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お客様からのお便り

担当コンシェルジュ : 谷口 洋子
【2016年6月17日[Fri] ご出発】 海外

ミラノ再訪とピエモンテへの旅 9日間

洋子さん

今回の旅行の報告です。

3年ぶりのイタリア、ミラノは4年ぶり2回め。
日本からほぼ1日をかけてミラノのホテルにチェックインし、
その日は洋子さんに無事着きましたのメールを送っておやすみなさいでした。
返信の「お帰りなさい」の一言が嬉しかったです。

翌朝、朝食前の散歩は肌寒くて薄手のカーディガンでは寒いぐらいでした。
朝食後にドゥオーモから、ガレリア、スカラ座前を通ってブレラ通りに入った途端に、
なんだか懐かしくて、町の風景も「おかえり」と言ってくれているように感じました。

初めてミラノにきた4年前は、町自体がよそよそしく感じたのですが、
この町は来れば来るほど暖かく迎えてくれるように感じました。

サンマルコ教会を訪問し、
ブレラ絵画館で眼福にあずかった後(カラバッチョは日本へ出張したままでした)、
ソルフェリーノ通りの「Pisacco」というお店でランチを頂
きました。
店構えはカジュアルでスタッフも若い人が多いのですが、
お料理は正統派で大変美味しかったです。
その後、スフォルツェスコ城を見学して、ホテルへ帰還。
やっぱり、ブレラ通り界隈、大好きです。

例のごとく昼にしっかり頂いたのでお腹も空かず、
その日はおやすみなさいでした。

ミラノの人は本当におしゃれで見ていてホレボレしました。
日本の雑誌に出てくるような、いかにもイタリアンという日本人もちょこちょこと見かけましたが、
ミラノの町からは浮いる感じがしました。
ミラネーゼとなんか違うんですね。

ミラノでわかったことですが、日本人はシューズインソックスを履いているけど、
ミラノの人たちは素足で靴を履いているんですね。

2日めは教会巡りをしましたが、日曜日のため結構ミサの時間とぶつかりました。

この日のランチは、ジェノバ通りの1本裏通りにある、「Ristrante TOKUYOSHI」でいただきました。

ここは日本人オーナーシェフのお店で、
イタリア料理に日本の感性、テイスト、こだわりを組み合わせた、モダンキュイジーヌです。
一皿一皿にストーリーが有り、メインの素材にとどまらず、
野菜やソース、香辛料まですべての素材のポテンシャルを引き出すことを意識した素晴らしいお料理でした。
カウンターに座ったので、日本人のスーシェフに一皿づつ説明をしていただけました
(もちろん日本語で)。

ワインもお料理に合わせたおまかせワインコースをお願いしたので、
結構なお値段になりましたが、非常に満足のいくランチでした(当然のことながら夕食は食べていません)。

今回の旅行では毎回の食事のシメめにグラッパをいただいたのですが、
ここではエトナ山のグラッパをいただきました。

イタリア人のソムリエが、イタリア人にとってエトナ山は、
日本人の富士山のようなものだというようなことを言っていました。

3日めはショッピング中心の日でしたが、サルディではないので財布の紐は締まり気味です。

4日目はパヴィア修道院で敬虔な気持ちになりつつも、
のんびりとした日を過ごしました。
本当に素晴らしい修道院でした。ここは時間があればぜひ行くべきですね。
ちなみに修道院のショップで、チョコレートとキャンディを買ってしまいました。

5日目からのトリノはもう夏で昼を過ぎるとめちゃくちゃ暑かったです。
お土産に買ったチョコレートも端っこがとけかけていました。

宮殿はともかく、庭も素晴らしいのだけれども、
陽を遮るところがなく長くはいられませんでした。
暑さに疲れて入ったトリノの教会は、素晴らしい教会が多かったです。

町自体はのんびりとした感じでしたが、
ミラノのようなおしゃれ感はあまりありませんでした。
とは言うものの、洋子さんおすすめのセレクトショップ(Corte Garibaldi)ではしっかりお買い物をしました。

