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Marché(マルシェ)=フランス語ですが、英語でマーケットと言われると、音と綴りを見比べて、「あぁ、なるほど」と思えますよね。
元気いっぱいに育った色とりどりの野菜や果物、芳しい香りのハーブ類に、自家製はちみつ&ジャム・・・。食材だけでなく、布類やカゴ、陶器類などの生活雑貨も並んでいて、見ているだけで楽しくなってきます。
暖かくなる春は、咲き乱れる花々とともに、恵みの季節を迎えるプロヴァンス地方を旅してみませんか?
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法王庁宮殿やサン・ベネゼ橋のあるアヴィニョン近郊、ソルグ川に囲まれ、縦横に流れる運河と古い水車の景色に心なごむ小さな町リル・シュル・ラ・ソルグは、日曜日になると雰囲気が一変。
人気のアンティーク市が開かれ、掘り出し物を探す人々で活気に溢れます。
ゴッホの跳ね橋やローマ時代の円形闘技場で有名なアルル、画家セザンヌの故郷エクス・アン・プロヴァンス、丘の上に折り重なるように石造りの家々が並ぶ絶景の村ゴルド、一面のラベンダー畑に囲まれたセナンク修道院など、プロヴァンスの旅は、見どころ満載。
ぜひ、あなただけのオリジナル・プランで訪れてみてください。
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主都マドリッドに次ぐスペイン第二の都市バルセロナは、中世から地中海交易で栄え、伝統的に商業が盛んなカタルーニャ地方の都。
ガウディやピカソ、ミロが活躍した芸術・デザインの町、もちろん豊富な食材が揃う、美食の町でもあります。だから町の中心にも大きな市場が2つ!
目抜き通りのランブラス通りに面し、観光名所にもなっているほどの「サン・ジュセップ市場(通称ボケリア)」は、いわゆる“市民の台所”的存在。もう一つはゴシック地区(旧市街)にある「サンタ・カタリーナ市場」で、こちらは近年改装されたユニークなデザインも一見の価値有りです。
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丸焼き用の仔豚、煮込み用のウサギ(皮剥ぎ&耳付き)が並ぶ光景を遠巻きに見て、肉食文化を感じつつ、足は自然と市場内のBAR(バル)へ向かいます。
グラス売りのカバ(発泡白ワイン)に、タパス(小皿おつまみ)をつまみながら、町歩きのプランを練っていると、隣のオジサンが「ここへ行け」、その横のオバサンは「いや、あそこの店がいいわよ」と、カウンターの向こうにいる店員さんも巻き込んでの大騒ぎ。
「あの、それ、私のガイドブック、しかも日本語なんですけど・・・」
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アムステルダムから1時間のところにある、世界最大の取引量を誇る「アールスメアの生花中央市場」。
チューリップはもちろん、バラやダリア、ヒマワリなど世界中から届く花々を、これまた世界中から集まった売り手と買い手がやり取りする、卸売り市場です。
競りに参加したり、お花に直接触れたりすることはできませんが、一般の見学も可能なので、一度覗いてみたいですよね。
・・・と言いつつ、平日朝7~11時の営業で、値段が決まった花はどんどん出荷されるため、たくさんの花が見られて、活気もあるのは、やはり早い時間帯。
オランダを訪れる度に、行きたいと思うのですが今だに実現に至らず・・・の筆者です。 |
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酪農王国でもあるオランダは、チーズ作りも盛ん。
アムステルダムから北西へ30キロほどのアルクマールでは、春~夏にかけての毎週金曜日午前中に伝統的なチーズ市が開かれます。
木製のボートのような形をしたキャリアで運ばれてくる円盤型チーズが、広場に所狭しと並べられる様は圧巻!チーズ好きでなくても、見てみたい光景です。
他にも、夏場に限られますが、ゴーダやエダムの町でもチーズ市が開催されるので、要チェックです。
風車や運河だけではない、オランダの魅力をぜひお楽しみください!
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