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フランス国内の鉄道だけでなく、ヨーロッパ各都市からのフライトも充実しているリヨン。 ローマ時代の遺跡や、中世から「絹の町」として栄えた歴史を感じさせる世界遺産の旧市街、それになんといっても「美食の町」として有名です。 メトロにトラム、ケーブルカーといった公共交通機関も利用しやすく、旅のスタート地点としても、ここを拠点として周辺に点在する小さな村や、北や南へ足を延ばしてワイン産地を巡るにもオススメです。 「パリよりもリヨンを訪れた回数の方が多い」という方も少なくないほど、リピート率が高いこともこの町の魅力を物語っているかもしれません。

中世ブルゴーニュ公国の都で、ワインにマスタード、エスカルゴでも知られる「食通の町」にお目見えした「美食とワインの殿堂」ともいうべき、食の文化施設「Cité Internationale de la Gastronomie et du Vin（シテ・アンテルナシオナル・ドゥ・ラ・ガストロノミー・エ・デュ・ヴァン）／通称：シテ・ドゥ・ラ・ガストロノミー」へ行ってきました。 「食べる、飲む、見る、買う、遊ぶ、学ぶ」が体験できるということで、確かに半日、いえ、一日いても楽しめます。 町のショッピングエリアの多くのお店がお休みになる日曜日でも、ここはオープンしているので地元の人だけでなく、旅行者にとっても強い味方です♪

リヨンから北へ向かい、ディジョンへ至るルートには、ボジョレー、マコネ、コート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイといった地区があり、ロマネ・コンティなど最高級ワインを産するブドウ畑の風景が広がります。 “美食の渓谷”のハイライトともいえるこの地域の魅力を味わうためにも、ローヌ川沿いに点在する美しい村々を訪れ、ブドウ畑に囲まれたワイナリー・ホテルに宿泊しながら、移動してみてはいかがでしょう。 日本からの到着日を含め、リヨンに2泊、途中の小さな村に1泊、ディジョンに2泊……と、ゆっくり移動し、のんびり景色や食事を楽しむことで、少しずつ異なるワインの風味や料理の変化が、よりいっそう感じられます。