近年、人気が高まっているバスク地方。
美食だけでなく、エスパドリーユやリネン(亜麻布)をはじめとするカワイイ雑貨や、豊かな自然、素朴で温かい人々……。
フランス南西部からスペイン北東部にまたがる地域の魅力をご紹介します。
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どこから始める?バスクの旅
一輪の花を地図に描いてプランを立てる
バスクは小さな町や村が点在するエリア。
一つの町に拠点をおいて、日帰りあるいは1泊の小旅行へ出かけるのもいいですね。
中心から放射線状に花びらを描いて一輪の花を完成させる、そんなイメージで地図に好きな色を塗っていくのはいかがでしょうか?
フレンチ・バスクの中心、バイヨンヌは最寄りのビアリッツ空港から20~30分とアクセスも良く、大聖堂のある旧市街もこぢんまりしていて、散策が楽しい町です。
生ハムとショコラ発祥の地でもあり、小さくておしゃれなお店がたくさんあります。
ここから電車やバスで「山バスク」や「海バスク」を訪れてみては?
複数の村を効率よく廻る専用車ツアーや、レンタカーを利用するのもアリです。
たどり着いたゴールは……
スペイン随一の“美食の都”、それともその先へ……?
国境は河口に架かる橋の上で、車でも列車でも、特に検問などは無し。
あっさりとスペインへ入り、30~40分で“美食の都”と名高いサン・セバスティアンに到着します。
「ピンチョス」に「ラシオネス」いわゆる“おつまみ”をカウンターに並べたバルは、午前中からオープンしているお店も多く、すぐにバル巡りを楽しめます。
もちろん朝から「チャコリ」や「シードラ」といった微発泡酒をクイッといくのもOKですし、ビールやワインのグラスを片手に朝ゴハンというのも、休暇旅行ならでは。
(地元の人は仕事の合間、お昼休憩にも飲んでいますが……。)
昼下がりは、まさに「貝殻」の形に広がる「コンチャ海岸」を眺めながらぼーっとしたり、読書やお昼寝などでのんびり過ごしたら、夕方からバル巡り再開の幸せが待っています。