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極東ロシア東南端のウラジオストクに、ロシア初の日系ホテル「ホテルオークラウラジオストク」が2021年下半期に開業します。金角湾に臨み、風光明媚な景色が楽しめる観光名所として人気の高いゴールデンブリッジのたもとに位置する地上16階建てで、客室数は221室を予定。標準面積は約40平方メートルで、89～232平方メートルのスイート31室も用意されます。料飲施設は日本料理レストランのほか鉄板焼きやオールデイダイニングを備え、付帯施設は宴会場、会議室、温浴施設、フィットネス、屋内プール、ラウンジなど。

ウラジオストクは、ロシアにとってユーラシアと太平洋・北米を結ぶゲートウェイと位置付けられる都市で、成田空港からも直行便で約2時間半の距離にあります。その異国情緒漂う街並みから、日本から最も近いヨーロッパとして高い注目を集めています。三方面を海に囲まれ、海洋・航空の航路や鉄道の路線が集中しており、世界最長の鉄道として知られる「シベリア鉄道」の東の起点でもあります。ウラジオストクを含むロシア沿海地方では、2017年8月から電子ビザによる無料申請が可能になりました。これにより日本からの渡航者は、2018年は2万人を超え、2019年には前年同期比で1.7倍の約3万5000人と増加傾向にあります。コロナ禍が収まって極東ロシアを旅することができるようになったら、滞在してみてはいかがでしょうか。