかけしてチケットを手配していただいた甲斐がありました。

この後、ルルドートゥール―ズも間引き運転で、4時間遅れで何とか到着。

トゥールーズからの帰国便は(こちらで手配したものですが)
これもパリの管制塔のストで見事にキャンセル。
代案のルフトハンザ(トゥールーズ―ミュンヘンー東京ー大阪)がとれたものの、
これもまた出発が遅れ、ミュンヘンでは東京への乗換え便に間に合わず、トルコ航空に変更。
イスタンブル経由で大阪にようやく戻ってまいりました。
延べ12時間の遅れでした。

スケジュール変更に関する情報収集や事務処理は現地連絡所のお世話にならず済ませることができました。
同行者はかってパリ在住の経験があり、日常のフランス語は不自由がなく、
また以前に比べ英語がどこでも通じるようになりました。
また、フランスの交通事情については、フランスの友人から詳細を知らさせていましたので、
覚悟はできていました。
それにしても、フランスの凋落ぶりは想像以上で、街は寂れ、人々は勤労意欲を失い、
設備は壊れ、全てが完璧であったことは一日もありませんでした。
友人宅の固定電話は3カ月不通になっており、ようやく最近修理されたそうです。
警察官もストを起こすとか。

ホテルに関しては、ニームは崩れそうな古い建物が綺麗にリノベされていて、ムードがありました。
カルカッソンヌは、密集しているホテル群からは離れて位置し、室内からお城の全景が見える絶景ポイントでした。
IBISは、洗面シンクの栓がない、電話機がない(他の部屋には設置されている)、窓がない、
掃除が行き届いていない、などなど予想どうりあまり感心できないホテルでした。

観光コースとしては、リヨン、ポンテュガール、カルカソンヌ、ルルド、ピレネーはお勧めです。
フランスの田舎は大体どこでも平坦で変化に乏しく単調ですが、
この地方は起伏に富み、素朴なフランスの郷土料理やお菓子に出会えます。
観光客もフランス人が多かったように思います。

お陰さまで、私たちは十分旅を満喫してきましたが、
今後、フランスの政治、社会情勢はますます悪化するとのことです。
フランスとフランス語に詳しい人でないと旅を楽しむことはできないと思います。

心のこもったお手配をしていただき有難うございました。
夏にはまた、旅をする予定でおります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

羽生 明子 wrote:

Hさま

無事・・・と言いましても、大変な状況でのご帰国となってしまいましたね。
早速のご報告をいただき有難うございました。
旅のご様子を詳しく知ることができました。

ご旅行中、そして帰国までもが、ストに振り回されてしまった感じですが、
H様もおっしゃっている様に、
旅行中の行程を変更することが無かったのは、不幸中の幸いであったかも知れませんね。

ピック・ドゥ・ミディ・・・
私もお天気を心配しておりましたが、ケーブルカーからの景色、美しい星空、
それを体感していただくことができということで安堵しました。
情報も少なく、事前に十分なご案内ができずに
至らない点も多々あったことは、私自身も承知しているところですが、
今回、色々と参考になるお話を伺うことができましたので、
有難く、今後の参考にさせて頂きたいと考えております。

機会があれば、私も、ぜひ訪問・宿泊してみたくなりました。

フランスも、テロ以降、今ひとつ勢いがなく
増えるのはストライキ、悪循環に陥っているようです。
魅力溢れる国であるだけに気がかりでなりません。
フランスに限らず情勢への不安は、完全には拭えないところですが、
観光客の勢いで?少しでも良い方向に向かうことを願うばかりです。

又、トゥールーズのホテルについての貴重なご意見ありがとうございます。
鉄道利用の利便性を考えて駅の近くから選んだのですが、
お話しを伺うと、お薦めできるホテルではないようですね。
旅の最後に、申し訳ございませんでした。

何かと不安もかかえながらの旅でもあったかと思いますが、
それでも、無事に旅を楽しみ終えて頂くことができましたのも
お2人のパワーだと思います。
改めまして、この度は、ご用命を頂きまして有難うございました。
次の旅にも、お声掛けくださいましたら、喜んでお手伝いさせていただきます。

ウェブトラベル トラベルコンシェルジュ
羽生明子
このページのトップへ