ホテルはミラノ、トリノとも素晴らしいホテルで、
特にミラノのホテルはペックの隣りだったので非常に便利でした。

今回も、ゆっくりと町を歩いて、
ウインドウショッピングをしながら教会や美術館を覗いて楽しく過ごすことができました。

今回の旅行でミラノのよさがじわじわっと分かってきました。

ドゥオーモ・ガレリア周辺と「最後の晩餐」を除くと、
観光客も少なく、活きている町という感じが気に入ってます。
それにしてもビジネスマンのおしゃれなことに感動です。

いつものことながら、なかなかプランが決まらず、
いろいろと無理もいいましたが、おかげさまで楽しく、
また思い描いていたような旅ができました。
本当にありがとうございました。

まだまだ早いですけど、来年もお世話になりそうです。
ベネツィア? フィレンツェ? ミラノ? 
また、突然にメールをした時にはよろしくお願いします。

S&K.T

谷口 洋子 wrote:

S 様

今回も、詳細にわたる旅のご報告を下さり、誠にありがとうございました。

例年、6月上旬には『毎日30度越え』が始まるのですが、
今年はご夫妻がご滞在されたまさにその週に夏がやってきました。
急激な気温の変化にさぞかし驚かれたことと思います。

ご宿泊いただきましたホテルがご満足いただける施設であったと伺い、ほっといたしました。
ミラノのホテルは、どのような眺望のお部屋であるのかがとても気がかりでした。

早くからご予約いただいていましたので、
ご到着日までの間、何度もホテルへリコンファームを実行しまして、
その都度『ドゥオモのマドンニーナが見える良いお部屋ですよ。きっとご満足されると思います』とスタッフがお応え下さいましたが、ずっと心に一抹の不安が残っておりました。

一方、トリノのホテルはジュニアスイートをお手配申し上げました。
素晴らしいとのご感想をいただき、お選びいただきまして本当に良かったと思っております。

ミラノでは、街からも『おかえりなさい』のメッセージを受け取られたのですね。
これこそ、ご再訪の醍醐味ですね。
(ご再訪が昨年ではなく今年で本当に良かったです。昨年の今頃は、
EXPO2015の影響で街全体がお祭り騒ぎのようにごった返していましたので・・・)

そして、4年前と同じように、ご夫妻のスタイル通り、
朝のお散歩を楽しまれながら住むようにご滞在いただけたようでございますね。

お洒落なミラネーゼのご観察、鋭いです!
『素足で靴』(シャツは麻が定番)は、まこと夏のお洒落の一つのポリシーですが、
冬は冬で男性のダンディさに磨きがかかり、惚れ惚れします。

ドクターズバッグのような使い込まれた革鞄、磨きのかかった革靴、
同色のグローブ、ウールのロングコート、明るい色合いのセーター、ボルセリーノの帽子・・ 
『あぁ、洋服というものはやはり西洋人のために発明されたのだ!!』と感じる瞬間です。
また、北部の血筋を引く人は長身ですので、特にこのようなコーディネートが映えますね。

さて、教えていただきました二つのレストランに、私興味津々です。
いつか究極のテイストを堪能してみたいです。

パヴィア修道院では、その荘厳さにご感動いただけましたようで、
お勧めして良かったとほっとしております。
イタリア広しと言えども、あのような素晴らしい僧院はなかなかありません。

スイスとフランスの国境に接するピエモンテ州の州都トリノは、
フランスの街のような雰囲気に包まれておりますね。
カフェでのご休憩をお楽しみになられましたでしょうか。
洗練された人々が街を闊歩するミラノとは少々異なり、ゆったりした街ですね。
お勧めしましたセレクトショップにお立ち寄りいただけましたようで、嬉しく思っております。

*****

来年も、ご夫妻に『お帰りなさいませ、イタリアへ!』
と申し上げることができそうでしょうか。
それはもう、嬉しい限りでございます♪

『突然の』ご相談メール、心よりお待ちしております。
今年もご用命をいただき、誠にありがとうございました。

株式会社ウェブトラベル トラベル・コンシェルジュ 谷口 洋子
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